花束みたいな恋をしたのレビュー・感想・評価
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またかとは思うよまたかだから
見終えたいま麦くんと絹ちゃんがこの世に生きてる気がしてなりません
誰もが経験した事ある
見ていてああ私の話だって思う方いると思います
趣味の共通点が一緒の人って意外と沢山いて
たまたま終電を逃した二人だっただけで実は麦と絹は全然違う
付き合ってすぐの時から絹は別れを意識していて
麦は未来を意識していた
過去に引っ張られる絹と
未来に引き寄せられる麦
だからなんで変わってしまったんだ
なんで変わらないんだ
そこの考え方が根本的に違うからすれ違う
だから倦怠期を迎えた二人の喧嘩シーンはピリピリした
だけど絹は大人だったな…そこは育ちの違いが見えた気がする、麦には余裕が無い
私は女だからパン屋無くなった返事が
そんなの駅前で買えばいいじゃん
は悲しくて仕方なかった
そういう問題ではない
絹はパンが食べたい訳では無い
結婚を意識する前の同棲はおすすめしません!!
束の間の夢を見た
自分のようにオタクでネガティブな人間にはたまらない繊細な触れ合いが一杯あった。こんな経験は一切ないのに、こんなことが有ったのだと自分の記憶を塗り替えそうになった。有村架純ちゃんにキュンキュンした。 しかし後半のグダグダはやりきれなかった。本を読むこと、映画を観ることにより沢山のヒント、幸せのイメージを持っていたはずだろうに。修復できただろうが。 な〜んて言いながらも、本や映画から得たものが実生活ではほぼほぼ機能しないことを嫌というほど経験してきたわけで。 なす術がない二人を否定できるわけではないが、映画の中くらいは夢を見たかった気がするなぁ。
タイトルの付箋回収出来ず...
ゴリゴリの恋愛映画かと思って観に行ったら違った。 ラブラブな時期もあり、倦怠期もあり... どこにでもいるリアルな恋人同士の話だった。 いろんな作品の名前や作者の名前が出てくるけど、 全然知らない人側からすると、ポッカ〜ンて感じで取り残される作品。 「?」と思う点も多々あり、恋愛映画という括りで観に行くのはオススメしない作品。
感想が無いことが感想、何も言えない。
話の流れに無理がないというか、明らかなフィクションという部分が一切なく、本当にリアルに作られていた。
そのおかげで自分のこれまでの恋愛経験や恋愛観を見つめ直しながら見ることが出来た。
私は映画上映中には泣くことは無かったが、帰りの車の中で映画の内容を整理していたところ涙が止まらなくなった。
時間差で涙が出てくるなんて初めての経験だった。
危うく事故を起こすところだった笑。
映画を通して感じたことは、男女の考え方の違いである。
愛しているが故、絹ちゃんに不自由なく幸せに暮らしてもらうために自分の本来やりたいことを諦めて労働者となった麦くん。
一方、趣味や価値観が合うことがきっかけで付き合ったことを大切に想っている絹ちゃんは、出会った頃と同じように好きな事を共有したい気持ちを持ち続けている。
この違いが歳月を経て大きな壁となり2人に別れを告げるのだと思った。
もし、麦くんが絹ちゃんの本当に願うことに気づけていれば…、また麦くんが絹ちゃんに直接聞くことが出来ていれば…。
もし、絹ちゃんが麦くんの真意を心から理解して変わっていく麦くんを受け入れてあげることが出来ていれば…、また麦くんに直接望んでいることを話せていれば…。
(絹ちゃんは、麦くんが言っていた「僕の人生の目標は絹ちゃんとの関係の現状維持」という言葉を信じていたのかもしれないが…。)
こんな”たられば”を思ってしまう映画だった。
お互いに愛しているのに離れていってしまう儚さ。
恋は始まった段階で終わりへと向かっているという悲しい現実。
この2つのことを痛感させられたが、それ以上に恋をすることは素晴らしいと教えてくれる作品。
個人的に印象に残っているシーンは、お互いが相手を想ってクリスマスプレゼントとしてあげたワイヤレスイヤホンが、後々お互いを避けるようにして使うことになってしまう点だった。
改めて考えるととても切ないと思う。
また、別れた絹ちゃんがイヤホンを触りながらSMAPのたいせつという曲についても思い出して口に出していたところも印象的だった。
この曲はポップな曲調で2人の時間が大切であるということを強く伝えてくれる曲である。
それを別れた後の思い出として語っているところが、麦くんとの時間は思い出として割り切れているのだなと感じさせられるシーンだった。
最後に。
”花束みたいな恋をした“は、本当に素晴らしい作品だった!!!
