花束みたいな恋をしたのレビュー・感想・評価
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心に突き刺さる映画です。
男女ではなかったとしても
恋愛に限らず。結婚に至る相手じゃなかったとしても、ソウルメイトかもしれないって思うくらい共感共鳴する人に出逢ったことがある人には、共感できる作品だと思います。
そんな漫画みたいな、フィクションみたいな事起こるわけないって思うでしょうが、それを経験している人はいます。
そんな人いるわけないじゃんって思ってたのに、出逢ったら最後。
魔法みたいな時間。
でもいつか終わるんです。
ずっとこのままでいたいと願っても、一生続くことはなく、どんどん変化していく。生きていればどんどん変わっていく。
こんな奇跡のような出逢いもう二度とないと思うから、また昔のようにと願うも、もう訪れない。年月が経てば経つほど苦しくなる。
共通点がなくなってしまったら、価値観が違うのならばもう別れるしかない。
自分だけだと思っていた事を“わかってくれる”ことを知っているから辛い。
始めから共通点もさほどなく、共感もなければ、期待もしないし、苦しくない。
好きな映画です。
ありきたりだけど
絡まることもないイヤホン
見終わった直後は、何かよく分からない感情があった
でも1日経った後も忘れられない、そんな余韻がある映画
物語は淡々とすっきりと進んでいくから内容が入りやすい
だが、内容のところどころに伏線がちらばめられ、そのときの麦と絹の感情を表しているかのような物が溢れている
時代とともに変化し
2人とも絡まりやすいコードのイヤホンを使っていたのに
いつのまにかワイヤレスイヤホンへ
コードのイヤホンは絡まっても修復できる
だが
ワイヤレスイヤホンは絡まることもない
喧嘩してもすれ違っても何度もやり直せる関係が
もうする気力もなくお互い交わらないことを意味している
これまではコードイヤホンは2人を繋ぐものだったのにそれがいつしか絹の声、好きなゲームの音を遮断するものになっていた。
2人の関係がここに現れていてとても悲しかった。
バッドエンドで終わらせなかったのがこの映画のいいところだと思う
お互いが想い出を胸にしまい、語られることもないままそれぞれ前を向いて歩いていく
そんな姿に目頭が熱くなった
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現在大学3年生
5年付き合っている人がいる
大好きな人
今大好きな人
前も今も大好きな人
これからも大好きな人
これからも大好きであろう人
でも未来は神に誓って約束できない
未来を約束してその約束を拘束できるものはひとつもない
きっと大好きと言えない時がくるかもしれない
好きと言えない時が来るかもしれない
そんな好きとか嫌いとか感情論を話せない話さない時がくるかもしれない
5年という長い時間が一言で終わるかもしれない
そして二人は隣にいないのかもしれない
でも5年の月日が作り上げたものは町中に溢れかえっている
一緒に食べたご飯
一緒に行ったお店
行きつけのご飯屋
大量の写真
同じ匂いの香水
道に迷って見た地図
一緒に聴いて歌ったあの音楽
忘れようなんて無理がある
上書きしようなんて無理がある
こんなことあったね楽しかったね
これまでの思い出をそう語り合うことはできないかもしれないけど
ずっとずっと心の中で咲いていてくれるはず。
後半はリアルすぎ
現実的にあり得ると思えて涙できる映画
学生時代の出会いから卒業後のフリーター~就職活動~就職後の生活の中で、移り行く関係を描く。自分はあのような出会いはなかったので、このとき、こんな恋愛があったのかもしれないのかと喪失感のようなものを考えて、あまり共感しないものだと思っていた。
だが、最後のシーンで、菅田将暉演じる麦くんの言葉にはじ~んと来た。とても現実的なことばだったし、空気のような存在になりえている関係を肯定しようとする前向きな言葉にも受け取れた。あのまま結婚してもいいのではと正直思えた。
