無垢なる証人のレビュー・感想・評価
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弁護士の仕事
弁護士は無実の人を助けるいい人という定義を貫いた作品?
お金の為なら犯人を無罪にもする職業?
たくさんの人を殺しても、精神鑑定で無罪にする。ほとんどの国民が極刑を望む犯人に国選ではない弁護士がつき極刑を回避しようとする。
後半の裁判でのやり方は荒っぽいが本当に悪い人、罰を受けるべき人を明らかにしてくれた。
映画の中だけでなく現実もこうであってくれる世の中であって欲しいと感じた。
正しさの先にある人間観や幸福観
長い間、信念を貫いてきたものの、現実と妥協して俗物になることを決めた民主弁護士会出身の弁護士スノ。自身の出世がかかった殺人事件の弁護士に指名されると容疑者の無罪を立証するため、唯一の目撃者である自閉症の少女ジウを証人として立たせようとする。自身だけの世界に入り込み、意思疎通が難しいジウ。スノは事件当日に目撃したことを聞くためにジウのもとを訪れるが、まともにあいさつもできない。だが、あの日のことを聞き出すためにジウと心を通わせていく努力をするスノ。少しずつジウへの理解を示していくが、2人は法廷で弁護士と証人として向き合うことになり…(公式サイトより)。
韓国発の大ヒットドラマ「ウ・ヨンウ弁護士は天才肌」と同じ脚本家の作品。わたし個人は自閉症をはじめとする「ギフト」を持つ人たちに、「一般社会の中で天才と位置付けられる特異的な才覚がある」という描き方はあまり好きではないが、そこを差し引いても、他者理解という点でとても楽しめた。
印象的だったのが、スノ弁護士が重要な会食を終え帰宅するシーン。病気の進む父がまだ起きていたので、出世できるという報告をしたところ、父は恐らく息子の状況を理解していないものの、「お前が幸せなら充分だ」と微笑みをたたえ、浮かれていたスノの笑顔が少し固まる。
裁判では検察と弁護人がそれぞれの正しさを主張し、判事や陪審員がどちらが正しいか判断する。法務ビジネスでは儲かることが正しくて、社会性の高いが、勝つ見込みのない裁判は非合理的で、どこかで落としどころを見つけるべきだ。だがしかし本作では、正しいことそれ自体が目的となる法曹を舞台に、スノ弁護士の父がポロリをこぼしたように、あるいは、ジウが尊厳を踏みにじられながらも勇気ある決断をしたように、正しさの先にある人間観や幸福観をしっかりと描く。
スノ弁護士を、「監視者」「アシュラ」など、イケメンだけど絶妙に情けない役どころでお馴染みのチョン・ウソン、自閉症を持つジウをキム・ヒャンギがそれぞれ好演している。
一言「やられたわあ!」。
「自閉スペクトラム症の少女が、殺人事件の目撃証言を」
できるのかどうか。
というのが、話の軸。
ですが、主人公・弁護士の老親の話やら、移転先事務所の金満ぶり。
いろんな要素が出てきて、「これどれが本筋?」と思いながら。
主人公も、悪い人には見えないけどどうよ?。
少女は検察側の証人、なぜ弁護士が少女に寄り添う?。
とぼーっとしていた終盤の、裁判シーン。
「そーこーかー!!」の、伏線大回収。
あれあれ、そうだよね(もう書きたくない、勿体無い)。
脱帽。
2時間ちょっと、見かけたらぜひ。今年見たベスト10入り確実。
きっとどこかで、リメイクされそう。
⭐️今日のマーカーワード⭐️
「あなたはいい人ですか?」
王道ストーリーに良キャスティング
既視感のあるストーリー展開ですが、飽きさせる事なく最後まで見せてくれた名優達ありがとう映画でした。
見なくても良かったかなというのが正直なコメントですが笑、ちゃんと時間分は楽しめたと思います。
良作ですが一部残念
役者さん達の演技が素晴らしかったです。ひとつの事件の裁判から判決までのストーリー、殺人者と被害者の関係性などにはほとんど触れず、自閉症スペクトラムの目撃者との交流を中心に話が進みますが、大きな出来事や転換が無くても飽きずに見られたのは脚本と演技の力でした。
ただ、最後弁護士が法廷で依頼人を裏切るのはいただけない。主人公が人らしく生きる決意を表現したかったのでしょうが、それなら弁護人をおりるか、正直に罪を認め減刑を求めるよう説得すべきでは?それでこそ人らしい道でしょう。
判事側の証人なのに、陪審制を何故選んだのか理解しがたい。それに、公...