思ってたのと違ったけれど
おふたりのテンポ良い話術で、あれっ!こんな感じなんだ と、まず思った。 あとはもう、共感しかないストーリーである意味どこにでもありそうなフツーのその年代の物語。 ほとんど主演の二人の日常なんだけど、それを映画として観せてしまっていることに驚き、釘付けになって共感したり、クスッと笑ったり、泣けてきたり。やはり、この2人だからこそ成り立つ映画だと思います。時折、エッジの効いた言葉だったり風刺的なセリフだったり面白かったです。年代に寄って好みが分かれそうではありますが。なるほど「花束」に意味があるのかなぁ。
。
奥華子の「変わらないもの」を思い出した。 変わっていくものと、変わらないものの対比は本当に胸が苦しくなる。 自分だけ置いてかれていってしまう気がして ずっと陽だまりの中にいたいのに。 「電車に乗っていたら」というのを「電車に揺られていたら」と表現していた頃の彼はもう戻ってこないと思うと苦しくて。 普通になることは、なってしまえば意外と簡単だったのかもしれないけど、大人になるのってやっぱり悲しい。 印象に残っているシーンは 二人の家のベランダから川を眺めているところ。 「自然と時の流れを感じることが多くなった」というところ。
ちょっとでも本作が「刺さった」人は、パンフレット必携の一作。
この種の映画としては王道的な展開で、物語としての意外性はそれ程ありません。しかし「恋愛映画」の枠にはめ込んでしまうのは勿体ない傑作。もちろんデート映画として鑑賞するのもありだけど、その場合はタイトルの時制をよーく見てから判断しましょう。 また作品と同様、パンフレットもデザイン、情報量ともに素晴らしいできばえで、この値段は安すぎると思わせる力作! いわゆる「サブカル」好きな男性と女性が出会い、ちょっと現実味の薄い共同生活を始める序盤、そして徐々に現実が侵食してくる中盤の展開は、ちょっと岡崎京子大先生の『うたかたの日々』を連想させるような夢見心地の美しさ(作中で「リバース・エッジ」と読めるTシャツが出てくるんだけど、偶然?)。洪水のように飛び交う文化アイコンや固有名詞に共感できるかどうかも、確かにちょっとは本作への感情移入の仕方に影響するかも知れないけど、菅田将暉と有村架純の表情、演技はとても自然で素晴らしく、たとえ彼らの「好き」そのものはあまり理解できない人でも(含自分)、作中世界に入り込ませる力があります。 ただ彼らが共有する世界と現実を対比させる象徴として、「ゼルダ」ではなく「パズドラ」、「文学」ではなく「ビジネス自己啓発本」を持ち出す当たり、ちょっと単純では…笑いました。これらが好きな人は、「自分って現実に妥協しているんですかー(涙)」となりそう。 終盤のやり取り、菅田将暉の訴えは理屈としては間違っていないんだけど、その場面で言うのは…、決定的に…、という、ある種の共感と断絶を同時に示すという見事な演出・演技。そこにさらにもう一つとどめを入れるというたたみかけがすごい。これがないとここまで後味爽やかにならなかったし、下手すると『レボリューショナリー・ロード』(2009)みたいな展開になっていたかも…。
恋愛映画が苦手な人でも
恋愛映画、特に邦画の恋愛映画は 苦手なジャンルでしたが、 テンポよくわかりやすく、 心地よく見ていられる作品でした。 だれかを好きになり、 付き合ったことのある人なら 共感できる要素がたくさんあると思います。 他の人も書いているように 自分の過去の恋愛を 客観的に振り返らされているような感じなので 苦かったり悲しかったりするところもありますが、 結果恋愛っていいもんだなと思える映画です。
真面目な恋愛映画
娘と2人で鑑賞。
菅田将暉さん、有村架純さんが、
娘も私も好きな役者さんなので観てきました。
娘は、思ってたのと違う。
期待外れと言ってましたね。
リアル過ぎる内容で嫌だった。
別れなくて結婚すれば良かったとも。。
だから、リアルな恋愛は嫌なんだと言ってました。
私は、この映画は、共感する場面が多かった。
昔恋愛を思い出してしまいましたし。
実際、元彼も絵を描いていたし。
ストーリー展開と別れた原因とか
昔の恋愛を思い出して仕方なかった。
実体験した恋愛と同じ過ぎて、
入り込んで観入ってしまいました。
こんな映画は、久しぶりでした。
友人の結婚式に参列して
結婚するかしないかの話し合いを何度もして、
