花束みたいな恋をしたのレビュー・感想・評価
全549件中、181~200件目を表示
現状維持って大変
偶然に出会った麦と絹。
二人は趣味や価値観がよく似ていてすぐに仲良くなった。
二人は、大学を卒業したが仕事につかずフリーターとして働き、一緒に暮らすことにした。
しかし、二人では生活をするのは難しくなり、二人とも働きだした。
麦は絹と一緒に暮らすために仕事をしっかりしていった。
しかし、絹との関係が少しずつ悪くなったいった。
そして、二人は別れることになったという内容だった。
妙にリアルな話だなと思いました。
学生時代から付き合っていったらこんな感じになるんだろうなと思いました。
麦が社会人として働きだすと人が変わったみたいになるのを見て、社会に出るということはいろんな意味ですごいことだと思いました。
二人の現状維持のために麦が頑張っていることのを見ると、可哀そうだなと思いました。
生活のために仕事があるのであって、仕事のために生活はないと思います。(どっかできいたセリフです)
菅田将暉さんは、学生から社会人に変わっていく姿がすごいなと思いました。
有村架純さんは、ずっと変化がないなと思いました。
どう評価すれば良いか分からなかった
今まで見たことのないタイプの映画でした。というか、あまり映画っぽくなかったなと思います。
物語自体を楽しませようとしている感じがしなかったからかもしれません。
「面白いか面白くないか」ではなく、「共感できるか否か」に尽きていたように思います。
だから、もろにこんな別れ方を経験したことがある人にとっては傑作になる一方で、私のように恋愛経験が未熟な人にとっては「よくありそうだな」で終わるし、もっと刹那的で激しい恋愛をしてきた人にとっては「くだらない」となるのかなと。
個人的にはあまり面白くなかったです。
まず演出なのですが、いちいちくどい。皆さんもレビューでおっしゃっていましたが、特にファミレスのシーンは長すぎる。そして、モノローグで内心を全て語ってしまうのは私の好みではありませんでした。
次にキャラクター。キャラクターを好きになれたかどうかで映画の良し悪しを判断するのは出来れば避けたいのですが、今回に関してはどうしても好きになれませんでした。特に絹ちゃん。
二人とも文化人ぶってイキッている感じがあって見ていてしんどかったです。
ちょっと男に誘われたからって好きなバンドのライブに行かないなんてありえないし、イヤホンは両耳でつけないとダメだって人の受け売りを我が物顔で言ってるのもちょっと引きました。ファミレスでミキシングについて語ってたおじさんとあの二人は決定的に違うように見えました。
と言いつつも、ここで長々と批判レビューを書いている私とあの二人と何が違うのだろうとも思うので同族嫌悪に近いのでしょう。
最後に二人の関係性についてですが、最初からまったく同じ方向を向いていた訳ではないように見えました。趣味嗜好が同じことと本質的に似ていることは違うし、そういう意味では歯車がぴったりかみ合っているように見えて実は最初からそうでもなかったのかもしれないと思ったりしました。そもそも人間二人いたらズレていくのなんて当たり前なんだから、二人ともそこで修正する努力をしてない時点でダメだろって思っちゃったのですが、実際聖人みたいには相手に気を遣えないだろうし、すれ違いってこんなもんなのかな・・・。
長々と書いてしまいましたが、総じて言うとどういう見方をすれば良いのか分からない映画でした。「気の合う男女が付きあうけれど徐々にすれ違って別れる話」として観るならちょっとチープかなと思います。逆に、私が思ったモヤモヤみたいなことを皮肉として描いていたならすごいなと思います。
どちらにしてもこんなダラダラ書くほど囚われていたのだからそういう意味でとても良い映画だったのかもしれません。
過ぎ去った恋の記憶
邦画…やるやん…
映画は好きだけど恋愛映画にはビタイチ興味が無い。
ましてやせっかくの大スクリーン大音響でなんで他人の恋愛模様見なきゃあかんのや、とすさみきった感性の持ち主でしたが、各所でべた褒めされてたので見に行きました。
生まれつきチョロいので。
結果は、映画館でみて大正解の作品でした。
暗い部屋で、物も言わずスマホも触らず細やかな描写を克明に見つめる体験って、自宅だとなかなか難しいんですよ。
ついついトイレいったりお菓子あけたりTwitter開いたりして集中が途切れる。
でも映画館ではそれが出来ない。
