花束みたいな恋をしたのレビュー・感想・評価
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見る前に伏線読みたかった!現実味すごい映画
みんなのレビューの良さに期待しすぎたせいか、何も経験したことない私だからか(恋愛経験特になし)よくいるカップルの破滅パターンだなー、と鑑賞直後は思った。見終わってからsnsで伏線情報みてるとめちゃめちゃ深いやんって思った。知った上でもっかい見たい。経験なしが故に超幸せ現実逃避ラブストーリーしかみていなかったので、恋愛の大変さや繊細さを垣間見れた気がした。
共感は出来ます。
環境が変わっていくと、自分の考え方が変わるので、物や人に対しての気持ちが今までとは変わってきますよね。
今まで相性の良かった友人や恋人でも、自分が変わったことで、性格や考え方のズレが生じて、イライラすることもあります。
そうしてイライラが少しずつ募っていき、なんだか孤独な気分になるのです。
仕事でも恋愛でも嫌なことがあれば、そこから逃げていいと思います。
無理に頑張る必要はないです。
こうであるべきと思ってるのは、世間の目があるからそう思うだけです。
自分を助けるのは、いつでも自分だけです。
周りの目などは気にせず、自分の進みたい道へいって、何度も失敗して、それが自分の経験としてプラスになります。
人生において無駄なことはないです。無駄なことがあったからこそ、成功があるのだと思います。
電車に乗っていたら、じゃなくて、電車に揺られていたら、と言った。
さすがの坂元裕二。「最高の離婚」や「カルテット」を見ていた時と同じで、ああ、そうそうとか、わかるぅとか、そんな共感が詰め込まれた映画。趣味もあう、考えることも同じ。そりゃあ惹かれ合う。
「女の子にその花の名前を教わると、その花を見るたびにその子を思いだす。」それどこかで聞いたな。あれ、ドラマか?小説か?自分が言われた言葉だったか?
こんな言葉が引っかかってしまうと別れのサイン。この辺から二人のベクトルが違ってきた。この二人にしてもやはり恋愛と結婚は別物なのか。
「2014ブラジルW杯、ドイツに7点取られて負けたブラジル国民に比べたら、まだまだましだ。」そう、自分もそうやって誰かを慰めたよ。
いつか思い出すことがあっても、二人で過ごした楽しかった思い出は、ひとつひとつが彩り鮮やかな花。そんな思い出がたくさんある。まるで花束のように。
リアル感
恋愛映画でカップルの話であり、日常や時の流れがリアルだからこそ派手さは無くても親近感を感じた。自分は経験してなくても友達の日常を見ているような感覚だった。
私自身学生かつ舞台となっている地も知っているためよりリアルを感じたんだと思う。
テーマは恋愛だが、私は人の価値観とか知らぬ間に過ぎる時の流れの方が印象に残った。仕事や生活に対して色んな価値観があるし結局人次第だから正解は無いのだけれど私が就職活動を少し前に経験したからこそ、この映画で再び仕事などに対する価値観を考えるきっかけになった。時の流れに関しては気づいた時には学生の時のような純粋な気持ち、雰囲気は消えていくんだという現在学生の私にとっては恐怖があった。だが、その間に様々な苦しみがあっての絹と麦の二人だから置かれる環境や時間が色んな意味で中身の濃い人間になるのだなあと思った。
作品の内容がリアルだからこそこれからを考えるきっかけにもなり良い映画だと感じた。
この映画をつくった脚本家さんの話
花は一本では花束っていえません
某映画でいってました
そして花はやがて枯れてゆきます
花束みたいな恋をするのは罪なのでしょうか
この作品、サブカルオタクには
刺さる言葉がたくさん詰まってます
刺さる言葉がたくさん
そう、この作品『小説』なんです
あるいはTwitterのTLなんです
いちサブカルオタクとして感じた違和感が
「映画である必然性がない」ということでした
多分私にはこの脚本家さんが
合わないってだけだと思います
でも、自分が恋い焦がれたような映画が
つくれなくたって
「物語をつくっていたい」
「物語を愛していたい」
その脚本家の葛藤が
絹と麦という2人の恋人像に反映されているんだ
という印象を受けました
私もずっと物語を好きでいたい
こんなレビューの片隅で
できた作品に難くせ付けながらも
それでも物語と死ぬまで寄り添っていたい
そう思える作品でした
最後に、書き忘れていましたが
まだ観ていない人には是非みてほしい
純度100%の恋愛映画です
素晴らしい!
何度も思い返して楽しめる作品
楽しめるとタイトルで書きましたが、自分の恋愛と重なって辛く感じながら観ていました。
しかし、映画を観終わった後に友人と感想や考えを言い合ったり、身近で観ている人がいない場合はYouTubeでレビュー動画を見たりして、映画外でも作品に浸ることができました。
個人的には映画のパンフレットを買って良かったです。
花束みたいな恋をした
好き嫌いはありそう。私は好き
賛否両論あるし菅田将暉も有村架純も好きなので純粋に好奇心で見に行った。
普段は恋愛ものなんて映画館に見に行くことはまずない。
所々ナレーションで2人の想い、感じたこと、考えてることが語られるが後半に行くにつれてそれも少なくなっていった。どういう考えでこういうことをしてるの?どうしたいの?って分からなくなるのが2人の脆くなっていく感じと重なった。
偉いこというわけじゃないけど恋愛したことある人なら何かしら刺さることがある気がする。
私も本当に似たような恋愛したから刺さってしまったし。号泣とかは無かったけど。
個人的には私も音楽オタクなので色んな音楽ネタが入り込んでるのが良かった。サブカル好きな人には見てて楽しいんじゃないかな。
終わり方もさっぱりしてていいと思う。ほんとに好き嫌いは別れると思うけど、私は好きだったな。
これを見て別れるカップルはいずれ別れるふたりだったのでは。と思う。
少なくとも私は恋人を大切にしよう。と思えた。
恋の誕生と消滅
川の側のマンションで好きな人と暮らした事が走馬灯のように思い出させ...
