「美しさと醜さ、これぞ映画」ミッドナイトスワン だるまんさんの映画レビュー（感想・評価）
美しさと醜さ、これぞ映画
主役のおふたりは素晴らしい。
音楽も映像もストーリーも。涙。
ほんとうにありがとう切ない。
ちょっとわざとらしい演出がありますが。
ネタバレしない主義なので、どのシーンかは言いませんが、久しぶりに映画館で「ハッ」と声が出てしまったかも。それほど衝撃的でした。
最近はLGBTQの映画多いですね。
私はストレートですが、私からすると、、、
この映画は、
LGBTQの人＝行きにくい＝可哀想
という偏見がテーマになっているかと。映画なのでしょうがないかも知れませんが、差別や偏見にまみれています。ただ、ストーリー自体も偏見があるような気がします。
草なぎ剛はさすが。美しさもありながら、気持ち悪さもある。この主人公は女性としての美しさだけではないので。
そして、この映画は直視しにくいグロテスクさもあります。
また、いちか役も同じで、闇の部分と光の部分が入り交じります。
そういう清いものと濁っているものコントラストが良かった。
そしてなぎさは幸せだと思います。
自分の不運を嘆くだけではなく、他人の幸せを優先できたのだから。
ただの感動作とかそういう映画ではない。
そして、テレビドラマでは作れない。これぞ映画と思わせてくれた。
コメントありがとうございます。そうですよね。とても残酷で直視しにくいストーリーですよね。なかなかのバットエンドであり、ある1面ではナギサにとってもハッピーエンドでもあると思います。
私は予告に「最期」とあるので、死ぬんだと思ってみていたので、そんなにショックでもなかったです。予告バレしてますからね。汗
だるまんさん 「一度死んでみた」に共感ありがとうございますm(__)m。だるまんさんの「ミッドナイトスワン」のご感想の中で「偏見にはまみれている」という点、映画のテーマが、そうであるのは分かりますが、 この映画自体が、偏見の上に描かれていると私も思います！凪沙の末路を あのように描く必要があったのでしょうか？ 監督はLGBTQの当事者や家族への配慮が無さすぎるのでは？凪沙が、死ななくても十分 切なさや愛や苦しみは伝わったので、離れ離れになっても それぞれに想い合いながら 生きて行くというラストにして欲しかったです！
そうなんですよね、、私も同じことしました。確かに複雑ですよね。そろそろ分類分けする方がバカバカしいかと思いました。
私が人生で話してきた中では、アンセクシャルの方がいて、（可愛いのにもったいない、、、）と口になりそうで堪えました。
「ノーマル」と「スタンダード」はありません。「ストレート」という言い方は良いかと。LGBTQと書くと、「Q」ったなんだ？となるので「Q」は重要な気がします。