花束みたいな恋をしたのレビュー・感想・評価
全820件中、661~680件目を表示
花束みたいな恋をした 観ました。
タイトルの『花束みたいな…』で色んな想像をしてました。誰でもこんな思いあったよなって思わせる二人の関係にもっていかれました。自分の中でリアルタイムではなく過去とリンクする事で はっとしてしまった。
花束のように盛りだくさんなきらびやかな光景がずっと続くと信じてたのに… 褪せることないと。『…恋をした』の過去形がせつないです。麦くんと絹ちゃんとっても良かったな。こんな二人の時間が人生にあったことが幸せ。
恋愛あるある
どこにでもある、みんな体験したことある恋愛を映画にしたってカンジで、観てて『あるある』『そうそう』って思っちゃいました。
付き合い初めは、ずっと一緒にいたい毎日会いたいってお互い思ったりするよね。
でもだんだんとそういう気持ち薄れてくるのよね。
いっつも手繋いで歩いてたのに、いつから繋がなくなったんだろう。
『帰るねぇ』って言ったら、最初はアパートの階段の下まで送ってくれてなかなか帰れなかったりしたのに、いつからか玄関まで送ってくれて『気つけて帰れよ』って手振ってくれる。そのうち部屋のなかで『じゃあ』って言ってくれる。最終的には別の部屋で『おっ』って言って顔も見せない。
これは私の経験ですけどね(笑)
だからなんか絹ちゃんの気持ちめっちゃわかるんだよね。いつも色んな物共有して、共感したいって
でも麦くんの気持ちもめっちゃわかる。いつまでもラブラブ気分ではいけないんだよね
学生気分では・・・
麦くんは絹ちゃんとずっと一緒にいたいって気持ちが強すぎて、それが結婚だって思ったのかな
結婚にこだわりすぎたんだよね。
絹ちゃんはずっとラブラブで毎日楽しく一緒にいたいって思ったのかな
でも現実的にはそれも無理だよね。
恋愛の歯車って狂い出すともう元に戻すの難しいよね。
ファミレスの別れのシーンはめっちゃ泣けた
実は私観るの3回目なんです。1回目は公開日 でも観れば観るほどファミレスのシーンが心に刺さる
めっちゃ泣ける。別れるって解ってても泣けるのよね。
それにしても菅田くんの演技すごい
大学時代の麦くんと社会人の麦くんが全然違う
髪型が違う?じゃないよね
大学時代の麦くんは可愛いってカンジ
社会人の麦くんは大人ってカンジ
演技分けが凄くてヤバいって思った。
1回目より2回目より3回目の方が泣けた。
普通の人の日常的な恋愛を描いた物語
学生時代に知り合った男女の人生の恋愛模様を描いてる
恋愛でよくありそうな状況を色々提示してるが
別れそうになりつつあるのに結婚を持ち出す男に
こんな人居そうって思わず思った
夢を諦めて生活し現実を生きるので手一杯になり
性格も変わっていく男にとてもリアルを感じた
家族の為に頑張ってこうなってく人多いよね
自分はそのレールから外れちゃってるから
哀れみの情しか浮かばなかったけどね
しかしタイトルの意味が全然わからないまま終了
何かもどかしさが残った感じだった
普通に学生から同棲、結婚に至るような人達の人生って
こんな感じなのかな?
私の人生とかけ離れてるのでへ〜そんなもんかねぇって感じで観ていた
悪くない作品と思ったけど
深い恋愛感情を想像できない感じで感情移入があまりできなかったし
まぁ、話も盛り上がりもなく終わった感じだった
ジャックパーセルみたいな恋をした
坂元さんが好きなら楽しめます
しょっぱい気持ちになった
約2時間のひとつの恋愛
私自身、ひねくれ者であり、ハッピーエンドが嫌いで、現実離れしすぎたフィクション作品が嫌いです。それを前提としての感想です。たまたま終電を逃して出会い、共通点の多い2人、互いに惹かれない告白し、付き合う。少し大袈裟な部分がありましたがそれもまぁフィクションだからこそ。仕事や結婚に対しての考え方、互いが互いに対する理解の欠けから、マンネリ化。そして最後の別れのシーン。思いとどまる2人の元に、昔のふたりに全くそっくりな若者が登場。え、ループ系?と感じて思わず苦笑い。(笑)そこも、映画ならではの演出なのでしょうが、フィクションが嫌いな私はそこが残念な部分でした。しかし、菅田将暉さんと有村架純さんの演技は素晴らしく、あの二人だからこその作品であると思います。始まりは終わりの始まり、当たり前なのに目を背けたくなる言葉だなと。そして、永遠に学生のまま居たいものだと強く感じました。
団子みたいな恋をした
自分とあんなに読む本とか身につける物とか選ぶプレゼントまで似ている相手って、安心感や居心地の良さはあるだろうけど、刺激はないし学びや気付きも少ないからね。マンネリになるよ。
自分と似ている=相性がいい、とはならない。
挙げ句すれ違いになったらお互い歩み寄ったり支え合おうとする姿勢が足りないところまで似ている。飽きてどうでも良くなりながらダラダラ続けるとこまで。
ああいうすれ違いを乗り越える過程で絆が深まり、お互いに成長するものなんですが、どうやらそういうのはない二人みたいですね。
そんなの別れますよ。
花束みたいな恋って、もっと自分にない世界観や魅力がある人に出会って、新たな自分を開拓されたような感動があって、身を焦がすような恋…なんじゃないのかな?
