花束みたいな恋をしたのレビュー・感想・評価
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日常にあふれた恋愛の葛藤
自分の中では、一番好きな映画だ。
本来、互いに惹かれあって付き合ったカップルが、状況が変わるにつれて徐々にすれ違う。
どちらが正しいというわけではなく、自然と別れに向かってしまう。
誰しもが経験したことがあるようなテーマで、恋愛・別れの切なさを感じた。
本作にも登場したAwesome City Clubも非常に良かった。
日本版のラ・ラ・ランド
どうでもいい話を、さも自分は他人より感性が豊かである、という優越感で生きている2人の恋。
ペアを組んで一緒に周りを蔑んでるうちは楽しくていいけれど、こういう人間ってお互いが歩みよる気持ちなんか持ち合わせていないので、いざ恋愛に進むと相手を理解するよりも、相手に理解して欲しいと考えてしまう。
SNSで知り合って意気投合したヲタクが、話しているうちに、つまらない事で相手にドン引きするパターン。
だけど、作者、多分この世代の親くらいと察するに、かなり現代の若者を見下してるんじゃないかと思う。こいつらが周りを上から目線で見る姿は、どこか、今の若いヤツらって、こういう薄っぺらい付き合いが多いんだろ?っていうフィルターで、わざとらしく再現されている感じがある。
話はとってもありがちな話なので、
日本版ラ・ラ・ランドと思えば、あるある、タラレバ、で、いいのかもしれないね。
私はラ・ラ・ランドは全くつまらなかったから、この映画も同等。途中で退場はしなかったから、星1つでは無いけれど。
評価の高さとレビューの内容から自分好みの映画に違いないと、とっても...
評価の高さとレビューの内容から自分好みの映画に違いないと、とっても期待してみました。
多分いい映画なんだろうと思うけれど、自分には刺さらなかったです。
自分の経験には思い当たるところも殆どなく、世間ズレしてるのかもと不安になりました。。。
あと、わかりやすい演出の数々が気になってしまい、1人も迷子にならないように綺麗に舗装された道を歩かされいるような窮屈な気持ちになってしまいました。
菅田将暉さん好きなんですが、今回だけオーラというかエネルギーの強さが隠しきれていないような気がしてしまい、最後まで違和感が消えなかった。
おじさんや、おばさんにも、充分お勧めできる映画
油断していました🥺
有村さんの濡れた髪に菅田君がドライヤーかける、あの予告編観て「おじさん」には「無理」😅と思っていたのですが、#アフター6ジャンクション きっかけで観賞したら、今は2回目観ようか迷っている位、クラクラしています😍
恥ずかしながら、若かりし頃の「封印」していた記憶が「ズキュン」と🥰
そして、えっ⁉️「ラストシーン」。
お見事です👍
若い人たちだけで無く、おじさん👨や、おばさん🧒にも、充分お勧めできる映画です。
ちなみに私は、だいぶ前から「おじさん」です。
今のところ「2021年NO.1」です。
切なすぎる感動作
みんなが言っていたことに全て共感した。趣味も一緒で性格も似てる2人だけど、
どこかですれ違いがあって
いずれ『別れ』が来てしまう。
価値観というものがどれだけ
難しいものなのか感じることができる
作品だと私は思う。
進みたい方向は同じでも
少し寄り道をしようと思うとそこで
進む道には亀裂が入って違いが生まれる。
人それぞれ価値観が違うから
恋愛は難しい。
だからこそ自分の思ってることを
素直に伝えてお互いにそれぞれの道を
支え合いながら歩む。
そんな恋愛が一番なのかなと思った。
・中学生女子・
淡々とした恋愛映画
ふたりの出会いから…。を、淡々と描いてる感じではある。特別、何か事件があるわけでもなく、よくあるような若い二人の感情の盛り上がり〜すれ違いを表現してる感じではあるが、そのラストをどうするのかが読めなくておもしろかった。物静かな映画ではあるが楽しめた。
感情移入できればとてもよい作品
「恋愛は生ものだ」という加持さんの発言がこの作品の展開の全て。
趣味がいちいち合致する奇跡のような出会いを経て、絹と麦は恋に落ちていく。それは花束のような美しい感情でありながら、時間と共に枯れていってしまう。けれど、枯れても花束の美しさ、もらったときの喜びは消えることはない。そんな話なのかな。
