劇場公開日 2020年9月25日

「もう出会えない、奇跡の一本。」ミッドナイトスワン カピパラさんの映画レビュー(感想・評価)

5.0もう出会えない、奇跡の一本。

2020年9月30日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

悲しい

難しい

想いが溢れて止まらない。
鑑賞した人と話したくてたまらない。
死、血、汚物、リアルが迫る大事な演出。
草なぎ剛君が凪沙役を引き受けてくれた奇跡と、いちか役の本物のバレエができる純粋な目をした服部樹咲との希少な出会い。

何も考えず、そのままの自分で観に行って欲しい。訳がわからない感情が溢れ出てくる。
内田監督のオリジナル脚本というところが良いです。
監督の譲れない潔い演出の想いが深く突き刺ります。
評価とかじゃなく、自分が表現したい事をオブラートに包まずに真っ直ぐに届けようとしてくれた強さを感じる映画です。

恐れずに届けてくれた制作陣にこの国の暗部が引っ張り出されて、私達は直視する勇気を持たなくてはならないと感じました。

マルマル