よほど自分大好きなナルシストか、結婚焦ってる人じゃない限り、こういう自分と趣味嗜好が似ている相手に燃え上がることはないと思う。
花より団子ってことわざがありますが、これじゃあただ花(未知なる刺激的な相手との燃えるような恋愛)より、団子(自分と極めて似た相手との安定のある恋愛)を取ったカップルの、悲しきマンネリの末路ですよ。
泣きながら別れてますが、あんなに歩み寄る気持ちが全くもてない無関心な相手との別れの時にあんな風に泣かないでしょ。相手を理解しようと必死に努力したけれど埋まらなかった…とかなら分かりますが、全然違うじゃないですか。一体どんな涙なのか、不明でした。
最後にお互いに新しい恋人がいながらこっそり手を振り合うシーンで、ずっこけました。自分の恋人が元恋人にそんなことしてたらさすがに気持ち悪い…。ああ~そんなとこも似てるんですかと。
思い出を美化するのはいいのだが、あの長い交際を経て一つでも相手から自分にない何かを学び得たり、自身を顧みて反省することはあるんだろうか?
自分と価値観の合わない相手にことごとく興味を失うというナルシストな二人なんで、なんとなくそんなのはなさそうに思えてしまうのがまた悲しい。
恋愛映画の金字塔、真の社会派映画
「『現代』の『リアル』な上質『サブカル』恋愛映画」という側面だけでも面白く消費できるが、その実この映画はそこら辺の社会派映画より切実に現代を表象し、必然的に批評している。そして、それは脚本家の過去作品を見る限り明らかに無意識的にやっているわけでは無いと気がつき、その手腕にゾッとした。
LとRで違う音を出し同じ音楽を流すイヤホン、押井守がこの映画に引用(出演)される理由、この映画に大人がノスタルジーを感じることのグロテスクさ、カルチャーに興味の無い人間からすれば衒学的な下品さを感じるほどに羅列されるが綿密に意図を託されている固有名詞群、スタバのコーヒーコンビニのコーヒー、積荷をトラックごと東京湾に捨てる宅配ドライバー、マクロに俯瞰しミクロに記録するグーグルマップ。予告映像から徹底され意図的に閉塞化されたボーイ(ガール)ミーツガール(ボーイ)作品。テレビが主戦場であり、かつてはセカチューの脚本家といまあいの監督だったという事実も面白い。
21世紀日本の映画史に刻まれてしまう大傑作。
若い人必見!
