花束みたいな恋をしたのレビュー・感想・評価
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現実的にあり得ると思えて涙できる映画
学生時代の出会いから卒業後のフリーター~就職活動~就職後の生活の中で、移り行く関係を描く。自分はあのような出会いはなかったので、このとき、こんな恋愛があったのかもしれないのかと喪失感のようなものを考えて、あまり共感しないものだと思っていた。
だが、最後のシーンで、菅田将暉演じる麦くんの言葉にはじ~んと来た。とても現実的なことばだったし、空気のような存在になりえている関係を肯定しようとする前向きな言葉にも受け取れた。あのまま結婚してもいいのではと正直思えた。
映画では別れることになったけれど、あの関係で結婚していく関係もありではないかと思えた。たぶん、結婚しても、麦くんが言うようにいつもときめいている関係ではない、当たり前にいるような存在になっていくことがほとんどだと思うし。
菅田将暉の涙にはいつもじ~んとくる。実直でかわいくも男らしい。
総じて、暗くもなく、浮気シーンもなく、セリフも現実的。そう、現実的に思える映画だった。実際、あのような移り行く関係を経験していない自分も、あり得るんじゃないか、と、セリフの言葉も思えた。
趣味で意気投合。でもその気持ちをずっと持ち続けるのは難しい
気に入るかは恋愛観次第?1組の男女のありふれた5年間。
【賛否両論チェック】
賛:学生から社会人を経て変わっていく、麦と絹の切なくも温かい恋路が、等身大で描かれていくのが印象深い。
否:悪く言うと、ただただ他人の恋愛を見せられているだけなので、惹かれないと退屈してしまうこと請け合い。ラブシーンもあり。
価値観が合うということから、徐々に惹かれ合い、一緒に生きていこうとし始めた、麦と絹。そんな2人の愛情が、学生から社会人になる環境の変化と共に、少しずつすれ違っていってしまう様が、淡々と紡がれていくのが印象的です。2人の5年間に合わせて、その時その時の時事ネタを絡めて描いていくのも、ステキだなぁって思いました。
ただそれは裏を返すと、ひたすら他人の恋愛の5年間を見せられているだけともいえるので、見方によっては非常に退屈に映ってしまいます。
とにもかくにも、観る方の恋愛観や人生観によって、好き嫌いや評価が大きく分かれそうな作品といえるかもしれませんね。
遠い昔を思い出した
別れたい人向けの映画
デートには迷わずライアーライアーか太陽は動かないをお勧めします。
大画面に不向きな内容。監督のうんちく自分語りを俳優2人に代弁させてどーよ?俺?て言われてるみたいでどんびき。何を見せられたのか不明。自分の学生時代の思い出集大成ムービー? これ見てカルテットの唐揚げレモンうんぬん思い出した。あのキャラは成立してたけどこの映画は残念。ファミレス行きすぎ問題もあるし。
純愛だってみんな感動してるね。。。恐ろしいほどレビューが良いからきっと私はどこかおかしいんだろう。理解できない人もいるってことで。
共感できる。。と思う。。
甘酸っぱい!!
純情な男子と、したたかな女子。
メインビジュアルで敬遠していたのですが、ランキング1位が気になって観てきました。
伏線が多いので、ややこしいですが、構成がけっこう作り込まれている(驚)
伏線が多いということは、様々な考察が飛び交うということ。
メインビジュで敬遠するものじゃない。
心底思いました。
ふと。
この作品、なんでわざわざ映画にしたんだろうと。
ですが、2015年〜2020年までのカルチャーをリアルに描くためのご苦労が、ラストのクレジットでビシバシと伝わってきました。
麦と絹、私はどのポジションかな…と考えたけど、麦かな。今は絹にもなりつつある。
あとは、これは復縁するカップルの話なのかなぁ、って中盤あたりから。
観終わった今も、実はずっと思っています……💐
脚本と主演2人の魅力が光ってました
若い人よりもむしろああいう恋愛をしてああいう別れを経験してきた大人の方が沁みる映画じゃないかな?
この作品の中にいつかの私、いつかの僕がいて、いくつか前の恋愛をこっそり思い出してしまう、、だからカップルで観るには不向きかもね。
「僕今オリンピックやってるんだよ」っていかにも代理店オヤジが言いそうな絹ちゃんパパの台詞や転職して“ソレ風”に変わった絹ちゃんメイクなどちょっとニンマリしてしまう業界ネタも多いけど、やはり坂元さんの脚本が秀逸!わかる、わかるわ〜ってなるんですよね。
出会った頃のサブカル固有名詞はやり過ぎと感じる人もいるでしょうけど私はとってもノレましたよ。
そしてこの映画の成功要因は何と言っても菅田将暉さんと有村架純さん!自然体のお二人の魅力が作品にピタッとはまっていましたね。素晴らしかったです。
花束みたいな恋、したなぁ〜遠い昔に。。
素敵な会話劇、触れられそうなほどの空気感
皮肉と受け取った
「感動して泣いた!」という人もいれば、乾いた笑いで映画館を出る人もいる。
私は完全に後者だったので観客を巻き込んだ皮肉映画に感じた。
私自身も趣味でいうとサブカル寄りだか、サブカルな人種とは相容れないことがよくあり、あーこういう理由だったのかぁ...と。そしてそういう人達の恋愛はこーいうことかぁ...と。(少なからずこの映画内では)
妙な納得感と苛立ちとモヤモヤがぐるぐるして終始腕組みしながらじーっと見てしまった。
そうは言っても悲しいけど自分自身の人生もこの映画と大して変わらないのだろう。
タイトル含め平凡に見せかけて、いろんな面で新しいし友人と語れるいいエンタメ映画だった。
※たまたま見つけたレビューがまさにモヤモヤしてた気持ちを怒り3割り増しで代弁してくれていたので書くことがなくなってしまった...。
別れるのにハッピーエンド
若者時代の想い出がいっぱい‼️
恋愛とは素敵だ
映画は、マーフィーの法則から始まった。(トーストが床に落ちてしまう時には、必ずバターを塗った面を下にして落ちる)
主人公二人は、「じゃんけんのルールは変。紙は石に勝つ、はおかしい。石は紙を軽々破るよ」 というところまで一致する相性のよさ。きっと、世の中全部を探したら、誰にも、ここまで気が合うというか、いろいろなことへの感じ方が一致する、同世代の異性が数人いるのだろう。残念ながら、俺はまだそういう人に会ったことはないのだけれど。この映画のように出会ったら、ほんとに楽しいだろうなあ。なにもかも、話があうんだもんね。
幸せは頂点で、それからは下がっていくだけ、という話だったわけだが、観劇後の感想はけっして悪くない。ふたりの幸せの描き方が気持ちよく伝わってきたからだろうし、そのすれ違いは 「そういうこともあるだろうな」 と思えることだったからだろう。
・・・「私たちのここまでの道のりは美しかった。あと一歩だった」・・・
追伸
映画館は、早稲田松竹、下高井戸シネマときましたね。学生だからお金ないから、ちゃんと名画座を抑えているってわけですね。楽しい!
シンゴジラ上映やパルコ閉店ってあの頃だったんだね、とミニ歴史的にも楽しかった。
静岡県のハンバーグチェーン店は 「さわやか」 だよね。近年、圧倒的な大人気を誇るこのチェーン店を、ここ30年静岡県を離れたきりの自分は、まだ経験していない。
おまけ
先輩の言うセリフ 「社会性とか協調性って、才能の敵だからさ」、なるほど、クリエイティブをめざす人たちはこんな風に考えるんだね・・・
恋人同士のリアルな心情の変化
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