花束みたいな恋をしたのレビュー・感想・評価
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自分の過去の恋愛を思い出した
出会いから付き合うまでの流れは正直、出てくるワードやセンスが何から何までむず痒くて、本当に拷問だった笑
ただ、ラストは晴れやかでスッキリさわやかな気分に。
今は恋愛結婚が主流だけど、恋愛時期が眩しければ眩しいほど、結婚の影は黒く大きくなる。
結婚はどこまでも現実で、ふわふわとした甘い気持ちで夢見たい恋愛とは真逆だから。
きっとこの2人はこの恋がとっても素敵なもので、額縁に入れて飾っておきたい物だったから、区切りを付けたんかな。
結婚は結婚でまた別の幸せがありますが、ハッピーなフィクションとしてはなかなか扱いにくい題材かも知れませんね。
これはもう、かぐちゃんと鬼ちゃんにつきる
お久しぶりでございます。まあ普通だったらスルーしてもいいかなあ…の映画ですが、脚本が坂元裕二さん❗️
もう大好きなんですよ。全部。テレビドラマが中心なんですが、「MOTER」で芦田愛菜さん、「カルテット」で高橋一生さん、、古くは「東京ラブストーリー」で鈴木保奈美さんを世に送り出した方ですよ。凄くないですか?
名伯楽ですよ。伯楽ってのは良い馬を見抜くひとですよ。
興行収入が「鬼滅の刃」を超えたのも凄くないですか?たとえ週単位だとしても。
菅田将暉の世間のイメージはAUのCMの鬼ちゃんでしょう?
つまり鬼が鬼退治って寸法だ❗️
桃太郎しっかりしろよ。一寸法師もな❗️べらぼうめ❗️・・・と、無理矢理、江戸弁を入れてみた。
まあここから映画の感想です。もう読まないでいいですよ。おまけですから。
話しは単純です。偶然終電を逃した男女の恋物語です。なんともみずみずしい。そう、恋の初めの時って懸命に共通点を探すんだよね。好きな本、音楽、映画 etc…etc…
麦(菅田将暉)と絹(有村架純)はそんな感じで知り合います。最大のサプライズは行きたくても行けなかった、天竺鼠(お笑いです)のライブチケット。これは運命だよ!
なんとも微妙なチョイス。天竺鼠ってモルモットだよ。寓意が有りそう。知らんけど。
世間では混浴シーンが取り上げられていますが、私は麦が絹の濡れた髪の毛にドライヤーをかけるシーンが良かった。ドキドキした。
物語の時系列は2015年から2020年の5年間です。
麦は辛い事があるとこう思います。どんなに辛くても2014年のブラジル国民よりはましだ❗️と・・・
自国開催のサッカーワールドカップ。ブラジルは簡単に一時リーグを突破し準決勝に進出します。相手は強敵ドイツ。しかし不安材料が有りました。エースストライカーのネイマールが怪我で離脱。
果たして不安は的中しました。前半だけで5失点。後半も2失点。1点を返すも焼け石にウォーター。
いわゆるミネイロンの惨劇です。1対7で敗退。当然ですがブラジル国民の衝撃は計り知れません。自国開催なのに・・・
日本で言うと2015年の野球。日本シリーズですね。
セリーグは阪神タイガース、パリーグは千葉ロッテマリーンズ。
結果は千葉ロッテの4連勝ですが・・・その点差が凄い❗️
なんと33対4‼️ありえへん‼️もちろん阪神ファンは泣きました❗️慟哭❗️嗚咽❗️衝撃❗️
ここで唐突ですが謎かけをさせて頂きます。
整いました!
2015年の日本シリーズと掛けまして・・・
阪神タイガースとディープインパクトと解きます。
その心は❓
トラウマです。(虎馬)
おあとがよろしいようで。
おいおい宜しくねえよ!べらぼうめ!
大変失礼しました。話しを映画に戻します。麦と絹はそんなかんなでナイスカップルになりますが・・・
いつからか隙間風が・・・
恋の終わりはそれぞれの相違点をカウントします。最初は相似点をカウントしていたのに・・・
坂元ちゃんは上手い。いわば会話劇。なんか友達づらして、ちゃんづけで呼んでごめんなさい。
あ!あと終盤にあの方のお顔を拝見できます。あの方。若手の超大物の女優さん。名前は言いません。
観て確認して下さいね。大好き。
身につまされる方もいると思います。でも良い映画でした。この二人は「いつかこの恋を思い出して泣いてしまう」
そんな気がします。
読んで頂きありがとうございました😊
恋という素材だけで勝負しているだけあるなぁ・・・うん、美味!
「余計な味付けはいらねえ」と言わんばかり・・・素材は恋愛のみ!
