「東京の夜景」ミッドナイトスワン るるさんの映画レビュー(感想・評価)
東京の夜景
凪沙の親友、瑞貴が言った「一度落ちてしまうと…」の言葉もあったが、凪沙の生きる全てになっていた一果を羽ばたかせる夢。その夢が凪沙の手から滑り落ちた時、自分を大切にすること、生きていく力を失ってしまった絶望に本当に胸が傷んだ。産みの母ではないが、一果にバレエという生きる目標を与えたのは間違いなく凪沙である。そこには確かな母娘の愛情があったと凪沙の胸に刻まれていてほしい。東京のきらびやかでいて孤独な夜景の空に浮かぶ黄色い「ミッドナイトスワン」 の文字。とても美しくて心に残った。
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