花束みたいな恋をしたのレビュー・感想・評価
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花束みたいな恋をした
坂元裕二脚本だし 菅田将暉 有村架純 この2人が主演なので見に行きました 邦画の若手の恋愛ものは払った分のお金と見合わない事が多くてここ何年かはがっかりが多かった。でも坂元裕二脚本という事もあり期待して行きました 見て良かったです、ハッピーエンドとかバッドエンドとかでは無い等身大の日本人の20代前半の恋愛が描かれているのが嬉しくもあり哀しくもありでもうそ偽りないなぁと思いながら涙しながらみました これは、映画ですが実在する或いはした自分の事の様に思える作品だとつくづく思いながら帰路に着きました 知ってるワイフというドラマの台詞通り私は泣きたかったんだと思った、そして泣けました 心に残るいい映画でした
好き嫌いはありそう。私は好き
賛否両論あるし菅田将暉も有村架純も好きなので純粋に好奇心で見に行った。 普段は恋愛ものなんて映画館に見に行くことはまずない。 所々ナレーションで2人の想い、感じたこと、考えてることが語られるが後半に行くにつれてそれも少なくなっていった。どういう考えでこういうことをしてるの?どうしたいの?って分からなくなるのが2人の脆くなっていく感じと重なった。 偉いこというわけじゃないけど恋愛したことある人なら何かしら刺さることがある気がする。 私も本当に似たような恋愛したから刺さってしまったし。号泣とかは無かったけど。 個人的には私も音楽オタクなので色んな音楽ネタが入り込んでるのが良かった。サブカル好きな人には見てて楽しいんじゃないかな。 終わり方もさっぱりしてていいと思う。ほんとに好き嫌いは別れると思うけど、私は好きだったな。 これを見て別れるカップルはいずれ別れるふたりだったのでは。と思う。 少なくとも私は恋人を大切にしよう。と思えた。
恋の誕生と消滅
先日、観た糸とはヒロインも変わって楽しめました。 大学生の頃に気の合う彼女と出会えていたら同じような恋愛を楽しめていたような気がしました。 それにしても何目線かはわかりませんがプロポーズのタイミング、と突っ込みたくなりました。
川の側のマンションで好きな人と暮らした事が走馬灯のように思い出させ...
川の側のマンションで好きな人と暮らした事が走馬灯のように思い出させて、一緒に朝焼け見てタバコ吸って、友達呼んで花火見て、あの頃シアワセだったなぁって思って、別れた彼に連絡してみようかな、とか。 喧嘩も浮気もしてないのに、別れちゃったの、なんか運命試された感じ。主人公の2人別れちゃったけど、もう一度向き合えば理解しあえるのでは?と思った。2人が作った花束は薔薇や百合ではなく、野原にさく小さく、見逃してしまいそうな花の束だったけど、ひとつごとにストーリーがあり丁寧に紡いだ花の束でした。調布駅に行ったら2人に逢えそう、、。むぎくん、トイレットペーパー持って歩いてそう。
彩がギュッと詰まった時間
特に大きな出来事が起こるわけではないけど、 日常が、価値観が、関係が少しずつ変わっていく。 映画を観ている間は、ほんの少しだけ、 自分が2人の人生を歩んでいる気分になりました。 昨年大学を卒業し、 社会人として働き始めたばかりの私にとって、 とても身近に感じられるストーリーでした。 好きなことをして暮らしたい絹ちゃんと、 責任を持って働こうとする麦くん。 どっちの気持ちもわかるからこそ、 もどかしさでいっぱいになりました。 あえて絹ちゃんの目線になってみると、 家族から押し付けられて嫌だった価値観を、 今度は好きな人が持つようになってしまって、 一緒にいてもひとりぼっちな気がしてしまうんじゃないかなと。 最後のファミレスのシーンでは、 麦くんの変わりすぎた価値観(普通の家族生活=幸せな家庭)に、少しイラついてしまいました。 パン屋さんのシーンは、本当に心が痛くなりました。 そういうことじゃないんだよなぁ…って。 タイトルについて、いろんな捉え方があるけれど、 「花束=彩がギュッと詰まった時間」だと 個人的には思います。 幸せだった4年間が、枯れずに2人の中で思い出として生き続けていることが嬉しかったです。 最後に、なんといってもやはり、 菅田将暉さん、有村架純さん、 お二人の演技が素晴らしかったです!!
