花束みたいな恋をしたのレビュー・感想・評価
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はじまりは終わりのはじまり
題は、劇中の言葉から。
趣味嗜好があう大学生カップルの出会いからその後の5年+αを描いた作品。
大きな出来事に翻弄されたわけでなく、カップルを取り巻く環境の変化から2人の関係も変化していき・・・という作品です。
いわゆるスウィーツ作品ではありません。
映画への感じ方は、過去・現在の恋愛経験に左右されそう。
幕引きがすこし綺麗すぎるような気もしますが・・・
日記かな?
とても心地良い時間でした
導入こそ「いや、そんな偶然出来過ぎでしょw」ってなりますが、そもそも人と人との巡り合わせって本当奇跡みたいなものだから決して大袈裟で無いのかもしれませんね。
また映画やサブカル好きにはクスリとさせられる要素が盛りだくさん。観ていて「自分ちの本棚とも一緒だわw」って人多かったんで無いでしょうか?ぼくはちょいちょい被ってました。
特に押井のくだりは本当に吹きましたw
物語はとても真っ直ぐなラブストーリーですが、それでいてベタベタな作りでないのも良いんですね。
観ている側からも頷くことが多く、まるで自分の思い出を振り返っているよう。
男女問わず実にわかりやすく、響くというより染み入るような感じでした。
また主演の二人が実に良い空気を作るんですよね。
その二人に寄り添うような音楽も、とても自然で良かったんです。あえて見せ場を作るような音で無いのが実に良い。
すっかり飽和しているであろうラブストーリーで、こんな素敵な作品に出会えるとは思っていませんでした。
本当、花束のような作品でした。
夫婦で見るべし
結婚9年目の旦那と2人で見に行きました。
この映画を見て、私達は昔は恋人で一緒にいない時も私は彼のことを想っていて、、。そんな時期を思い出しました。
今は日々の生活に追われてお互い空気のような存在になっている私達夫婦。
変わってしまった現実に気づき涙してしまいました。
一緒に見ていた旦那も私と同じことを思ったらしく
映画を見終えた後から昔のように旦那が私に優しく接してくれました。
初々しいカップルで見るのはオススメしませんが、夫婦で見るのはとってもオススメ!
菅田さんと有村さんの演技も素敵すぎて
最後のファミレスのシーン本当に泣けた、、、。
誰もが通り過ぎてきた恋のお話
この人いいかもってなって、話してどんどん共通点が見つかってくると、ますます話したくなって、気になって、いつも考えるようになって楽しくてしょうがなくて…そんな恋の始まり、懐かしいです。
絹ちゃんと麦くんもそうやって幸せな時間を過ごしてたけど、時間と環境はいつしか2人の関係を変えていったね。
1番あぁって思ったのは、絹ちゃんがあのパン屋さん閉店しちゃったよって、麦くんが立て込んでる時にLINEした時。「じゃ違うパン屋で買えばいいじゃん。」全然期待してた言葉と全く違う言葉が返ってきたんだよね。あの時、忙しいなら、返さなきゃよかったのに。
ゆっくり、あとから、「えー、閉店しちゃったの…めっちゃショック。焼きそばパン美味かったのに。」って言ってあげたらよかった。共感してほしかったんだから。
そういうのの積み重ねだよね。それと忙しさがプラスされて、余裕がなくなってくると、好きとかその人の事を大切に思ってる気持ちがずっと下の方に追いやられちゃう。本当はあるんだよ。わからなくなっちゃうの。それでそこまではいくともう負のスパイラル状態。もうムリ、別れたい、それしか思えなくなる。
だけど、ファミレスで別れ話してた時、昔の自分達のようなカップル見て、あんな時もあったのになって涙して、外で抱き合ってたのは、本当はまだ好きなの変わってないと思ったよ。
ただ、絹ちゃんが麦くんほど、結婚を意識したり、2人の未来を想像してる感じなかった。趣味とか好みがめっちゃ合っても、結婚観違ったら同棲はできても、結婚はムリなんだろうね。
もっと、2人のこれからのこと、たくさん話すべきだったね。価値観という共通点が多分1番、大事なことなんだね。
そして、冒頭から思ったことは今コロナ禍でカラオケに詰め込まれるように座ったり、気軽にお酒飲んだり、ご飯食べたり、人と人との身近に触れ合えるような繋がりが作品の中ではできていて、これが普通の生活だったよなって、なんだかいいなって羨ましかったです。
追記
