「悲しくて美しい。」ミッドナイトスワン あかねさんの映画レビュー(感想・評価)
悲しくて美しい。
クリックして本文を読む
草彅さん演じる主人公が、少女と出会い、母性が生まれたゆえの悲しく切ないストーリー。
ナギサの母性を感じるシーンが出てくるたびに泣けてしまいました。
コンクールの時、一果ちゃんのバレエの演技がすごいという噂話がきこえたときのナギサの嬉しそうな表情。本当の母(水川あさみ)が現れて、いたたまれなくなり、その場を立ち去るナギサ。そしていよいよ女になる(性転換手術)を受ける決心をする。
「一果、私ね、女になったの。だからあなたのお母さんにもなれるのよ」
号泣です、号泣。。あれは草彅さんではなく、ナギサにしか見えないことにもビックリです。
子を持つ母として、ナギサの想いが切なすぎて苦しくなりましたが、一果がバレエの道を切り開いて進んでいったことにより、報われた。
ナギサがどうなったかの描写がなかったのですが、
最後のエンドロール後の映像は、回復して元気になったという解釈でいいのかな。。
是非とも多くの方に観て欲しい作品です。
コメントする
カールⅢ世さんのコメント
2020年9月28日
残念ですけど、回復は無理かなぁ。
エンドクレジットのあとの最後のワンショットがそれを示唆していて、凪沙がお星さまになってしまった感じがよくでていました。白鳥座って星座あるじゃないですか。凪沙はその傍で光っているんじゃないでしょうか。
ちゆうさんのコメント
2020年9月28日
あかねさん。
この映画のポスターをよくみると
「最期の冬、母になりたいと思った。」と書かれています。
ゆえに、凪沙さんは海を見ながら(眼は見えてないと思いますが)旅立たれたのだと思います。悲しいけれど彼女は精一杯女性として生きられたじゃないでしょうか?
切ないですけどね。