判事側の証人なのに、陪審制を何故選んだのか理解しがたい。それに、公開裁判には適さないと思う。結末は分かるが、面白いと思う。まぁ、2時間のミステリーではないけど。
韓国映画って最後に余計な事やるんだよね。まぁ、日本映画の崖っぷちで犯人の犯罪の説明よりもマシだろうが。
韓国は訴訟の国なのだろうが、元大統領まで、訴訟に追い込むような国である。つまり、日本よりも三権分立のしっかりした国なのかもしれない。朝鮮としてみれば、半分が国家社会主義だけれどね。また、戦時国家なので、きちんとした司法で無い可能性はある。軍事と司法は結びつきやすい。僕の本音はそこにあり。但し、この映画は面白い。具体的には検事側が悪い。こんなへまする訳がない。
面白かった。が、
邦題が本当に悲しい。ただの「証人」になぜできなかったのか。まるで自閉症の子は「無垢」でないといけないとでも言うような、この何も想像力もないタイトルに非常に残念な気持ちになった。映画はとてもよかった。
チョン・ウソン眺めているだけで…良い。
殺人事件の弁護をしていた主人公が証言してもらうために自閉症の少女と仲良くなるうちに意外な事実が判明する裁判もの。
あいかわらずチョン・ウソンかっこいい。悪役もしびれるほどカッコイイけど良い人役も…良いね!物語はそこまで跳ねないけど皆芸達者で、安定の韓国印。
キム・ヒャンギの圧倒的表現力
「自閉症だと世界がこう見える」というシーンが印象的。
本当にそうなのかどうか、私には確かめるすべがないけれど、あんなふうにいろんな物事がランダムに目に飛び込んできたら、パニックになる。
自閉症の人は、確かに感情を読み取りづらいのかもしれないけど、それは、感情がまったくわからないわけでも、自分に感情がないわけでもない。
認知と表現の仕方が、他の人たちとは違うだけ。
ジウは、本当に素敵な子だと思う。
チョン・ウソンは、『私の頭の中の消しゴム』以来だったかもしれない。
相変わらずかっこいい。
スノにも素敵な未来がありますように
チョン・ウソンの柔らかい表情
ある事件を目撃した子供が自閉症だった。その事件を担当する弁護士が主人公。自閉症の子供との関係を築こうとし、証人に立たせて、弁護するはずが、無垢に真実を語る証人によって、思わぬ展開になる。
サスペンス要素が入ったヒューマンドラマ。実直で繊細な弁護士演じるチョン・ウソンはいい俳優だと思う。顔がいいだけではなく、そのシーンに応じた自然な表情が柔らかい。思うに韓国の俳優たちはなぜこうもレベル高いのだろう。喜怒哀楽の表現の幅が広い。
あなたは いい人ですか?
真実を述べることは大変なこと。記憶は思い違っていることもある。人の証言を立証することはなかなか難しい。自閉症の女子高生ジウ、聴覚に特殊な能力があり、また一瞬にして数を覚えることが出来る。
真っさらな心 悪意のない彼女が素敵に見えます。理解することで信じてもらえる。理解することはその人に寄り添えること。(寄り添うって難しいです)ジウを通して本来の原点に戻って考えるごとに弁護人は真実を……
彼のおとうさんも良いこと言いってました。彼女もただ寄り添って話を聞いてもらいたかっただけです。真っさらな気持ちまではいかないけど純真さを持っていた頃にちょっとの間戻れました。
キム・ヒャンギ 圧巻
あなたはいい人ですか?
すごくシンプルで難しい質問。
はい。と答えられる人はどれくらいいるんだろう。
そうなる為に努力する。
そうなる為に自分を顧みる。
みんなが忘れてしまう、生きていれば。
それを忘れないために。
努力する人でありたい。
良作なのに上映館が少なすぎ!!
《お知らせ》
「星のナターシャ」です。
うっかり前のアカウントが引き継げない状態にしていまいました。(バカ)
前のアカウントの削除や取り消しもできないので、
これからは「星のナターシャnova」として
以前の投稿をポチポチ転記しますのでよろしくお願いいたします。
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韓国人俳優には疎いので
あまり知らなかった主演のチョン・ウソンが
だんだん福山雅治に見えてきちゃって(笑)
また話が、福山でリメイクしたらハマりそうな話。
事件の真相に迫るサスペンスと
自閉症、障がいのある人と社会の関わり方や
本当の正義ってなんだろう?と言った問いかけ等
とっても深い内容が盛り込まれた
良質な映画です。
人の心を信じたい、文句なく良いものが観たい!