雰囲気映画かな…
とってもお洒落で綺麗な物語だけど… ナレーションベースが多過ぎるのに加えて、サブカルマニアのウンチクばかりがこうクドくては、あまりの説明臭さに少々辟易としてしまった。 ナレーションの部分に関しては、このどこかで観たようなストーリー展開では致し方ない手法なのかもしれないが… 何となく作風の雰囲気で誤魔化されたような印象が拭えなかったな…
年齢を超越した、普遍的ラブストーリー
館内はカップルや女性が多く可愛らしいタイトルも相まって、オッサンが一人で観るのにはいささか気が引けたものの、観終わった作品は素晴らしいものでした。 土井監督のいつもながらの奇をてらわない安定した演出はもちろん良かったのですが、今回は菅田将暉と有村架純の演技に負うもの大きかったのではないでしょうか? ふと知り合った共通項の多い男女の学生時代から婚期までの年齢や環境による心の変化を繊細に演じ分け、また二人のやや野暮ったい容姿(ファンの方、すみません)がとても自然で、劇中の主人公の麦と絹が実在するカップルかのようにリアルに映り、まるで自分の青春時代の姿を見る様な既視感で、静かな作品ながらグイグイと物語の世界へと引っ張られてしまいました。 昨今のパートナーとの死別を描いた等の「お涙頂戴な恋愛映画」と違い、これは「恋愛映画」の形をしながら、人生の節々の選択を描いた人間ドラマです。だから、私のような年輩者、いや、そこを通り過ぎてきた年輩者の心にこそ、刺さる作品なのかも知れません。 もちろん、長い未来を控えた若い方の多くが、この映画を通じ人生の素晴らしさや、日々の大事さを感じて下さる事があれば良いのにな…と思います。
私普段から全くこう言った恋愛系のモノを見ないのですが、自分が見たい...
私普段から全くこう言った恋愛系のモノを見ないのですが、自分が見たいものがなかった為に友人がみたいこちらの映画を一緒に観ました。 恋愛から疎い人が見ると共感できるポイントが分かりづらいかな、、終わり方も終わり方だったので釈然としない気持ちだけ残ってしまいました。 たまにはこういった映画でも見てみようかな。と初チャレンジするのにはちょっと難しい映画だったかと思います。 映画のクオリティどうこうではなく、今までの自分の経験に左右される映画なのかなと思いました。
小説のような映画。
人が好きになる瞬間、恋に盲目な瞬間、気持ちが離れていく瞬間。 とてもリアルな描写だったなと思います。 ただ好きなだけではそばにいられない。 そんな学生から大人への恋の移り変わりの描写が、綺麗で儚くて別れすらも愛しくて、恋がしたくなるそんな映画です。 また、麦と絹のそれぞれ自身の心情を表す言葉が気に入りました。 さすが本好き映画好き音楽好きの2人なだけあり、小説のような言い回しにセンスを感じました。 オリジナル作品とのことですが、この映画が文庫化されたらきっと年1で読み返すと思います。 それぐらい、文章でも浸りたくなる映画です。 どうやら伏線やら考察がたくさん飛び交ってる作品のようですし、エンドロールで流れるであろうと期待していた主題歌も流れず、何かただならぬものを感じました。 また見に行くかもしれません。
余韻に浸りたい
人類は皆似たようなことが起きているのではないか。少なくとも自分には身近に感じた。学生時代は好きなものに興味を惹かれ、心を動かされたものに素直に反応する。社会に出て、サラリーマンになると責任に追われ、忙殺される日々。いつの日か、好きな小説、映画に何も感じなくなり、隙間時間に死んだようにパズドラをして過ごす菅田将暉。そんな人たち大多数いるかもしれない。学生の頃には反応していた有村架純の会話に目も暮れなくなり、いつしか心が離れていく。有村架純のはっきり否定しないけど、スッキリしない表情や仕草に現実味を感じる。5年の時間を一緒に過ごした2人だが、最後の結末は。。日常を通して、自分の在り方、人生の過ごし方について考えたくなる作品です。一日中余韻に浸りたくなります。菅田将暉の演技上手いな〜としみじみ感じました。