泣きまくりながら、別れを決めたこと。
その彼をキライになった訳ではない。
でも結婚して一生居る相手なのかなぁ?と、
お互いの気持ちが交差して、大人になってきている。
色々な気持ち。譲れないところだったり。
2人にしか理解できない空間があって、
素敵な恋愛が出来たと。
別れてから気付くこともたくさんある。
別れてしまえば、
相手の良いところしか思い出さないとか。
それだけ真面目に互い、
向き合っていた証拠です。
そして、自宅に戻り、主人に
「昔の恋愛を思い出して仕方ない映画だったわ」
と話したら、大笑いされました。
20〜25歳初めの頃にしか、出来ない恋愛を
とても丁寧に描かれています。
大人の方でも、楽しめる恋愛映画です。
恋愛中の方、彼氏、彼女で鑑賞向きなのかは
疑問です。映画見終わった後、複雑にならなければ
良いですが。。色々思わせてくれる映画です。
大切な別れがあるから大人にもなるんです。
やっぱり、恋愛映画は良いなぁ。
素敵な恋愛映画をありがとう♡
切ないけど、とても素敵な男女
サブカル好きな二人がひょんなことから出逢い、付き合い始め、そして別れる話。 恋愛映画を毛嫌いしている人にオススメ。 序盤は、現実にもごまんといそうなサブカル好きな男女で、如何にもな趣味だったりで笑ったり、自分にも当てはまるところがあり体の奥の方をくすぐられた。 でも環境の変化で互いの好きなものだったり考えもガラッと変わる。好きなものを共有することの難しさ。結局は人は一人なんだなと。 それに気付いてからの二人が切ない。でも、それを肯定し、相手に対する敬意を持ち続ける二人が人として立派すぎる。 「花束」の意味がお洒落かつ芯を捉えていて、素晴らしい題名。 二人の花束のような恋、とてもとても素敵でした。
ハッピーエンドでもバッドエンドでもなくグレー
でもそれが生々しいリアルで恋愛の面白さ。 さすが坂元裕二の脚本。独自の細かすぎる皮肉の効いた穿った視点のオンパレードで、終始ボディーブローのように笑わされた。言葉選びとセリフ回しが巧みで、早くも次回の脚本賞ではないだろうか。 思わぬ偶然や共通点が重なり恋に落ちていく男女の物語。2時間で5年分のふたりの時間を追体験しているよう。恋愛あるあるでニヤニヤが止まらない。 やりたいことをやりたくても現実は日々生活していかなくてはいけない。日々“普通”に流され忙しく過ぎゆき、人生において本当に大事な時間、幸せをいつしか忘れてしまう。それですれ違っていくふたり。 特別ドラマチックな展開があるわけではないのに最後までぐいぐい惹き込まれていく。花束とは決して豪華なものでもなく、食卓に飾られるような日常のささやかな彩りなのかもしれない。 クライマックスでの菅田将暉の涙のシーンは見どころだ。有村架純とのふたりがなんとも微笑ましい。 監督の土井裕泰は同じく坂元裕二とタッグを組んだドラマ「カルテット」や、「逃げ恥」、アカデミー賞受賞の映画「罪の声」などと勢いを増している演出家。ユーモアを散りばめ、緩急の効いた間を見事に操る。 文字通り、恋愛が恋しく愛くるしくなる珠玉の作品。
恋のあるある探検隊
元々レイトショーで映画観る習慣だったのもあり
緊急事態宣言はもろに影響受けてますが
なんとか暇を見て観賞
非常に評判の良い今作
確かにそれだけの内容だったと思います
恋愛映画というのは過去にも様々ありますが
ここまで主人公の二人に焦点を当てたまま描かれた
作品ってそんなにないんじゃないかって気がします
波長のあまりに合いすぎたカップルの恋の行方を
序盤からどこかあとは壊れていくだけと暗示する
描き方も恋愛映画としては独特・・というか
あるあるって頷く部分が多かった気がします
また昨今の説明過多な映画が氾濫している状況
にあって表情・映像・場面転換できちんと描写
していこうという丁寧さが感じられ
それだけにセリフが効いてくるし
二人で暮らしていく目的のための手段だった
就職がいつしか仕事が目的に切り替わっていく
様も感じ取れました
またその変化を菅田将暉が上手なんだわね
そしていつか来る別れ
互いのために必死に生きていた張り詰めた気持ち
から「解放」されると浮気したかどうかとか
今まで言えなかったことがホイホイ出てくる感じも
なんかあるあるなのかもしれません
恋人関係ってなんなんだろうという自問自答に
陥ってしまう可能性を考えるとこの映画を