でも重いのは苦手!というそんな方には絶対おすすめです。
自閉症といっても女子高生らしいゆるい日々という
可愛らしい描写もたくさんありますよ〜
で、月に8回程映画館に通う中途半端な映画好きとしては
この映画も、同じ日に観た
「エクストリーム・ジョブ」も
今、大ヒット中の「パラサイト」も
昨今の韓国映画は脚本が本当に上手い!!
エンタメとして面白く観せながら、大事なこと、
人としての正義のあり方や
世間のシステムへの警鐘などが
うまく盛り込まれて
観ていて、
今の世の中の問題がストレートに
心に迫って来る。
日本に来る韓国映画にほぼハズレ無し!!
注目俳優としては
自閉症の少女を演じているキム・ヒャンギ!
「神と共に」の二部作で前編では明るくコミカルに、
後編ではとても健気な少女を見事に演じてました。
この子の名前だけでも覚えて帰ってください!
「パラサイト」が米のアカデミー賞を総ナメしたので
(2020年2月14日に書いてます。)
今後韓国映画への国際的な注目が格段に上がるでしょう。
この子、今に出てきそうな気がします。
に、してもこんな良作の上映が
大阪と東京と全国でたった2館だけって!
ちょっとありえないんですけど!!!!
@お勧めの鑑賞方法は?
映画館で!と言いたいけど
上映館が少なすぎて本当に気の毒!
ネットでもレンタルでも良いから是非観てくださいね
火サス並み
火曜サスペンスを2時間にしたような内容と言って良いと思います。分かりやすい人情派弁護師、社会悪を絵に描いたような上司、障害者と関わる上での心得などちょっと良いメッセージ等。
でもドラマなら許容できても映画では許されないような事はよくあります。この映画の場合、弁護士が担当の被告を自分の正義感のために法廷で陥れるますが、それってどうなんでしょう?しかも弁護士が裁判所で被告に「自白すると減刑されます」と言って自白を迫るのはおかしな状況ですよね。退廷させられた上司の方が正常です。ああいうのは裁判所の外で警察とやるべきでオイオイと言わざるを得ないです。
「いい事」や「正義感」のためなら職業規定・倫理も曲げるような情緒優先的な司法なんて怖いですよ。全然共感出来なかったです。
理想と理念を金の槍のように誇って社会に立ち向かうのを是とするような人達にとってはこれでいいのかもしれませんが、なんとも釈然としません。
こんなのが本当に「いい人」でしょうか?
勘違いして突っ走ったら何でもやりそうな、1番怖いタイプだなとしか思わなかったです。
男女が2人揃って社会の悪者のせいで弾かれたけど愛が芽生えたからハッピーエンド!...これでいいのか?
地に足が着いてない感じがずっと拭えなかったです。これが20代前半の新米とかならまぁまだいいですが、2人とも中年でしかも子供までいるとなっては...。
映画全体が386世代とか日本の学生運動みたいな感覚をずっと引きずっているような感じがして何とも言えないです。
『殺人の追憶』や『母なる証明』、『トガニ』など韓国映画にはしばしば障害者が「物言わぬ証人・目撃者」、核心を握るスパイスとして登場しますが、この映画もそれ。でも特殊能力を持った障害者というのは批判も肯定も許さない、まぁ中にはそういう人もいるだろうから...という感じで扱いが難しいですね。真新しい感じは無かったです。演技はとても良かったです。
安定の弁護士物語
きっとこうなるのかな〜と予想通りの展開で、特に目新しさはないが、つまらないということは全くなく、安心して観ていられる弁護士モノの王道かな。
被告の弁護士が証人にあれほど関わることは無いのでは?裁判中に被告に不利になるような証人の正当性を証明する弁護士はいないのでは?という疑問はあるが、疑問も払い除けるくらいの、悪人を暴いていく様がスッキリする良い場面だった。
検事の言った言葉「自閉症が自分の中に閉じこもって外に出られないなら、こちらが入っていけばいい」
なるほど!その通り。でも簡単なことではないよなあ、難しいからなかなか上手く噛み合わない😔
主人公と父親との関係もほっこりさせるものもあり、弁護士は辞めることになってしまったようだが、信念を貫いた満足感が伝わる映画だった。
私は韓国人の名前がなかなか覚えられず、アレに出ていたあの人だ!と顔はわかっても名前が分からない😭名前がわかる男優さんは4人かな(恥ずかしいですが💦)チョン・ウソンはそのうちの1人です。デイジーを観て、カッコいい〜と思って覚えてた😍
韓国の名前はよく似ていてどうにも頭に入らんのです。字幕を観てもハングル文字は記号のようで読めないし💦わたしだけかな、トホホ😰
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