彩がギュッと詰まった時間
特に大きな出来事が起こるわけではないけど、
日常が、価値観が、関係が少しずつ変わっていく。
映画を観ている間は、ほんの少しだけ、
自分が2人の人生を歩んでいる気分になりました。
昨年大学を卒業し、
社会人として働き始めたばかりの私にとって、
とても身近に感じられるストーリーでした。
好きなことをして暮らしたい絹ちゃんと、
責任を持って働こうとする麦くん。
どっちの気持ちもわかるからこそ、
もどかしさでいっぱいになりました。
あえて絹ちゃんの目線になってみると、
家族から押し付けられて嫌だった価値観を、
今度は好きな人が持つようになってしまって、
一緒にいてもひとりぼっちな気がしてしまうんじゃないかなと。
最後のファミレスのシーンでは、
麦くんの変わりすぎた価値観(普通の家族生活=幸せな家庭)に、少しイラついてしまいました。
パン屋さんのシーンは、本当に心が痛くなりました。
そういうことじゃないんだよなぁ…って。
タイトルについて、いろんな捉え方があるけれど、
「花束=彩がギュッと詰まった時間」だと
個人的には思います。
幸せだった4年間が、枯れずに2人の中で思い出として生き続けていることが嬉しかったです。
最後に、なんといってもやはり、
菅田将暉さん、有村架純さん、
お二人の演技が素晴らしかったです!!
雰囲気映画かな…
年齢を超越した、普遍的ラブストーリー
館内はカップルや女性が多く可愛らしいタイトルも相まって、オッサンが一人で観るのにはいささか気が引けたものの、観終わった作品は素晴らしいものでした。
土井監督のいつもながらの奇をてらわない安定した演出はもちろん良かったのですが、今回は菅田将暉と有村架純の演技に負うもの大きかったのではないでしょうか?
ふと知り合った共通項の多い男女の学生時代から婚期までの年齢や環境による心の変化を繊細に演じ分け、また二人のやや野暮ったい容姿(ファンの方、すみません)がとても自然で、劇中の主人公の麦と絹が実在するカップルかのようにリアルに映り、まるで自分の青春時代の姿を見る様な既視感で、静かな作品ながらグイグイと物語の世界へと引っ張られてしまいました。
昨今のパートナーとの死別を描いた等の「お涙頂戴な恋愛映画」と違い、これは「恋愛映画」の形をしながら、人生の節々の選択を描いた人間ドラマです。だから、私のような年輩者、いや、そこを通り過ぎてきた年輩者の心にこそ、刺さる作品なのかも知れません。
もちろん、長い未来を控えた若い方の多くが、この映画を通じ人生の素晴らしさや、日々の大事さを感じて下さる事があれば良いのにな…と思います。
私普段から全くこう言った恋愛系のモノを見ないのですが、自分が見たい...
小説のような映画。
人が好きになる瞬間、恋に盲目な瞬間、気持ちが離れていく瞬間。
とてもリアルな描写だったなと思います。
ただ好きなだけではそばにいられない。
そんな学生から大人への恋の移り変わりの描写が、綺麗で儚くて別れすらも愛しくて、恋がしたくなるそんな映画です。
また、麦と絹のそれぞれ自身の心情を表す言葉が気に入りました。
さすが本好き映画好き音楽好きの2人なだけあり、小説のような言い回しにセンスを感じました。
オリジナル作品とのことですが、この映画が文庫化されたらきっと年1で読み返すと思います。
それぐらい、文章でも浸りたくなる映画です。
どうやら伏線やら考察がたくさん飛び交ってる作品のようですし、エンドロールで流れるであろうと期待していた主題歌も流れず、何かただならぬものを感じました。
また見に行くかもしれません。
余韻に浸りたい
人類は皆似たようなことが起きているのではないか。少なくとも自分には身近に感じた。学生時代は好きなものに興味を惹かれ、心を動かされたものに素直に反応する。社会に出て、サラリーマンになると責任に追われ、忙殺される日々。いつの日か、好きな小説、映画に何も感じなくなり、隙間時間に死んだようにパズドラをして過ごす菅田将暉。そんな人たち大多数いるかもしれない。学生の頃には反応していた有村架純の会話に目も暮れなくなり、いつしか心が離れていく。有村架純のはっきり否定しないけど、スッキリしない表情や仕草に現実味を感じる。5年の時間を一緒に過ごした2人だが、最後の結末は。。日常を通して、自分の在り方、人生の過ごし方について考えたくなる作品です。一日中余韻に浸りたくなります。菅田将暉の演技上手いな〜としみじみ感じました。
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