花束みたいな恋をしたのレビュー・感想・評価
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これがリアルな恋愛だと思います。
花束みたいな恋って、見た人がどう感じたかですよね?
僕は、こう解釈しました。
「花束みたいな」って、「たくさんの共通する同じ花がいっぱいあり、それが束になってるから「花束」すごく綺麗で美しいが、最後には、枯れてしまった。でも、素敵な花束だった。」
だから、「恋をした」過去形なんですね。
花束って、結局最後は枯れちゃうんですよね。だから、新しい花束をまた飾るんですかね?
今度はドライフラワーにしてほしいですね。
映画を見人にしかわからない、タイトルの面白さではないでしょうか?
最近のドラマや映画って、説明的なセリフが多いって思うんです。
実際の会話って、そんなセリフじみた会話ってないと思うんです。
この映画は、そんな無駄なセリフの無い、リアリティな会話でつづられた素敵な作品です。
菅田君の涙や架純ちゃんのふとした仕草で、十分伝わるんです。泣けるんです。
ファミレスのシーン、泣けました。
僕は好きだな、こんなラブストーリー。
恋愛映画の傑作
恋愛映画というと時間のある学生かニート・フリーターと相場は決まっているが、この映画は学生から始まりつつも、就職した2人のすれ違いを描くところが非常にリアル。
情熱の吐露も無く、淡々と進む印象だ。それでも、お互いのモノローグが交互に入れられ、最初は阿吽の呼吸だった2人の間に微妙な距離感が出来ていく様を、非常に丁寧に丹念に描いていく。
楽しかったから今日こそ別れようという2人。別れ話をファミレスでする2人のすぐ近くには、かつての自分たちの様な恋の始まりを感じさせる大学生カップルが。幸せな2人の軌跡を思い出しながら、若い2人の幸せを願いながら、それでもハッピーエンドにならなかった痛みを感じる。これは切ないですね😭
これは凄い作品だったけど、恋の始まりで観れるデートムービーでは無いですね。一人でじっくり味わって欲しい作品。
最大瞬間風速
普通の恋愛の話だけど
菅田将暉と有村架純、どちらも好きな方だけど2人の恋愛映画というだけでは観なかったかも。
脚本が坂元裕二さんだったので、これはただの恋愛モノではないと思い映画館で観ることに。
坂元裕二さんのドラマ『最高の離婚』や『カルテット』は、登場人物たちのセリフが絶妙で大好きでした。
心の端っこの方でもやもやしてたものを掬い取ってくれるようで、何度もグッときたり共感して涙したりしましたが、今作も期待通りだった!
気が合う人と出会って付き合って何となく合わなくなって別れる。
ただそれだけのことで、特別な事件があるわけじゃ無いけど2人の5年間の間に起こる出来事、その時のお互いの気持ちの微妙な変化が細かいとこまで表現されていて、より2人に自分を重ねることが出来るのだと思います。
時代背景を表すのに実際の出来事や人物名なんかがちょこちょこ出てくるのも楽しかったです。
観てよかった1本になりました。
丁寧に描いている
美男 美女の人気タレントだから成り立つロマンス
改めて思う。恋愛映画はリアリティが必要だ。
かっこいい転校生とか、イケメンが隣に引っ越してくるとか、
そういうドラマチックな設定があると頭から見る気をなくす恋愛映画も、
共通点が多いこととか、同じことを思っているとか、
わざわざ映画にしなくてもいいようなスタートから始まり、
テンポよくリアリティを追求したこの映画は、
冒頭から感情移入してしまい、大変なことになりました。
出会いなんて偶然であることの方が多い。終電を逃して一緒になったり、サークルで一緒になったり、撮影で一緒になったり、好きなアーティストのライブで一緒になったり、、
この映画もそんなところから始まり、そこから滝のようにあふれる共通点にはちょっとやり過ぎ感はあったものの、導入から共感できるようなストーリーの作り方は、恋愛映画とは言えない普通さに溢れていた。
5分だけ寝かせて。ダサいのがいいんじゃん。普通になるのって難しい。ういうコミュニケーションは頻繁にしたいほうです。あの店長不倫してた。
実生活でもどこかで聞いたようなセリフが流れてくることも、感情移入するポイントの一つ。
一緒に過ごす時間を過ごして、空気のような存在になっていくとか、
好きということと生活することは違うとか、
相手が今何しているかを考える時間を過ごすとか、
良く言ってしまうようなセリフがたくさん出て来るところも個人的に刺さったポイント。。。
そんな二人が付き合って、最初は大学生らしい楽しい時間を過ごしていく二人も、時間とともに薄れていく感情に流され、社会人になって急速に離されていく。