だから、菅田将暉と有村架純のあまりにも真っ直ぐ愛しあう2人がめちゃくちゃ愛しくて尊かった。キスシーンのたびに照れた。わたしが。なんも関係ないのに。
エッチシーンは精々ふたりの足とか手しか見えないのにめちゃくちゃえっちだった。セックスは挿入や愛撫だけじゃなくて、言葉を交わして同じ空気を吸う、その「雰囲気」に宿るんだと認識させられた。めっちゃえっち。ふたりで一緒に布団入るな。えっちだから。
夢見がちな男は現実を見せつけられて「社会」に迎合することを選び、夢は違う形でもいいから叶えようと健気に頑張る女はそんな彼を寂しそうに見つめる。ああーーーこの世のどこにでもある光景ーーーーーただ世の中のカップルは菅田将暉の顔面も有村架純の可愛さも持ってないーーーーこのふたりだから絵になるしお話になるーーーーーーこんなん現実にあったらとっとと別れて終わるーーーーー
~完~
いや終わらん。
この映画の何がすごいかは色んな人が色んなところで言ってるので割愛する。
けどこれは、映画館という特殊環境だからこそ、ここまで2人の行く末に没入できた。
邦画の、しかも恋愛に力を入れてる作品はなにかと事故に巻き込まれたり病気になったり片方死んだりもう死んでたりするけれど、この映画でそういうわざとらしいトラブルは起きない。
あくまで、淡々と、出会って、愛し合って、すれ違って、結果──別れる。
ドラマらしいドラマなんてない。日常の積み重ねの上に選択し、明日が来た、それだけ。
だからこそ生々しい説得力というかリアルさがあった。
こういうの作れるんやん邦画界。
最高やん。
これから邦画もっと見よ。
結論。
恋愛映画はいいぞ。
食わず嫌い、良くない。
なぜか泣けない
この映画を観るためにUnextに入り、配信された翌日、仕事から帰宅して期待しながら観た。
偶然の出会いがあり付き合い始め、盛り上がって5年間同棲し、互いの思いがすれ違って別れた話。
平たく言うとそういう話。
後半、麦君と絹ちゃんが泣いて別れ話をしたが、感情移入できなかった
どうしてだろうと3回見たが、理由が分からなかった。
別れた後、出会ったファミレスで再開するということは、お互いを思い出して「ここに来たら会えるかも」という淡い期待も合って来ていた可能性もあり。
別れた1年後にそこで再開したところ、双方ともに別の恋人がいたのは早いかも。
5年間も同棲した相手と別れての切り替えの早さに、ついていけなかったのかもしれない。
お互いシングルのままファミレスで再開してエンドロールだとしたら、その後を想像して余韻に浸れたような。
まあ、北海道まで遠征しなかった分、「糸」よりは製作費をおさえてそれなりの恋愛映画におさめたという点は評価していいのかもしれない。
明るい未来
いいラブストーリーだ
無さそうでよくある人生のドラマ
なんとも言えない気持ちにさせる映画でしたね。
起きていることは、本当にありふれたことばかり。
おそらく、世のほとんどの大人が経験してきたであろう
出会い・ときめき・喜び・すれ違い・ケンカ・別れを
静かにリアルに描いている「だけ」の映画。
ヘタな役者に演らせたら「え?これだけ?」ってなりそうなくらい、さほどドラマティックではない展開。
でも、30代以上なら、誰しも自身の若い頃を重ねて胸をギュッとされるんじゃないかしらね。
菅田将暉と有村架純は、上手いですねぇ。
21歳の大学生の初々しさから、社会に出て疲れてきた姿、
ふたりの関係がこなれすぎてしまった姿、
別れた後の思いの外ふっきれた様子も、
すべて自然に演じて見せてくれています。
なんか、所謂ハッピーエンドというわけではないと思うんだけど、妙に後味の良い映画でした。
いまどきのラブストーリー⁈
花束をあなたに
「有村架純がかわいかった。」
キラキラ恋愛映画に見せかけて、固有名詞出しまくりも普通のお話。
誰かが難病で死ぬわけでもなく、二人に立ちはだかる身分といった壁もない。
壁の代わりになるのが”社会”という名のお風呂。
ある人はお風呂で溺れ、主人公の山音麦(菅田将暉さん)はお風呂に入ろうともがく。
普遍的な物語に時代性を散りばめながら余白を作っているので、いろいろな解釈が成り立つ。
最近はYouTubeなどでいろいろな人の感想や解釈を、その人の表情を見ながら聞くことができる。
そんな新たな映画の楽しみ方をわかりやすく提示してくれているように感じた。
いろいろな感想や解釈を聞いてみよう。
私は自分の娘に解釈を聞いてみたら「有村架純がかわいかった。」の一言だった。
それもこの映画の大きな魅力に違いない。
♪木綿のハンカチーフ
全549件中、181~200件目を表示