ハッピーエンドでもなく、バッドエンドでもなく、ラ・ラ・エンド・・・・なんちゃって
映画の余韻ってわけでもないんでしょうけど、鑑賞後も麦と絹の数々のシーンが、頭の中でよみがえってくるんですよ。
そして、何故か主題歌でもないのに、YOASOBIさんの『たぶん』が頭の中に流れ出すの。
昨年の『たぶん』をモチーフにした映画、こんな感じで作って欲しかったなと思っちゃいました。
さて、私は恋愛映画を観る時、登場人物たちを応援したくなる事が多々有るんですね。
そして、この映画の序盤の二人も微笑ましくって、応援したくなっちゃいました。
ただ、応援はするものの、そのままスムーズに行ったら映画にはならないわけで、中盤以降はすれ違って行きます。
それでですね、この映画を良いなと思ったのは、すれ違う二人がどちらも悪くないと思えるんですよね。
いや、細かい悪い所が有るからすれ違って行くんでしょうけど、やっぱり大筋では悪くないと思えるの。
お互い悪くないのにすれ違って行く。この相手が悪くないと分かっているのにすれ違って行く感じ、とても辛いですよね。
この映画は、この感じが良く出てたなと思います。
と、偉そうに書いてきましたが、自分自身はたいした恋愛経験ないんですけどね・・・。
同棲
恋の始まりの楽しさを大好きな2人が演じてくれたことで、『いいなー』とニマニマしながら鑑賞。
でも、大学卒業して『自立』の方法として『同棲』はあり得ないんじゃない?…と思ってしまう世代。
それも、自営業的クリエーターとアルバイトの組み合わせでは、、、。
そして、男女の優先順位の相違からギクシャクしていく。あんなに似た者同士で盛り上がっていたのに。
ちょっと悲しいけれど、それが自分はどういう人間なんだろうと考えるキッカケにもなる。
2人のファミレスでの話し合いは、見ていて苦しかった。
でも、ちゃんと本当の気持ちを言い合えたからこそ、前に踏みだし、爽やかな再会が出来たんだと思う。
過去はいい思い出として花束のように抱えておくもので、決して引きずってはいけない。
レストランで自分たちの出会った頃をおもいださせるカップルを見て泣く...
レストランで自分たちの出会った頃をおもいださせるカップルを見て泣くシーンが最高だった。恋愛って自分にないものに憧れるプロセスでもあるから、こんなに好きなことが一緒すぎるってどういうことかとも思った。別れたあと、再会して、互いのカップル同士で離れていくシーンは、坂元さんのクールな、覚めた一面が出てるのかもと思った。恋愛と結婚は違うみたいな話はとても古くさいし、なぜ二人の心が離れていったのかは、正直よくわからなかった。冒頭、別の社会人カップルをディスったりするあたりはなかなかよかった。
ブルーバレンタインとかララランドみたいに、そんなに好きだったカップルが終わる話はいつも悲しい。でも、これらの作品はもっととことんまで行く。坂元さんの話は中途半端。人間観察も心理描写もするどいのに、日本的で美学みたいで残念。
「はじまりは、おわりのはじまり」
◎キン肉マン並みの超人タッグによる小説のような恋愛映画
言っとくが、ここ最近の恋愛映画の中でも、圧倒的No.1作品だ!
今作の脚本は「東京ラブストーリー」や「Mother」、「最高の離婚」に「いつかこの恋を思い出してきっと泣いてしまう」、「anone」といった数々のヒットドラマを手掛けてきた坂元裕二。
監督は「いま、会いにゆきます」や「ハナミズキ」、「映画 ビリギャル」などを手掛けた土井裕泰。
この二人と言ったら、松たか子、満島ひかり、高橋一生、松田龍平主演のドラマ「カルテット」。四人の織り成す絶妙なバランスの人間ドラマは当時、見るもの夢中にする濃厚なドラマだった。
それ以来の映画では初タッグのこの二人。
いやまぁ、一発KO、顎スパーーン行かれちゃったよね←笑
まずこの映画、ヒットメーカー坂元裕二による完全オリジナル脚本ってのがシンプルに凄い。
観ている最中は、文学的なそのセリフ一つ一つから、てっきり原作があるものだと思っていたら、まさかまさかのオリジナル!
この人のお話って、何気ない日常に目を向けるのが本当に上手く、それを言語化できてしまう力、目の付け所が天才的。
彼の描く世界に、観ている側がすごく共感できるから、知らぬ間に心捕まれる。
また、今作の特徴の一つである、センスがえぐい数々の固有名詞。
押井守に天竺鼠、ゴールデンカムイや宝石の国、きのこ帝国、ゼルダの伝説、ストレンジャーシングスなど、こういうワード一つでキャラクターへの親近感が一気に近くなるし、渋谷パルコの閉店やスマスマの最終回など、同じ時系列を共有することで、映画への入り込み方が段違い。
個人的には、明大前や調布など京王線沿いが舞台なのが好感120%←
そしてこれらの細かく秀逸な一つ一つの金の粒を、少しも取りこぼさずに、素晴らしい演出で活かす土井監督の手腕たるや、感服です。
◎超人タッグに負けず劣らずの菅田将暉×有村架純の2000万パワーズ
この映画がこれほどまでに三ツ星料理になったのは、坂元裕二の完璧なるレシピとそれを作り上げる腕がある土井裕泰というコック、そして栄養満点、どんな料理にも合う食材の菅田将暉と有村架純があってこそだろう。
堺正章だって言うだろうよ「星、3つですっ!」
この何でもない”普通”のラブストーリーをいかに普通に見せるか、共感させられるかが肝だと思うのだが、この同い年コンビ、、流石っす。
菅田将暉と有村架純が醸し出す日常感が、凄く自然体で、だからこそそこには嘘はなく、ただまっすぐな麦と絹がいる。
彼らの織り成す言葉と色は、まさに花束のようだった。
でもそれは長い人生の数ある恋の一つでしかなく、決して映画やドラマの中だけの特別な話なわけではない。
観ている側の我々と同じ街で生きて、同じように過ごし、同じように恋をする。
それほどまでに、近くに感じさせる二人の演技力は流石としか言いようがなかった。
恋愛と結婚は切り離して考えるべき?なの?