だから、内容はいたってシンプルです。
でも、シンプルなだけに素材の味を生かした、ほんのりと優しい味付けが気に入りました。
私の評価ポイントは以下のとおり
・役者さんの演技と会話内容がナチュラル
一昨日、主人公がスマホを落としちゃう映画(1作目)を観て、
「あ~、普通の人を演じるのって意外と難しいんだ」と、しみじみ感じたばかり。
はたまた、一般人が最高の人生を見つけるという映画を観て
「普通、そんな会話のやり取りしないだろ」と違和感を覚え、
セリフのリアリティーも重要じゃなかと思う今日この頃
・日常あるあるシーンがいっぱい
トーストを食べながら床に落としてしまったときの法則、
セーターを着て焼き肉を食べに行ってしまったときのガッカリ感、
見ながら「これ、あるわ~」と主人公に共感
・主人公が心の声(語り)でつぶやいている
自分が心の中でつぶやいているところに似ていて親近感
主人公が、ごく普通の人なのがGoodです!
・ヒロインが難病設定ではない
10代向け恋愛映画のお決まりパターンは、絶対に嫌だった。
・切ないけど、爽やかで明るさのある終わり方
最後にちょっとだけテンションを上げてくれるのがいい。
二人が落ち着いたころに三度目の再会を果たしたら、いいパートナーになるかも
なんて勝手にポジティブな想像もできてしまう。
恋愛で「二度ある娘(こ)とは三度ある」っていうのは、実際よくある話だし・・・
そんなわけで、普段は邦画の恋愛ものは好んで観ない私ですが、
意外や意外、「結構いいじゃん!」と思わせてくれる映画でした。
学生時代の同棲経験と、社会人になってからの失恋経験があるからかなぁ?
う~ん、ノスタル爺~
改めて感じたこと。
2人は誰が見ても運命的な出会いだった。
趣味嗜好、話せば話すほどお互いを好きになれるような、、運命的。
2人を繋ぐものは年月をかけて着々と増えていった。
でも環境によって、すれ違い、ムギの心情の変化。
本や音楽、お互いを分かちあっていたそれらの物は後半に行くにつれ、すれ違いを象徴するものになっていた。
この映画は、リアル。この一言に尽きる。
男性でも女性でもそう感じる部分は多くあったはずだ。
私はLGBTに属するもので、年下の彼女と交際中だ。
だからなんだという話だが、一つだけ知って欲しいことがある。
私達も全く一緒だ。
異性愛も同性愛も通じてるんだ。
共感することばかりだった。
この映画は男女の恋愛を写しているが、同性愛を描いた辛い映画よりリアルだった。
同性愛は辛く描かれることが多いが、リアルは本当にこんな感じ。こんな感じというより、みんながリアルだなと思うその心と何も違わない。
でもそれを、当事者の私たちでさえたまに忘れる。
第三者から大変だねと言われることも常。
でも改めて気づけたこと、感じたことはこれだった。
本当に本当に素敵な映画だった。
すごく好き
オヤジ1人で観たラブストーリーの感想。
すぐ側にある恋愛
この映画は恋愛話ではない
数少ない50代の親父の感想
サブカル好き同士のリアルな恋愛模様
恋愛あるある
どこにでもある、みんな体験したことある恋愛を映画にしたってカンジで、観てて『あるある』『そうそう』って思っちゃいました。
付き合い初めは、ずっと一緒にいたい毎日会いたいってお互い思ったりするよね。
でもだんだんとそういう気持ち薄れてくるのよね。
いっつも手繋いで歩いてたのに、いつから繋がなくなったんだろう。
『帰るねぇ』って言ったら、最初はアパートの階段の下まで送ってくれてなかなか帰れなかったりしたのに、いつからか玄関まで送ってくれて『気つけて帰れよ』って手振ってくれる。そのうち部屋のなかで『じゃあ』って言ってくれる。最終的には別の部屋で『おっ』って言って顔も見せない。
これは私の経験ですけどね(笑)
だからなんか絹ちゃんの気持ちめっちゃわかるんだよね。いつも色んな物共有して、共感したいって
でも麦くんの気持ちもめっちゃわかる。いつまでもラブラブ気分ではいけないんだよね
学生気分では・・・
麦くんは絹ちゃんとずっと一緒にいたいって気持ちが強すぎて、それが結婚だって思ったのかな
結婚にこだわりすぎたんだよね。
絹ちゃんはずっとラブラブで毎日楽しく一緒にいたいって思ったのかな
でも現実的にはそれも無理だよね。
恋愛の歯車って狂い出すともう元に戻すの難しいよね。
ファミレスの別れのシーンはめっちゃ泣けた
実は私観るの3回目なんです。1回目は公開日 でも観れば観るほどファミレスのシーンが心に刺さる
めっちゃ泣ける。別れるって解ってても泣けるのよね。
それにしても菅田くんの演技すごい
大学時代の麦くんと社会人の麦くんが全然違う
髪型が違う?じゃないよね
大学時代の麦くんは可愛いってカンジ
社会人の麦くんは大人ってカンジ
演技分けが凄くてヤバいって思った。
1回目より2回目より3回目の方が泣けた。
ジャックパーセルみたいな恋をした
坂元さんが好きなら楽しめます
しょっぱい気持ちになった
恋愛映画の金字塔、真の社会派映画
「『現代』の『リアル』な上質『サブカル』恋愛映画」という側面だけでも面白く消費できるが、その実この映画はそこら辺の社会派映画より切実に現代を表象し、必然的に批評している。そして、それは脚本家の過去作品を見る限り明らかに無意識的にやっているわけでは無いと気がつき、その手腕にゾッとした。
LとRで違う音を出し同じ音楽を流すイヤホン、押井守がこの映画に引用(出演)される理由、この映画に大人がノスタルジーを感じることのグロテスクさ、カルチャーに興味の無い人間からすれば衒学的な下品さを感じるほどに羅列されるが綿密に意図を託されている固有名詞群、スタバのコーヒーコンビニのコーヒー、積荷をトラックごと東京湾に捨てる宅配ドライバー、マクロに俯瞰しミクロに記録するグーグルマップ。予告映像から徹底され意図的に閉塞化されたボーイ(ガール)ミーツガール(ボーイ)作品。テレビが主戦場であり、かつてはセカチューの脚本家といまあいの監督だったという事実も面白い。
21世紀日本の映画史に刻まれてしまう大傑作。
若い人必見!