ふたりのすれ違いは、きっと生きていくために社会の荒波に揉まれて変わっていく麦が大人で、大学生のままの気持ちを持ち続ける絹が純粋で、どっちが間違ってるとかではないのだと思う。
でも、ひとつひとつの出来事を見れば明らかに麦が間違っているように自分には見えた。だからいまいち感情移入ができず、世の中と同じような高評価ができなかった。あとは、ポップカルチャーの名前が多すぎてついていけない。そして加持とシンジってなんのボケや。
でも、ベタな恋愛映画と違って静かにかつ余すことなく感情を描けていたので、良作であることは確か。
やはり脚本が素晴らしい
公開してかなり経ってますが興味がありテアトル新宿で本日見てきました。
予告編ではよくある若い二人の恋愛映画かと思ってましたがやはり坂元裕二の脚本が秀逸で会話とモノローグは最初から最後まで飽きることはなく楽しめました。
似た者同士で仲良くなるところから同棲して就職そして別れとその後まで。展開も見事ですがやはり主役菅田将暉と有村架純二人の自然な演技が素晴らしかったです。
2015年から2020年まで当時のトレンドと二人の日常がリンクして描いているのも楽しく見れました。
これから見る方も少ないとは思いますが機会がありましたら是非ご覧ください。ラスト近くのファミレスシーンは青春時代を思い出して泣けます。
私には刺さりませんでした…
レビューも興行収入もキャストさんも良かったので観に行きましたが、残念ながら私には刺さりませんでした。ブラの印象だけ残りました(笑)
素晴らしい脚本、でも
坂元裕二氏の脚本の素晴らしさを堪能できる映画だと思います。深いセリフ回しや、??がつくセリフにも深い意味があって、若い頃の一途な恋愛感情やすれ違いや衝突やもどかしさやさまざまな感情が練り込まれていて、やられた!って感じです。菅田将暉と有村架純がうまく演じてるとは思うんですが、このキャスティングによって、売らんがためって言う商業主義的な臭いが全面に出てしまったのは残念に思います。
懐かしかった。思わず涙がでてしまう後半のシーン。そっか、皆、恋をし...
懐かしかった。思わず涙がでてしまう後半のシーン。そっか、皆、恋をしてカップルになって、生活になって現実になって、いつの間にか生きる事で精いっぱいの20代を過ごして。そうして時間が過ぎて行ってそこに恋とか愛とかよくわからなくなって分かれて。 そういえば同棲スタートと同時に猫も一緒に住み始めたんだったなあなんて所までこの映画と自分がすごく重なって、なんだか後半涙がでた。 自分の場合はその別れからまた再会して結婚に至っていまも21才になる猫が隣にいて、出会ってから21年かあ。とシミジミ思ったいい映画だった。
現代世界を舞台にした恋の行く末は⁈
感想
大まかに
絹と麦のリアルな恋に感動しました。序盤の偶然のしすぎからうまれる意気投合具合には違和感がありましたが、それ以降の展開は2人に共感しながら観ていたので惹き込まれました。中盤までの楽しげな2人はとても微笑ましく観れましたか、その後の物語が辛く苦しかったです。ラストの怒涛のフラッシュバックは泣きそうになりました。そのうえでラストは・・・という脚本はとても楽しめました。
・物語構成
わかりやすく抑揚を付けて感動させるような作品ではなく自然な日常の中にうまれる小さな物語構成だったのでその点で好感を持ちました。
また、最初に物語の先の展開を示唆したうえでの2人の幸せな日常を淡々と描くという構成はどこか儚さを感じる構成になっていてお見事という感じでした。
・小ネタ
この映画はマンガ、ゲーム、映画、音楽など時事ネタや小ネタが多発します。何か一つでも元ネタを知っていれば2人の自然な日常風景に共感できると思います。私も何度かそれわかる、あるよね!と共感できました。
・演技
名演者の方が多数登場されていました。現代における並行世界の物語として観やすい自然な演技をされて素晴らしかったです。ときに笑い、ときに喜び、ときに悲しむ。そんな繊細な演技を見事に演じられていて脱帽です。
総評
人生体験豊富な大人向けの重厚な新開拓恋愛映画。現代人のツボをつく物語構成や世界観設計、小ネタが楽しい。
気になっている方には是非観てほしい傑作映画だった。
現代の男女の繋がり方、そして気まずくなるシュチュエーション (知り...