坂元裕二脚本ならではなのかな、この2人の恋愛。たいして荒波もなく、裏切りもない。だから、逆境があって結びつきが強くなるとか邪魔してくる女もいないし、オダギリジョーも軽く登場だし、順風満帆すぎたんじゃない。もっと5年間っていろいろあってもいい気がします。
でも、この5年間が1つの花束みたいで、キラキラと美しくて、楽しい時でしたって感じなのかな。
花束から始まる恋
初めてレビューしてみます。
あくまで個人の妄想にすぎないのですが、
「花束みたいな恋をした」
という題名について少し考えてみました。
花束みたいな恋とはなにか。
まず、花束は満開の時が最も綺麗です。
ですが、水あげや、手入れを怠るとすぐに枯れてしまいます。
これを運命のように出会った二人の恋に例えてみます。
花束(二人)は満開の時(出会い〜1.2年)が一番
綺麗(幸せ)。その後はそれを超える綺麗さ(幸せ)にはならず枯れ(別れ)ました。
つまり、あの二人は種から育ててゆっくり花を咲かせてゆく恋なのではなく、運命の様に出会った瞬間から満開の花束(頂点)で、変わりゆく日々の中で水をあげ、手入れする(向き合って話し合う)のを忘れ、枯れてしまった(別れた)恋
まさに「花束みたいな恋」なのではと思いました。
ありきたりな恋愛映画ではなく、観ている者に忘れてしまいがちな大事なこと思い出させ、考えさせてくれる素晴らしい映画でした。
拙い文章で申し訳ありません。。。
面白い。ん、だ、けど。
面白い。けどセンスはない。これに尽きる。
面白さは出会い、盛り上がり、くっつき、すれ違い、翳りはじめて、終わりが見えて、、共感の海。あるあるあるという(実際はそんなにはない)ディテールの積み上げ。これは坂本裕二の脚本の力なのだろう。ほとんど主役二人で積み上げていくけど、そのディテールを演出や美術や撮影や音楽や衣装が倍増してない。と感じてしまう。映画を観てる快楽がない、というか。
そのこだわりのなさがテレビ的、というのはこの監督のこの間の『罪の声』と同じで「面白くない訳はないのだけどもっと映画的に面白くできるだろう」な気持ち。でも脚本も監督もテレビの人たちなのでテレビドラマのような映画を目指してるのかもしれないのでそれはそれでいいのかもしれない。(きっとテレビ放映されたらぴったりに違いない)
菅田将暉も有村架純も罪の声の小栗旬よりよっぽどいい。けれど、カメラ、そうなのか? とか、編集、そうなのか? と思ってしまう。特にラストのファミレス。テレビと違って映画では観客の想像力とキャッチボールして欲しいんですよね。なのであの別れの日の出会った頃のふたりで泣かせるところは、、もったいないな、と。そしてエンドロールの背景と音楽ももったいない。
同じネタでウディアレンの『アニーホール』というのがたるのだけど、ニューヨークと調布の違いはあるけど、せっかく京王線&調布をやるのなら、せめて瀬田なつきの描く吉祥寺などの街の魅力(調布自体はダサくはあるが)軽やかさが欲しかった。と、学生時代を調布近辺で過ごした者として思うのだった。まあ、京王線自体もダサいほうではあるのでいいのか、こんな感じで。
誠実な恋愛映画・・☆
坂元裕二の脚本。
冒頭から、畳み掛けるようなセリフで 坂本裕二の世界観満載。
物語は、二人の出会いから別れまでが小さなエピソードも含めて
淡々と綴られてていきます。
今時の恋愛映画のように、劇的な展開は何もなく普通のことが続きます。
それが、すごく切ない・・
ジャストエイジの人が見たら、たまらないのではないか。
セリフ一つ一つと登場する小説の作家・題名・漫画等、全てが彩りを
加えていく。
最後のファミレスのシーン。
確かに少ししつこくは感じるが、別れた人がいる人はかつての自分を
幾つになっても振り返ると思う。
ある歳に恋をする。
それは、やはり代えがたいものなんだ・・☆
なんでこんなに評判いいの?
Comme Des Gathering Flowers!!!!?????
個人的にはサクサクと。(笑)
まあ笑えてよかったけれど。
個人的にはチョイエロ感とアクション、スーパースピード感と
ギャグをもっとちりばめて、もっとサクサク、ストーリーも並列に、そして、
時間軸をずらしながら、妄想的に、SF的に、空想的に、未来的に。(笑)
そんな映画が観てみたいようなどうなのか。(笑)
まあ個人的には満足してしまいました。(笑)(笑)
ジョナサンとか。(笑)
銀座の333バーとか。(笑)
こまかい演出で。(笑)
さわやかのハンバーグとか。(笑)(笑)
まあいろいろあるのかどうなのか。(笑)(笑)
ある種の、恋愛映画+プラス、プラスで、なんか楽しめてしまいました。(笑)(笑)
Like a Flower!!!????