あっさりとした感じのエンディングだったので、観終わった直後は平常心でした。でも映画から感じ取ったもろもろがボディーブローのように身体に効いてきて、若干辛いです。
なんというか、「こうだよね!」って決めつけられてるような感覚なんです。
『忙しいと心を亡くす。エンタメを享受できるのは心に余裕があるからで、その余裕があった方が人は明るくいられる。』
『隙間時間のソシャゲーよりも家に帰ってからの据え置きゲーム。瞬間的なパズドラよりも、楽しみが無限にあるゼルダでしょ。』
徐々に心のHPが削られてくんですが、「うっせえわ!」と受け流していたんです。でも、最後のファミレスのシーンでダメでした。主演二人以外のキャスティングをよく知らずに行ったので、清原果耶さんと細田佳央太くんが出てきて、『純粋無垢でフレッシュ』を存在感そのもので体現されてしまったので、心は完全に死にました。『恋愛感情が失われたまま、惰性で結婚という選択肢を取るべきではない。』そんなメッセージを説得力を伴ってぶつけてくる、そんな若い2人でした。(素晴らしい俳優さんたちだと思います)主人公2人がさめざめと泣き、愁嘆場突入かと思いましたが、カラッとしたエピローグで少し救われました。(最後に手を振り合う感じ、2人には恋愛感情が残っていなかったとしても、友情は残ったのではないかと思うのですが、どうでしょう)
結婚して6年目に入りますが、果たして自分はどんな気持ちで妻にプロポーズしたのだろう。今、妻への想いに恋愛感情はあるのだろうか。ないと、どうなっちゃうのだろう。どうするべきなのだろう。ぐるぐる考えつつ、日常の生活を送っています。
優しくて現実的、すごくいい映画
まず有村架純がかわいい、菅田将暉も他のキャストさんも全員演技が上手く、すごく物語に入り込めました。まるで自分が体験しているかのような臨場感のある恋をうまく二時間にまとめられていると思います。どのシーンも小さいことが凝られていて愛が感じられました。初めは明け方の若者たちや僕たちはみんな大人になれなかったなどのいわいるサブカル系恋愛小説っぽいかな、と思いましたが、この映画は少し違って、変に大人を意識したセックスや、不倫、嫌味というか、気持ち悪い、うっとなるような表現がなく、素朴で素直で優しく、しかしそれでいて大人の生活の深みや幸せが伝わってきました、2人のキャラもすっっと入ってくる、まさに題名通りの花束みたいな映画でした。
サブカルほいほいな私でも、出てくる小説の半分くらいしか知らなかった...
かなり今風の恋愛(知らんけど)
今後“映画の半券”の使い途は…
本来、自身の好む系統の作風ではないはずも、菅田将暉という役者への好感から、予定の立たない休日の、ちょっとだけターゲットにしていた本作。近所のスーパーで買い物後、劇場に誘われ… 結論、涙ながらの帰り道、コンビニ前缶ビールで、蘇ってきた”巡る自身の想い出”を整理する羽目となる。ここまで素敵な経験は無い者の、一緒に「さわやか」に行きそびれた経験がある身の上、忘れていた感情がジワジワと押し寄せてくる結末となった。心の何処かで、そのことを期待してもいた。20代までの恋愛は尊いものだ。在りし日のかけがえのない時が戻らない事には理解を示しつつも、忘れてはならない感覚と、素顔が遮断されたマスク越しの現代社会に差し込む、陽光の様な穏やかな感情をそっと宿してくれたことに感謝している。演者の感情を丁寧に綴じ込んだワンカット毎を、丁寧に捲られていく美しい時の流れ… 星の付与はあくまで気分との一致もある、本来その意味において満点の五つ星だった一本に。表記の結果は、恥ずかしながら強面中年B-BOYの意地故に…であるだけか。
全820件中、661~680件目を表示