特に印象的なのは閉店してしまったパン屋さんに関するLINEのセリフ。
特別だった2人の糸がプツっと切れてしまうような瞬間。
後半になると、違う人間なんだから、感じることも違うんだよ、というシーンが増えて行ったり、
好きでもないミイラ展やガスタンクのやり取り(個人的にはどっちも刺さったが、、笑)がありつつ、
ラストの菅田将暉から溢れる男の女々しさや弱さからもリアリティを感じる。
ラストでは冒頭の様な、これから恋愛に発展しそうな会話があるのも、
別れた後も友達でいられるようなハッピーな別れにつながるのも個人的にはグッと来た。
恋人とみる映画ではないですね笑
タイトルの「花束みたいな恋」の意味としては、花束=共通点や価値観であり、付き合ってすぐに束になったそれらが、急に枯れていくような印象を得た。
古川琴音さんが出てきたのも個人的にハマりポイントだし、
有村架純さん、こんなに魅力的な女優さんだっけと再認識したし、
静岡行ったら必ずさわやか食べたくなるし、
クロノスタシスにはいろいろと思い入れがあるし、
なんかもう、大変なことになる映画でした。
そのせいでカメラワークとか全然追えなかったので、もう一度見たい。
リアル
さすが菅田将暉と有村架純、といった感じ。本当に演技力…!ですね。
漫画のような、The恋愛モノという訳でなく、誰しもが経験しそうな普通の恋愛を描いた物語。
だからこそきっと誰しもが1度は経験したことがありそうな場面が何度もありました。
花束に例えるのがピッタリなくらい、贈り物として貰った恋の物語だと思います。2人の気持ちが分かった上で2人がとる行動を見て、この人たちは本当はこう思っているのに、こんなやりとりしているんだなあ…とか考えちゃって、とても涙が溢れてきました。
見終わったあと、気持ち沈んでしまいガチなのでカップルで見るのは強くおすすめできませんが、だからといってこれを一緒に見たからと言って別れるまではいかないと思います。
価値観のズレ
恋と愛
ファミレスでの
自分の過去の恋愛を思い出した
これはもう、かぐちゃんと鬼ちゃんにつきる
お久しぶりでございます。まあ普通だったらスルーしてもいいかなあ…の映画ですが、脚本が坂元裕二さん❗️
もう大好きなんですよ。全部。テレビドラマが中心なんですが、「MOTER」で芦田愛菜さん、「カルテット」で高橋一生さん、、古くは「東京ラブストーリー」で鈴木保奈美さんを世に送り出した方ですよ。凄くないですか?
名伯楽ですよ。伯楽ってのは良い馬を見抜くひとですよ。
興行収入が「鬼滅の刃」を超えたのも凄くないですか?たとえ週単位だとしても。
菅田将暉の世間のイメージはAUのCMの鬼ちゃんでしょう?
つまり鬼が鬼退治って寸法だ❗️
桃太郎しっかりしろよ。一寸法師もな❗️べらぼうめ❗️・・・と、無理矢理、江戸弁を入れてみた。
まあここから映画の感想です。もう読まないでいいですよ。おまけですから。
話しは単純です。偶然終電を逃した男女の恋物語です。なんともみずみずしい。そう、恋の初めの時って懸命に共通点を探すんだよね。好きな本、音楽、映画 etc…etc…
麦(菅田将暉)と絹(有村架純)はそんな感じで知り合います。最大のサプライズは行きたくても行けなかった、天竺鼠(お笑いです)のライブチケット。これは運命だよ!
なんとも微妙なチョイス。天竺鼠ってモルモットだよ。寓意が有りそう。知らんけど。
世間では混浴シーンが取り上げられていますが、私は麦が絹の濡れた髪の毛にドライヤーをかけるシーンが良かった。ドキドキした。
物語の時系列は2015年から2020年の5年間です。
麦は辛い事があるとこう思います。どんなに辛くても2014年のブラジル国民よりはましだ❗️と・・・
自国開催のサッカーワールドカップ。ブラジルは簡単に一時リーグを突破し準決勝に進出します。相手は強敵ドイツ。しかし不安材料が有りました。エースストライカーのネイマールが怪我で離脱。
果たして不安は的中しました。前半だけで5失点。後半も2失点。1点を返すも焼け石にウォーター。
いわゆるミネイロンの惨劇です。1対7で敗退。当然ですがブラジル国民の衝撃は計り知れません。自国開催なのに・・・
日本で言うと2015年の野球。日本シリーズですね。
セリーグは阪神タイガース、パリーグは千葉ロッテマリーンズ。
結果は千葉ロッテの4連勝ですが・・・その点差が凄い❗️
なんと33対4‼️ありえへん‼️もちろん阪神ファンは泣きました❗️慟哭❗️嗚咽❗️衝撃❗️
ここで唐突ですが謎かけをさせて頂きます。
整いました!