個人的にはけっこう、かなり笑えまして。(笑)
まあ、そうなるようなどうなのか。(笑)
サクサク感もよかったけれど。
もっとサクサクいって、さらなる展開までも。(笑)
だと行き過ぎかもと。(笑)
まあ個人的にはアクションを盛り込んで、もう少し馬鹿馬鹿しく遊んで欲しいという。
希望をもってしまいますが、やはり、落とせなくなってしまうので、
仕方がない。(笑)
笑えて、良かったような。(笑)(笑)
好き映画の1つになりました
価値観のズレで、あーあるあるだな〜😵て あたし割と麦くん派寄りの考えだったんだよね(だよね) 今やらなきゃ未来もなにもどうしようもないし、その為に頑張っている麦くん。
麦くんがいってた言葉を大切にしてく絹ちゃん。
2人で話し合うんだけど、解決しようと話す麦くんの言葉で絹ちゃんがションボリすると思う部分が超わかる😭💦
感受性が似てる人は涙する映画だと思います!
感情が動かされないのはなぜ?
ふたりの笑顔がいい。
同じ感じ方をするふたり。女同志の様。
二人の柔らかな会話にくすっと笑いが。なんか可愛いな~。と。私は経験がないのですが。うん。あるあると共感している。ケンカらしいケンカもなく 何故 別れる事になるのか…。でもどちらのいい分もわかります。体(心)にビシビシと伝わってきます。
絹からの思い 麦からの思いがナレーションが入るのでとても分りやすい。
絹と結婚する為に就職したのに微妙に絹との考え方が違ってくる。そこで別れが…
それでも麦は結婚しようと告白するが。
麦の告白の言葉に私はうなずきました。うん。そう。乗り越えられると。でも。絹の決心は変わらなかった。
初めてあったファミレスで5年前の自分たちの様なふたりが入って来た。清原果邪が出てきてちょっと違和感を感じました。
知らない俳優さんでサラっと演じてくれた方がよかった。別れかたもいい。(こんな別れ方もあるのね)
有村架純 菅田将暉は何者で共演していて大学で付き合っているふたり。お似合いだなぁ~と思っていたのでこの映画はその延長にある感じもしました。
最後まで爽やかさが残る後味のよい映画でした。
ハッピーではないけど、幸せな二人
予告では悲恋と想像しましたが、内容は全く違うものです。むしろ「花束みたいな恋をした」、と言うタイトルにふさわしいものでした。期待は外れましたが、明るい恋は良いものだと思いました。その代わり泣けなくて残念(笑)。ソイルメイトという言葉がありますが、この二人はまさにそんなイメージですが、元々私たちは一つの宇宙の根本から発している事を思うと、同じ事を好むと言うことは、どこでもあることだと言えます。それから、恋愛はゲームであり、体験からたくさんのことを学ぶのですが、相手から学ぶものがなくなったら、別れるのは正常であり、不思議ではない。しかし、恋愛生存率という言葉には惹かれました。確かに人間の恋愛感情がなくなれば、飽きるという現象が起きます。人間として避けられないことです。ですので、ソウルメイトがすれ違い始めた時、もう既に飽きの範疇に入ってしまっているのです。いずれにしても、ラストはハッピーではないけれど、人生経験の中では、ハッピーな終焉だと感じました。人間は体験を通して成長し、たくさんの収穫をすることに喜びを感ずるのだ、と言うことを教えてくれた映画です。感謝!!
出会いは運命的・・・
どこかにいる二人
見る人によってこんなに感想が違うなんて
試写会。公開日、行きました。
見た人によってこんなに感想が違う映画って珍しい。50代女性、4人男子を育てた友達は「あんまりピンとこなかった、胸キュンもなかったー」と言い、30代後半バツイチの友達は「途中から苦しいくらい泣いてしまって、余韻すごくてしばらく席を立てなかった」と。
私自身は、1回目は、まあこうなるよねー、若いなあ、なんて見てたのに、2回目では、最後のファミレスで驚くほど泣いてしまい、自分でもびっくり。なんで泣いたか未だによく掴めず。自分の中の過去の記憶の何かに触れた瞬間に、他人事から自分事にスイッチが入ったような気がする。ノスタルジーだったのかな?もう一度見てみたい。
不思議な映画。一見なんでもないラブストーリーなのに…3回目行こうかな、って思える作品て滅多にないので奮発☆5で。
ふわふわした感じの映画
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