無垢なる証人のレビュー・感想・評価
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自閉症の少女から何とか証言を引き出そうとする弁護士、おもしろかった...
自閉症の少女から何とか証言を引き出そうとする弁護士、おもしろかった。
全体的に良い話なので悪い評価にはならない。
ただ、被告人はなぜ殺人を犯したのだろう。
あの状況なら自分が真っ先に疑われるのは確実なのに。
ウソ発見器の話が出た時に全く動揺しなかったのは大したものだ。
また弁護士が自分の依頼者に不利になるように裁判を持っていくのもあり得ない。
寄り添うって難しい・・・
曇天返しがあるやろと思いながら観ていたらやっぱりだった。
そこまでの経過がよく出来ていた物語で、最初はスノは自閉症のジウに寄り添っていたつもりだったけれどどこか壁を作っていた。
一生懸命理解しようとしていたが自分のためだったと法廷で告白している。
最後の法廷は心に残る素晴らしさで涙無しでは観れなかった。やっと、スノがジウを理解できたんだなと。
ジウ役のキム・ヒャンギの演技は自然に見えたしすごく勉強したんだろうなと思う。
ジウの誕生日会での帰る間際にジウがスノに歩み寄ってきて抱きついたシーンでまた、ウルウルだった。
ヨム・ヘランさんの存在感も半端なかったし、スノの父親役のパク・クニョンさんもうまかった。
コッチに出ていたときから自然と年を取ったようでした。
ところで、ラストシーンでスインが帰ってきたときに「食事に行こうか?!」と声かけ二人で行ってしまったけれど、スインには娘がおったんちゃうのん?ほったらかし?スノさん、スインの娘さんにも寄りそわなあかんかったんちゃうの?
一応、満点付けましたけれど・・・
良心に立ち返る…
弁護士が映画のように証人と幾度も会うのだろうか、二審での被告の声を証明するものは何も無いなど疑問点あるが、その点差し引いても、分かりやすく、良くできた映画だった。一審で弁護士としての務めを果たした結果、証人を傷つけてしまい、後々真犯人と分かる被告を助けてしまった。弁護士資格を失うかもしれないリスクがありながらもいい人であろうと良心に立ち返る姿は清々しい。キム・ヒャンギの演技が素晴らしかった。
弁護士の仕事
正しさの先にある人間観や幸福観
長い間、信念を貫いてきたものの、現実と妥協して俗物になることを決めた民主弁護士会出身の弁護士スノ。自身の出世がかかった殺人事件の弁護士に指名されると容疑者の無罪を立証するため、唯一の目撃者である自閉症の少女ジウを証人として立たせようとする。自身だけの世界に入り込み、意思疎通が難しいジウ。スノは事件当日に目撃したことを聞くためにジウのもとを訪れるが、まともにあいさつもできない。だが、あの日のことを聞き出すためにジウと心を通わせていく努力をするスノ。少しずつジウへの理解を示していくが、2人は法廷で弁護士と証人として向き合うことになり…(公式サイトより)。
韓国発の大ヒットドラマ「ウ・ヨンウ弁護士は天才肌」と同じ脚本家の作品。わたし個人は自閉症をはじめとする「ギフト」を持つ人たちに、「一般社会の中で天才と位置付けられる特異的な才覚がある」という描き方はあまり好きではないが、そこを差し引いても、他者理解という点でとても楽しめた。
印象的だったのが、スノ弁護士が重要な会食を終え帰宅するシーン。病気の進む父がまだ起きていたので、出世できるという報告をしたところ、父は恐らく息子の状況を理解していないものの、「お前が幸せなら充分だ」と微笑みをたたえ、浮かれていたスノの笑顔が少し固まる。
裁判では検察と弁護人がそれぞれの正しさを主張し、判事や陪審員がどちらが正しいか判断する。法務ビジネスでは儲かることが正しくて、社会性の高いが、勝つ見込みのない裁判は非合理的で、どこかで落としどころを見つけるべきだ。だがしかし本作では、正しいことそれ自体が目的となる法曹を舞台に、スノ弁護士の父がポロリをこぼしたように、あるいは、ジウが尊厳を踏みにじられながらも勇気ある決断をしたように、正しさの先にある人間観や幸福観をしっかりと描く。
スノ弁護士を、「監視者」「アシュラ」など、イケメンだけど絶妙に情けない役どころでお馴染みのチョン・ウソン、自閉症を持つジウをキム・ヒャンギがそれぞれ好演している。
一言「やられたわあ!」。
良作ですが一部残念
