「新宿のショーパブで働くトランスジェンダーの凪沙(草彅剛)のもとに、...」ミッドナイトスワン まいさんの映画レビュー(感想・評価)
新宿のショーパブで働くトランスジェンダーの凪沙(草彅剛)のもとに、...
新宿のショーパブで働くトランスジェンダーの凪沙(草彅剛)のもとに、育児放棄の母から逃れるように一人上京してきた一果(新人の服部樹咲)が預けられ、同居することに。一果は次第にバレエにのめりこんでいく。凪沙は、金のためだけに一果を預かったため、最初は無関心だったが、ある出来事をきっかけに、二人の関係は徐々に変化していく。
人は生まれる家も性別も選べない。
自分ではどうしようもない宿命から逃れようともがく二人。
なんとか思うままに生きたいと願い、自らの意思で人生を選んでいく。
それでもなお、宿命に足を引っ張られ、うまく生きていけない。
生きていればしんどいこともある。誰にでも、なんで自分だけこんな貧乏くじを引かされるんや、この世に自分の居場所なんてない、と思ったことは、多かれ少なかれあるのではないか。
それでも、どう生きるか。どう宿命に抗うか。
母になろうともがいた凪沙の表情やしぐさを
寸分たりとも見逃さないでほしい。
一果を演じた新人の服部樹咲の演技にも注目。
#ミッドナイトスワン#ミッドナイトスワンを広げよう
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