現代の男女の繋がり方、そして気まずくなるシュチュエーション
(知り合いが居るはずの所にいったらその知り合いが居ない、
自分の知り合いと話をする場面に、知り合いでない人が混ざっ
ているなど)がリアルに描かれ、セックスレスのこと、仕事のこと、
殆んどについてリアルに描いていると感じました。
実際、これまでの恋愛ドラマや映画では、現実とは違う
(現実からみたらレアケース)状況設定がされたものが多くあり、
そんなものは見飽きたという見る側の気持ちに答えようとして
書かれたシナリオなのかな、という気がしました。
それだけに、自分が結婚前に感じたこと、結婚後に感じたことが
とてもストレートに書かれていて、なにか結果的に見た人に考えさ
せるような映画になっている気がしました。
映画の在り方として、(エンターテイメント性追求型)、
(芸術性追求型)、(全方向を追求し完璧さを求める型)、
なんかがあるんだと思うんですが、この映画はドキュメンタリー映画
の様な、身につまされるような、観る人の経験を刺激して、考えることの
きっかけを作るような。そんな意思を勝手に感じました。
〔作品を通じ、緩やかに提案していると感じられたこと〕
〇資本主義による会社の在り方。それが人々に与える影響。
〇個々人の仕事への考え方の違い。(若手に主人公がイラつくシーンで)
〇好きな事をやり続ける是非を通して、現代に於ける大人とは、成熟とは
なにか?を問うている。
〇男と女の違い。ジェンダーレスとか男女平等とか言っても、結局男女は
性別の違いとともに考え方の違いや身体的な違いがあることをどう考えるか。
・・・・カルテッドと似ている部分のテーマがあったので、この辺は坂元さんが
特に言いたいことなんだろうな、とは思いました。
考えさせられる作品
男女の考え方の違い、恋愛、結婚の難しさが非常に上手く描かれている。いい意味で物語感がなく、実に現実的で、菅田将暉と有村架純の演技の上手さが光っていた。欠点が1つもない、面白い作品。
何年後かにまた見たい映画
映画館にて鑑賞。
ある程度恋愛経験のある方が「自分もこういう時期があったな~」と共感しながら観る映画。
付き合った経験が無かったためか、周りの方が言っているより楽しめなかった印象。
ある程度色々な経験を積んでから再度見ると印象が変わるだろうな…。その時になって初めて面白さが分かるかも。
現状維持って大変
偶然に出会った麦と絹。
二人は趣味や価値観がよく似ていてすぐに仲良くなった。
二人は、大学を卒業したが仕事につかずフリーターとして働き、一緒に暮らすことにした。
しかし、二人では生活をするのは難しくなり、二人とも働きだした。
麦は絹と一緒に暮らすために仕事をしっかりしていった。
しかし、絹との関係が少しずつ悪くなったいった。
そして、二人は別れることになったという内容だった。
妙にリアルな話だなと思いました。
学生時代から付き合っていったらこんな感じになるんだろうなと思いました。
麦が社会人として働きだすと人が変わったみたいになるのを見て、社会に出るということはいろんな意味ですごいことだと思いました。
二人の現状維持のために麦が頑張っていることのを見ると、可哀そうだなと思いました。
生活のために仕事があるのであって、仕事のために生活はないと思います。(どっかできいたセリフです)
菅田将暉さんは、学生から社会人に変わっていく姿がすごいなと思いました。
有村架純さんは、ずっと変化がないなと思いました。
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