すれ違いが切ない
このアプリ、レビューが後半の修正ができない。 良くある恋愛を丁寧に切り取った映画。 好きなものが一緒なのが多すぎて、若干気持ち悪いほどでした。 あまり喧嘩のシーンがなくて、すれ違っていく2人。 なんで、男は結婚したらうまく行くと思うの? 愛には責任と思う男。共感力が欲しい女。 女はだんだんと冷めていったんですよね。会話もないし。 セックスだって3ヶ月していないのに、急にしてきたところとか。ああ、もう別れるなぁと。 あるあるが彼氏繋がりの友達と別れてもまだ繋がる。 タトゥーの女友達とはまだ繋がっていくんでしょうね。 オダギリジョーが有村架純にいかなかったのがよかった。 浮気とかもしてなくピュアな2人なのもよかった。 有村架純の気持ちが盛大に分かりました。
レビュー見てから映画なんて見るもんじゃない。
年齢=彼女いない歴の私にはなかなか共感が難しい映画でした。やっぱりね映画を面白く感じるには現実世界での体験も必要なのでしょう。ラブプラスで凛子を落としてるだけではダメなのです。 それにユーチューブとかで花束みたいな恋をしたっていれたら「えげつない」だの「予告詐欺」などいろいろ未鑑賞者予想を裏切る言葉が並んでいます。そんなんも見ないほうがよかったな。そんなこと考えていったら純粋に見れないもの。 映画全体は個人的に純愛ものと感じました。主演の二人がいい意味でそこら辺にいそうなカップルを演じているのでね。 とりあえず今回の映画のチケットはしおりとして使おうと思う。
過去の恋愛の経験値で左右される
物語本編はものすごくリアル。 気の合うカップルが時間と共にすれ違っていく様が丁寧に描かれている。 リアルすぎるが故に、途中からわからなくなった。 登場人物がなんでそんな行動をするのか、なんでそんな感情になるのかがわからなかった。 置いていかれた気持ちになった。 また違う恋愛をした後見たら、見え方も違うんだろうなぁって思った。
ザ・ラブストーリー
調布・飛田給・明大前…といった京王線沿線の風景。 映画・マンガ・小説・ゲーム・ラジオ…といったサブカル。 馴染みの要素が山盛り。 それもあえてメインストリームを外して来る姑息さも含めて、作り手を憎たらしく感じながらも、主人公2人に私も惹かれていった。 ただ、健全な恋愛経験値が低い私には、2人の痛々しい想いばかりが共感されてしまって、物語のラストも前向きに見送ることができなかった。 あえて言うなら、観た後に「アレは無いよなぁ?」って悪口言い合いたい映画。
変わること変わらないこと。
おもしろい、おもしろくなかった。 泣けた、泣けなかった。 これは恋愛経験の差なのかな〜と、思いました。 すごく大好きな人と付き合って別れるという経験をした全人類に見てほしい。 最近長く付き合った彼氏と別れた女の友達と、最近初めて彼氏が出来た女の友達と、最近全く恋愛をしていない私、3人で観てきましたが、私と、最近彼氏と別れてしまった女の子はエンドロールにも嗚咽するぐらい大号泣でした。ですが最近彼氏が出来た女の子は、どこでそんなに泣くのかという感じでした。 学生の恋愛と社会人の恋愛、ガッツリ線引きされた気持ちになりました。 変わることも変わらないことも悪いことじゃない。 それを責めるのは違う。そうわかってはいるんですが……。という部分が個人的に切なかったです。 どこまでもリアルでした。 これを観て何も感じない人は、今村夏子さんのピクニックを読んでも何も感じない人だと思います。 ぜひ、劇場で!!!!!!