レストランで自分たちの出会った頃をおもいださせるカップルを見て泣く...
レストランで自分たちの出会った頃をおもいださせるカップルを見て泣くシーンが最高だった。恋愛って自分にないものに憧れるプロセスでもあるから、こんなに好きなことが一緒すぎるってどういうことかとも思った。別れたあと、再会して、互いのカップル同士で離れていくシーンは、坂元さんのクールな、覚めた一面が出てるのかもと思った。恋愛と結婚は違うみたいな話はとても古くさいし、なぜ二人の心が離れていったのかは、正直よくわからなかった。冒頭、別の社会人カップルをディスったりするあたりはなかなかよかった。
ブルーバレンタインとかララランドみたいに、そんなに好きだったカップルが終わる話はいつも悲しい。でも、これらの作品はもっととことんまで行く。坂元さんの話は中途半端。人間観察も心理描写もするどいのに、日本的で美学みたいで残念。
「はじまりは、おわりのはじまり」
◎キン肉マン並みの超人タッグによる小説のような恋愛映画
言っとくが、ここ最近の恋愛映画の中でも、圧倒的No.1作品だ!
今作の脚本は「東京ラブストーリー」や「Mother」、「最高の離婚」に「いつかこの恋を思い出してきっと泣いてしまう」、「anone」といった数々のヒットドラマを手掛けてきた坂元裕二。
監督は「いま、会いにゆきます」や「ハナミズキ」、「映画 ビリギャル」などを手掛けた土井裕泰。
この二人と言ったら、松たか子、満島ひかり、高橋一生、松田龍平主演のドラマ「カルテット」。四人の織り成す絶妙なバランスの人間ドラマは当時、見るもの夢中にする濃厚なドラマだった。
それ以来の映画では初タッグのこの二人。
いやまぁ、一発KO、顎スパーーン行かれちゃったよね←笑
まずこの映画、ヒットメーカー坂元裕二による完全オリジナル脚本ってのがシンプルに凄い。
観ている最中は、文学的なそのセリフ一つ一つから、てっきり原作があるものだと思っていたら、まさかまさかのオリジナル!
この人のお話って、何気ない日常に目を向けるのが本当に上手く、それを言語化できてしまう力、目の付け所が天才的。
彼の描く世界に、観ている側がすごく共感できるから、知らぬ間に心捕まれる。
また、今作の特徴の一つである、センスがえぐい数々の固有名詞。
押井守に天竺鼠、ゴールデンカムイや宝石の国、きのこ帝国、ゼルダの伝説、ストレンジャーシングスなど、こういうワード一つでキャラクターへの親近感が一気に近くなるし、渋谷パルコの閉店やスマスマの最終回など、同じ時系列を共有することで、映画への入り込み方が段違い。
個人的には、明大前や調布など京王線沿いが舞台なのが好感120%←
そしてこれらの細かく秀逸な一つ一つの金の粒を、少しも取りこぼさずに、素晴らしい演出で活かす土井監督の手腕たるや、感服です。
◎超人タッグに負けず劣らずの菅田将暉×有村架純の2000万パワーズ
この映画がこれほどまでに三ツ星料理になったのは、坂元裕二の完璧なるレシピとそれを作り上げる腕がある土井裕泰というコック、そして栄養満点、どんな料理にも合う食材の菅田将暉と有村架純があってこそだろう。
堺正章だって言うだろうよ「星、3つですっ!」
この何でもない”普通”のラブストーリーをいかに普通に見せるか、共感させられるかが肝だと思うのだが、この同い年コンビ、、流石っす。
菅田将暉と有村架純が醸し出す日常感が、凄く自然体で、だからこそそこには嘘はなく、ただまっすぐな麦と絹がいる。
彼らの織り成す言葉と色は、まさに花束のようだった。
でもそれは長い人生の数ある恋の一つでしかなく、決して映画やドラマの中だけの特別な話なわけではない。
観ている側の我々と同じ街で生きて、同じように過ごし、同じように恋をする。
それほどまでに、近くに感じさせる二人の演技力は流石としか言いようがなかった。
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