2015年の日本シリーズと掛けまして・・・
阪神タイガースとディープインパクトと解きます。
その心は❓
トラウマです。(虎馬)
おあとがよろしいようで。
おいおい宜しくねえよ!べらぼうめ!
大変失礼しました。話しを映画に戻します。麦と絹はそんなかんなでナイスカップルになりますが・・・
いつからか隙間風が・・・
恋の終わりはそれぞれの相違点をカウントします。最初は相似点をカウントしていたのに・・・
坂元ちゃんは上手い。いわば会話劇。なんか友達づらして、ちゃんづけで呼んでごめんなさい。
あ!あと終盤にあの方のお顔を拝見できます。あの方。若手の超大物の女優さん。名前は言いません。
観て確認して下さいね。大好き。
身につまされる方もいると思います。でも良い映画でした。この二人は「いつかこの恋を思い出して泣いてしまう」
そんな気がします。
読んで頂きありがとうございました😊
恋という素材だけで勝負しているだけあるなぁ・・・うん、美味!
「余計な味付けはいらねえ」と言わんばかり・・・素材は恋愛のみ!
だから、内容はいたってシンプルです。
でも、シンプルなだけに素材の味を生かした、ほんのりと優しい味付けが気に入りました。
私の評価ポイントは以下のとおり
・役者さんの演技と会話内容がナチュラル
一昨日、主人公がスマホを落としちゃう映画(1作目)を観て、
「あ~、普通の人を演じるのって意外と難しいんだ」と、しみじみ感じたばかり。
はたまた、一般人が最高の人生を見つけるという映画を観て
「普通、そんな会話のやり取りしないだろ」と違和感を覚え、
セリフのリアリティーも重要じゃなかと思う今日この頃
・日常あるあるシーンがいっぱい
トーストを食べながら床に落としてしまったときの法則、
セーターを着て焼き肉を食べに行ってしまったときのガッカリ感、
見ながら「これ、あるわ~」と主人公に共感
・主人公が心の声(語り)でつぶやいている
自分が心の中でつぶやいているところに似ていて親近感
主人公が、ごく普通の人なのがGoodです!
・ヒロインが難病設定ではない
10代向け恋愛映画のお決まりパターンは、絶対に嫌だった。
・切ないけど、爽やかで明るさのある終わり方
最後にちょっとだけテンションを上げてくれるのがいい。
二人が落ち着いたころに三度目の再会を果たしたら、いいパートナーになるかも
なんて勝手にポジティブな想像もできてしまう。
恋愛で「二度ある娘(こ)とは三度ある」っていうのは、実際よくある話だし・・・
そんなわけで、普段は邦画の恋愛ものは好んで観ない私ですが、
意外や意外、「結構いいじゃん!」と思わせてくれる映画でした。
学生時代の同棲経験と、社会人になってからの失恋経験があるからかなぁ?
う~ん、ノスタル爺~
改めて感じたこと。
2人は誰が見ても運命的な出会いだった。
趣味嗜好、話せば話すほどお互いを好きになれるような、、運命的。
2人を繋ぐものは年月をかけて着々と増えていった。
でも環境によって、すれ違い、ムギの心情の変化。
本や音楽、お互いを分かちあっていたそれらの物は後半に行くにつれ、すれ違いを象徴するものになっていた。
この映画は、リアル。この一言に尽きる。
男性でも女性でもそう感じる部分は多くあったはずだ。
私はLGBTに属するもので、年下の彼女と交際中だ。
だからなんだという話だが、一つだけ知って欲しいことがある。
私達も全く一緒だ。
異性愛も同性愛も通じてるんだ。
共感することばかりだった。
この映画は男女の恋愛を写しているが、同性愛を描いた辛い映画よりリアルだった。
同性愛は辛く描かれることが多いが、リアルは本当にこんな感じ。こんな感じというより、みんながリアルだなと思うその心と何も違わない。
でもそれを、当事者の私たちでさえたまに忘れる。
第三者から大変だねと言われることも常。
でも改めて気づけたこと、感じたことはこれだった。
本当に本当に素敵な映画だった。
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