「私にとって押井守の好き嫌いは作品によります。」でも、多分2度観る事はないですね。
※しばらく、本編と関係ない話が続きます。 ※途中からネタバレします。そのため、途中からは映画をご覧になってから読んでいただけると幸いです。 いやぁ、なんと言いますか。 私らしくないですね。w 正直、私は流行りものとかはあんまり乗り気で観に行くことってないんですよ。特に、私は洋画を観ることがほとんどなので、邦画となると尚「行こう!」となることは珍しいんですよ。アニメは結構行くんですけどね。あ、でも「鬼滅の刃」は結構時間が経ってから行きましたかね。 では、何故行ったか? 舞台が近所なんですよね。w 有村架純の最寄りが京王線飛田給駅なんですが、私の家からすぐ近くなんですよね。「自分の家の近くに有村架純が!?」と、今までに味わったことのない映画体験でしたね。ただ、菅田将暉と一緒になって、調布駅寄りの多摩川沿いに住み始めるので、有村架純との距離が遠ざかってしまいました。それが理由か、映画の展開が理由か、「菅田将暉、許さん!」と思ったり、思わなかったり。 ここまで読んでもらえれば、伝わってると思いますが、結構楽しみましたね。 「ヤクザと家族」を観たときに久々にレビューを書いたんですが、あの時は色んな事が脳裏を駆け巡って、物凄い疲労感に襲われましたからね。別に考えさせられる映画が嫌いとかじゃあないんですよ。でも、あの時考えて出した結論が、果たして自分の人生に重要な意味を持つのかというと、うーん、どうなんでしょうね。もっと他にいい時間の使い方があったような気がしなくもないといいますか。私事ですが、その時の疲労感と眠気で仕事中クラクラして仕様がなかったことを覚えていますね。仕事に支障をきたすぐらいなら寝るべきです。 「仕事は遊びじゃない。仕事は責任なんだよ。」 でも、なんでしょうね。あの時は不思議と「これは考えないとダメだ!」という衝動に襲われたんですよね。私はこういう時に「寝る」選択をする事が多い人間なんですよ。だから、荒削りながらも情熱を注いで一つの形を成した「読み物」を完成させたというのが、本当に初めてと言っていいぐらいのものだったんです(その前に「スキャンダル」という映画にも、一応感想を書いているんですがね。)。大げさかもしれないですが、私が作った功績として少し誇らしくもあります。だから、無駄ではなかった!と、思いたい...。結構時間かけましたからね。 「ヤクザと家族」のレビュー https://eiga.com/movie/93189/review/02495367/ ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー では、ようやく本編の感想ですね。 ザックリ言うと、「前半楽しかった。後半長い。」という感じですかね。 あ、あと、CMで「誰もが涙する最高純度のラブストーリー」と謳っていたので、その点で言うと、「泣かなかった」ですね。少しも。 別に恋愛ものがダメとかじゃあないんですよね。その証拠として、怒ってる人が多い「ワンダーウーマン1984」で私は全編ほとんど涙目で笑ったり泣いたり忙しかったですからね。挙げ句の果ては、去年観た映画のベスト3に入れてますから。父にそれを話したら「マジか、ないな」って反応をされましたね(観てない人には、ダラダラと本当に申し訳ないと思います。)。 まず、良かったところですね。 私自身、映画や漫画が好きな人間なんで、知ってる作品が出てきて「わー!きゃー!」やってるのを観るのは楽しいものでしたね。特に、押井守が出てくるシーンは「わかるー!」って感じでした。私が映画をよく観るようになったのは大体4年ぐらい前からなんですけど、友達に「超いいよ!」って感じで「ショーシャンクの空に」を紹介された時は少し「いらっ」としましたね。別にダメって言いたいわけじゃあないんですよ。面白いと思いますよ。でも、なんというか、オタクの悪いところですね。 「うるせーよ!バーカ!俺は「クールハンドルーク」と「カッコーの巣の上で」の方が好きなんだよ!ぜってー見ねーからな!クソが!」 と、心の中ではこんな感じになってましたね。本当に良くないと思いますね。食わず嫌いで経験の幅を狭めてしまうとは。皆さんはこうなってはいけません。w あと、社会人どものカラオケとか会話のいやーな感じの演出は、本当に嫌な感じで良かったですね。それとは対照的に、菅田将暉と有村架純カップルのカラオケシーンやデート中の会話は多幸感に溢れていましたね。二人できのこ帝国の「クロノスタシス」をデュエット。あれは、夢ですね。「クロノスタシス」には、かなり思い入れが個人的にありまして。