花束みたいな恋をしたのレビュー・感想・評価
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邦画の恋愛映画ではトップクラスに好き
よくある美男美女による日本の恋愛映画の中では、いままで「溺れるナイフ」くらいしか好きな作品が無かった。しかし、この作品は「恋愛好き」ではなく「映画好き」におすすめしたいと思えるくらい、お気に入りだ。
主人公二人のサブカル推し描写は少ししつこいが、「知ってる人は知ってる」という演出はリアル世界にもあるサブカルの醍醐味を感じさせた。
令和という時代における飲み会やSNS、就活の描写はここ数年の映画の中でもトップクラスにリアルで、同年代(20~)の自分にとっては見てて少し辛かったが、胸に響いた。
ただし、駆け引きなどの恋愛映画らしさを求めると、後半にかけて「ちがう・・・」となってしまうかも。
余韻がすごい。
まるでどこかの
真剣に書くわ。
ドラフトはどうなった?
桐島の野球部のキャプテンが就職先で麦を待ち構える。「慣れる」の意味が重い。仕事とは一体何か?頭を質に取られて安寧を得る。休むのが不安か?
絹は仕事をどう考えていたか?二人の関係をどう捉えていたか?麦が転職するなら絹に相談しただろう。何を待って、どういう将来を見てたのか?
ジョナサンでの別れ話での麦の論たるや。ハードルが下がるというのは不当だが、若いカップルからグサグサとやられて、昔の輝きと比べるに忍びない。
次にどういう恋愛ができるのか。そんな恋はもうこないか。青春を引きずって社会に出た末路。麦の内定が決まった時に言っていた、これからの会社だとかという自身を既に捨て置いた説明にゾッとした。
主演のふたりの密度の高い演技に感服。
もっとも美しい別れ方。
600以上のレビューがあるので、描く意味ないけど忘れないように書いておく。
こんなに偶然重なる訳ないよ、と思いながらズブズブ引き込まれた。なにより2人の演技力と、ローカリズムや漫画、映画、小説、音楽と細かく拾ってリアリティ紡ぎ、今の若者らしいやりとりがテンポ落とさず続く。この「テンポ落とさない」事は若い監督の映画を観るとつくづく重要だと思う。
実際の会話は無駄な部分が多く、それ自体リアリティなんだけど無駄な会話は話が進まないから視聴者の離脱原因でもある、、、結局はバランスなのさ。
恋愛は2人ともエネルギーを出しているから無敵だが、一緒にくらすとだんだん自分の時間場所も必要になってズレがうまれてくる。高出力で常時エネルギーも出せなくなるのでお互いフォローして続けるための努力がやっぱり必要だよね。
場所を京王線に絞りタイアップした事とか、企画設計が優れている。
古川琴音や保志もえか、清原果耶の顔が見れて得した気分。
サブカルコンプレックス
現代のリアルな恋愛
自分は専門卒だけど、大学生ってきっとこんな感じなんだろうなと思いながら見た。
自由にお金を使ってやりたいことができるようになり
女一人でラーメン食べたり、趣味を楽しんだり、その場で出会った知らない人と居酒屋やカラオケに行ったり。
自分の考えにプライドがあって、一般的な感覚の人をちょっと下に見てるような感じ。
分かれる時の2人と同年代で、ちょうど今転職のために動いているので
仕事への考え方に対する言い合いは結構刺さるセリフがあった。
大学~社会人まで、全部リアルだなと思う。
共感できる人がたくさんいるように思う。
偶然だけど、つい最近さわやかハンバーグに行きあり得ない混み具合で諦めたので
同じようなシーンがあり少し不吉に感じた笑
リベンジする時は映画みたいにこっそりそれぞれで行かないようにしようと思った。
日常にあふれた恋愛の葛藤
日本版のラ・ラ・ランド
どうでもいい話を、さも自分は他人より感性が豊かである、という優越感で生きている2人の恋。
ペアを組んで一緒に周りを蔑んでるうちは楽しくていいけれど、こういう人間ってお互いが歩みよる気持ちなんか持ち合わせていないので、いざ恋愛に進むと相手を理解するよりも、相手に理解して欲しいと考えてしまう。
SNSで知り合って意気投合したヲタクが、話しているうちに、つまらない事で相手にドン引きするパターン。
だけど、作者、多分この世代の親くらいと察するに、かなり現代の若者を見下してるんじゃないかと思う。こいつらが周りを上から目線で見る姿は、どこか、今の若いヤツらって、こういう薄っぺらい付き合いが多いんだろ?っていうフィルターで、わざとらしく再現されている感じがある。
話はとってもありがちな話なので、
日本版ラ・ラ・ランドと思えば、あるある、タラレバ、で、いいのかもしれないね。
私はラ・ラ・ランドは全くつまらなかったから、この映画も同等。途中で退場はしなかったから、星1つでは無いけれど。
評価の高さとレビューの内容から自分好みの映画に違いないと、とっても...
評価の高さとレビューの内容から自分好みの映画に違いないと、とっても期待してみました。
多分いい映画なんだろうと思うけれど、自分には刺さらなかったです。
自分の経験には思い当たるところも殆どなく、世間ズレしてるのかもと不安になりました。。。
あと、わかりやすい演出の数々が気になってしまい、1人も迷子にならないように綺麗に舗装された道を歩かされいるような窮屈な気持ちになってしまいました。
菅田将暉さん好きなんですが、今回だけオーラというかエネルギーの強さが隠しきれていないような気がしてしまい、最後まで違和感が消えなかった。
おじさんや、おばさんにも、充分お勧めできる映画
切なすぎる感動作
淡々とした恋愛映画
感情移入できればとてもよい作品
「恋愛は生ものだ」という加持さんの発言がこの作品の展開の全て。
趣味がいちいち合致する奇跡のような出会いを経て、絹と麦は恋に落ちていく。それは花束のような美しい感情でありながら、時間と共に枯れていってしまう。けれど、枯れても花束の美しさ、もらったときの喜びは消えることはない。そんな話なのかな。
ふたりのすれ違いは、きっと生きていくために社会の荒波に揉まれて変わっていく麦が大人で、大学生のままの気持ちを持ち続ける絹が純粋で、どっちが間違ってるとかではないのだと思う。
でも、ひとつひとつの出来事を見れば明らかに麦が間違っているように自分には見えた。だからいまいち感情移入ができず、世の中と同じような高評価ができなかった。あとは、ポップカルチャーの名前が多すぎてついていけない。そして加持とシンジってなんのボケや。
でも、ベタな恋愛映画と違って静かにかつ余すことなく感情を描けていたので、良作であることは確か。
やはり脚本が素晴らしい
素晴らしい脚本、でも
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