映画では別れることになったけれど、あの関係で結婚していく関係もありではないかと思えた。たぶん、結婚しても、麦くんが言うようにいつもときめいている関係ではない、当たり前にいるような存在になっていくことがほとんどだと思うし。
菅田将暉の涙にはいつもじ~んとくる。実直でかわいくも男らしい。
総じて、暗くもなく、浮気シーンもなく、セリフも現実的。そう、現実的に思える映画だった。実際、あのような移り行く関係を経験していない自分も、あり得るんじゃないか、と、セリフの言葉も思えた。
趣味で意気投合。でもその気持ちをずっと持ち続けるのは難しい
気に入るかは恋愛観次第?1組の男女のありふれた5年間。
【賛否両論チェック】
賛:学生から社会人を経て変わっていく、麦と絹の切なくも温かい恋路が、等身大で描かれていくのが印象深い。
否:悪く言うと、ただただ他人の恋愛を見せられているだけなので、惹かれないと退屈してしまうこと請け合い。ラブシーンもあり。
価値観が合うということから、徐々に惹かれ合い、一緒に生きていこうとし始めた、麦と絹。そんな2人の愛情が、学生から社会人になる環境の変化と共に、少しずつすれ違っていってしまう様が、淡々と紡がれていくのが印象的です。2人の5年間に合わせて、その時その時の時事ネタを絡めて描いていくのも、ステキだなぁって思いました。
ただそれは裏を返すと、ひたすら他人の恋愛の5年間を見せられているだけともいえるので、見方によっては非常に退屈に映ってしまいます。
とにもかくにも、観る方の恋愛観や人生観によって、好き嫌いや評価が大きく分かれそうな作品といえるかもしれませんね。
遠い昔を思い出した
別れたい人向けの映画
デートには迷わずライアーライアーか太陽は動かないをお勧めします。
大画面に不向きな内容。監督のうんちく自分語りを俳優2人に代弁させてどーよ?俺?て言われてるみたいでどんびき。何を見せられたのか不明。自分の学生時代の思い出集大成ムービー? これ見てカルテットの唐揚げレモンうんぬん思い出した。あのキャラは成立してたけどこの映画は残念。ファミレス行きすぎ問題もあるし。
純愛だってみんな感動してるね。。。恐ろしいほどレビューが良いからきっと私はどこかおかしいんだろう。理解できない人もいるってことで。
共感できる。。と思う。。
甘酸っぱい!!
純情な男子と、したたかな女子。
メインビジュアルで敬遠していたのですが、ランキング1位が気になって観てきました。
伏線が多いので、ややこしいですが、構成がけっこう作り込まれている(驚)
伏線が多いということは、様々な考察が飛び交うということ。
メインビジュで敬遠するものじゃない。
心底思いました。
ふと。
この作品、なんでわざわざ映画にしたんだろうと。
ですが、2015年〜2020年までのカルチャーをリアルに描くためのご苦労が、ラストのクレジットでビシバシと伝わってきました。
麦と絹、私はどのポジションかな…と考えたけど、麦かな。今は絹にもなりつつある。
あとは、これは復縁するカップルの話なのかなぁ、って中盤あたりから。
観終わった今も、実はずっと思っています……💐
脚本と主演2人の魅力が光ってました
若い人よりもむしろああいう恋愛をしてああいう別れを経験してきた大人の方が沁みる映画じゃないかな?
この作品の中にいつかの私、いつかの僕がいて、いくつか前の恋愛をこっそり思い出してしまう、、だからカップルで観るには不向きかもね。
「僕今オリンピックやってるんだよ」っていかにも代理店オヤジが言いそうな絹ちゃんパパの台詞や転職して“ソレ風”に変わった絹ちゃんメイクなどちょっとニンマリしてしまう業界ネタも多いけど、やはり坂元さんの脚本が秀逸!わかる、わかるわ〜ってなるんですよね。
出会った頃のサブカル固有名詞はやり過ぎと感じる人もいるでしょうけど私はとってもノレましたよ。
そしてこの映画の成功要因は何と言っても菅田将暉さんと有村架純さん!自然体のお二人の魅力が作品にピタッとはまっていましたね。素晴らしかったです。
花束みたいな恋、したなぁ〜遠い昔に。。
素敵な会話劇、触れられそうなほどの空気感
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