私が初めてあの曲を聴いてハマったのは、忘れもしない国立大学の2次試験前夜でした。前日に前のりをして、ホテルに泊まって、サカナクションをYouTubeで聴いている時に、おすすめであったものを偶々聴いたんですよね。その後は、問題集の見直しも一切しないで、そればっかり聴いていました。無事合格できたからいいものの、今思い出すと恐ろしい。 きのこ帝国、早く活動を再開してほしいですね。 次に、ダメ、というか良くはなかったところですね。 この映画、「ダメ」ってのは正直ないですね。だから、星4と「ヤクザと家族」より高くしました。星5は、「私の好みかどうか」ってところになってくるので、星4は十分観ていいラインですね。あとは、本当に「好みかどうか」だと思います。 なので、特別気にならなければ、読むのはここまでで大丈夫です。 ーーーーーーーーーーーーーーーー「途中」ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー ※ネタバレします。 では、改めて、良くなかったところですね。 一つ目は、「主人公2人が、別れから何を得たのかが分からないこと」です。これは私の好みに依る所ですね。というのも、この「別れ」に涙するというのがポイントなのだとすると、それは達成されているわけです。まぁ私は泣いていないんですがね。w ただ、私はその先が観たかったというのがありました。「別れの先に何を見いだせるのか?」、「別れることの意味はなんだったのか?」ということです。菅田将暉がわかりやすいので、彼に着目すると、彼は「絵を描くこと」が(おそらく)夢なんですよね。あわよくば職業にしたい人ですよね。で、別れの原因はザックリ言えば「彼が夢を失ってしまった」からなわけです。だとすると、彼はその夢に戻ってこなくてよかったのでしょうか?彼のように迷える子羊は、この映画を観て自分のこれからの指標にしたりするんじゃないでしょうか?ストリートビューに感動してる場合じゃあないんじゃないでしょうか?伏線回収としては綺麗なのかもしれませんが、キャラクターの成長は有耶無耶にしているように感じました。 二つ目は、「二極化」です。この作品では、「主人公たちの多幸感」と「ビジネスで成功した意識高い系への嫌悪感」が綺麗に二つに割れています。要は、「こんなにキッパリ分けてしまっていいのか?」ということです。私が思うに、この二つの「間」の人ってのが多いと思うのです。その両立の上手さは、個人差こそあるでしょうが、上手い人もいるでしょう。その上手いの例が、ファミレスの店員の女の子です。彼女は仕事の傍ら、ミュージシャンとしての活動を両立させることができていました。それは、勿論、才能による差もあるでしょうが。彼女に対して、菅田将暉は才能が開花しない絵師として描かれていましたね。これも二極化です。では、平均的な両立の上手さで才能も並の普通人間とはなんなのでしょう?これは、私が思うには「ある程度の妥協を許容する人」かと思います。例として微妙な所なのですが、「桐島、部活やめるってよ」の前田(神木隆之介)なんかがそれにあたると思います。彼は映画部でゾンビ映画を撮っていた訳ですが、自分が偉大な映画監督になるなんて事を心底信じていないんです。彼にとって映画を撮る事は、人生においての大きな意味ではなく、ささやかな自分が好きな映画と繋がる瞬間の幸福なための行為なのです。ディズニー映画の「ソウルフルワールド」でも確か言っていましたが、「生きがいは生きがいであって、生きる意味ではない」のです。この「自分の夢(生きがい)を通しつつ、現実と反りを合わせる」ことで得られる両立の先の幸福が、私はこの映画には必要だと思いました。 やはり、「一つ目」に立ち返る事にもなるのですが、主人公が自己を見直すことが必要だったと思いますね。現実を例に出すなら、大学生なんかだとSPIだの何だのと自己診断テストだのアンケートだのをやらされるわけですよ。正直、就活のために必要とかでかったるいという思いもあるわけですが、でも自身を見直す有力な存在でもあるわけです。あんまり嫌がらずに、(現実を)ちょっと見直してみましょう、という事かと思います(ブーメランが痛い。w)。 というわけで、最後まで読んでくださり、ありがとうございます。では、また。 ※追記(2021/03/26) 今日、久々にカラオケで、RADWIMPSの「ラストバージン」って曲を歌ったんですが、この曲って、この映画の話みたいだなぁと思いましたね。
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