役者さん達の演技が素晴らしかったです。ひとつの事件の裁判から判決までのストーリー、殺人者と被害者の関係性などにはほとんど触れず、自閉症スペクトラムの目撃者との交流を中心に話が進みますが、大きな出来事や転換が無くても飽きずに見られたのは脚本と演技の力でした。
ただ、最後弁護士が法廷で依頼人を裏切るのはいただけない。主人公が人らしく生きる決意を表現したかったのでしょうが、それなら弁護人をおりるか、正直に罪を認め減刑を求めるよう説得すべきでは?それでこそ人らしい道でしょう。
タイトルなし(ネタバレ)
判事側の証人なのに、陪審制を何故選んだのか理解しがたい。それに、公開裁判には適さないと思う。結末は分かるが、面白いと思う。まぁ、2時間のミステリーではないけど。
韓国映画って最後に余計な事やるんだよね。まぁ、日本映画の崖っぷちで犯人の犯罪の説明よりもマシだろうが。
韓国は訴訟の国なのだろうが、元大統領まで、訴訟に追い込むような国である。つまり、日本よりも三権分立のしっかりした国なのかもしれない。朝鮮としてみれば、半分が国家社会主義だけれどね。また、戦時国家なので、きちんとした司法で無い可能性はある。軍事と司法は結びつきやすい。僕の本音はそこにあり。但し、この映画は面白い。具体的には検事側が悪い。こんなへまする訳がない。
チョン・ウソン眺めているだけで…良い。
キム・ヒャンギの圧倒的表現力
チョン・ウソンの柔らかい表情
あなたは いい人ですか?
真実を述べることは大変なこと。記憶は思い違っていることもある。人の証言を立証することはなかなか難しい。自閉症の女子高生ジウ、聴覚に特殊な能力があり、また一瞬にして数を覚えることが出来る。
真っさらな心 悪意のない彼女が素敵に見えます。理解することで信じてもらえる。理解することはその人に寄り添えること。(寄り添うって難しいです)ジウを通して本来の原点に戻って考えるごとに弁護人は真実を……
彼のおとうさんも良いこと言いってました。彼女もただ寄り添って話を聞いてもらいたかっただけです。真っさらな気持ちまではいかないけど純真さを持っていた頃にちょっとの間戻れました。
キム・ヒャンギ 圧巻
良作なのに上映館が少なすぎ!!
《お知らせ》
「星のナターシャ」です。
うっかり前のアカウントが引き継げない状態にしていまいました。(バカ)
前のアカウントの削除や取り消しもできないので、
これからは「星のナターシャnova」として
以前の投稿をポチポチ転記しますのでよろしくお願いいたします。
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韓国人俳優には疎いので
あまり知らなかった主演のチョン・ウソンが
だんだん福山雅治に見えてきちゃって(笑)
また話が、福山でリメイクしたらハマりそうな話。
事件の真相に迫るサスペンスと
自閉症、障がいのある人と社会の関わり方や
本当の正義ってなんだろう?と言った問いかけ等
とっても深い内容が盛り込まれた
良質な映画です。
人の心を信じたい、文句なく良いものが観たい!
でも重いのは苦手!というそんな方には絶対おすすめです。
自閉症といっても女子高生らしいゆるい日々という
可愛らしい描写もたくさんありますよ〜
で、月に8回程映画館に通う中途半端な映画好きとしては
この映画も、同じ日に観た
「エクストリーム・ジョブ」も
今、大ヒット中の「パラサイト」も
昨今の韓国映画は脚本が本当に上手い!!
エンタメとして面白く観せながら、大事なこと、
人としての正義のあり方や
世間のシステムへの警鐘などが
うまく盛り込まれて
観ていて、
今の世の中の問題がストレートに
心に迫って来る。
日本に来る韓国映画にほぼハズレ無し!!
注目俳優としては
自閉症の少女を演じているキム・ヒャンギ!
「神と共に」の二部作で前編では明るくコミカルに、
後編ではとても健気な少女を見事に演じてました。
この子の名前だけでも覚えて帰ってください!
「パラサイト」が米のアカデミー賞を総ナメしたので
(2020年2月14日に書いてます。)
今後韓国映画への国際的な注目が格段に上がるでしょう。
この子、今に出てきそうな気がします。
に、してもこんな良作の上映が
大阪と東京と全国でたった2館だけって!
ちょっとありえないんですけど!!!!
@お勧めの鑑賞方法は?
映画館で!と言いたいけど
上映館が少なすぎて本当に気の毒!
ネットでもレンタルでも良いから是非観てくださいね
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