デートムービーで観るのはマズいかもしれませんねw
リアルで随所に共感して入り込んでしまう素晴らしい作品👏
大学時代の恋愛に没頭する麦と絹2人の姿は輝かしく、永遠に続いて欲しいと、続くと信じたくなる綺麗な光景です。自分の大学時代と重ねながら、美しい恋愛に入り込んでしまいました。
ただ、楽しい恋愛と夢だけで食べていける程世の中甘くはなく、2人は安定した収入を得る為、社会人となります。ただそれだけ、社会人になっただけで2人の幸せな時間は何も変わらないはずなのに、麦の価値観は社会という環境の中で大きく変化していきます。
価値観の相違から2人は小さな衝突を繰り返し、次第にお互いへの関心が薄れて行きます。麦が発したじゃあ~といった投げやりな優しさは多忙な時、余裕がない時に誰しもが口にしてしまう行動ではないでしょうか。
絹の好きじゃないことなんてやりたくない、麦の上手くいかなかったらどうするの、どちらの気持ちも非常に分かる、思わず自分の頭を抱えてしまいました。
麦の言うように、恋愛感情がなくたって、結婚して子供が生まれて、幸せな家庭を築く人達は多勢いるし、それも正しい選択と思います。そこに、ファミレスの思い出の席に昔の2人に重なる若者がやってきます。2人は自分達の過去の姿を重ね合わせ、号泣してしまいます。もうあの頃の関係には戻れない、そうして2人は花束のような沢山の幸せな思い出だけを記憶に残し、別れることを選択します。
とても丁寧で現実的なストーリーは派手さはなくても見る人を共感させ、惹き込みます。
誰もが歳を取り、過ごす環境が変われば価値観は変化していくと思います。ただその過程で、変えたくないと思っていた部分まで知らず知らずに変わってしまっているかもしれません。
進むべき道に迷った時は、一度立ち止まって昔の自分を見つめ直してみようと思います。
自分の過去にこそ未来へ進むヒントがあるのかもしれません。
最後に、前半の大学生と後半の社会人の異なる価値観を持った麦を菅田さんは見事に演じてらっしゃいました。
たまたま観た映画でしたが、素晴らしい作品と思います。
良い意味で予告詐欺!
予告編観たときに「どうせまた安っぽい恋愛映画だろうな」と思ってた自分をぶっ叩きたいです!(笑) 思った以上に良いじゃん! 主演に菅田将暉と有村架純を迎え、TVドラマ「カルテット」や「Mother」を手掛けた坂元裕二氏によるオリジナル脚本の恋愛映画。 正直彼が映画の脚本を手掛けると聞いたときは驚きました。 ずっとTVドラマでやられてた方なので、「映画に手を出して大丈夫か?」と思ってしまってたのですが、そんな心配は見事に払拭されました! 個人的に、予告編だと菅田将暉と有村架純の二人が出会って付き合う所を中心に映していたので完全にティーン向けかと思っていたのですが、自分達みたいなサブカル好きの人達の方が刺さるのかもしれません。 というのも、この映画はかなりサブカルのネタが出てきます。 好きな音楽や映画で二人の関係性が親密になる話なので、出てくるバンドも映画も小説もメジャーからマニアックな所まで網羅しててビックリしました。 そんなサブカルのネタから菅田将暉含めた登場人物の人間性が解ったりします。特に、押井守が出て来て「神がいます!」とか言ったりする辺りは「いるよなぁ、こういうやつw」とか「俺も似たような経験してんなw」とか思ってました(笑) また、2015年のパートではカラオケで歌う曲や好きなアーティストで上がるのがセカオワやきのこ帝国が出てきますが、2019年のパートでは羊文学が出てくる等、アーティストのネタで年の変遷を感じさせるのもまた秀逸です。 映画ネタでは、最初の方では「ショーシャンクの空に」といった王道の作品が出てきますが、「牯嶺街少年殺人事件」の名前が出てきた時は恐れおののきました(笑) 内容としては、菅田将暉と有村架純が気が合う同士で惹かれ合いながらも、年の変遷と共に次第に変化していく関係性を甘々に描きながら、すれ違いの場面をかなりビターに描いているのが容赦無くて良かったです。 内容を振り返った時に思い出した曲があります。 米津玄師の「メトロノーム」という曲です。 その歌詞は二人の関係性を二つに並べたメトロノームに例えられていて、次第にズレ始めると歌っています。 そんな内容の歌詞が今作の二人の関係性にかなり当てはまっていて、趣味や好きな音楽や映画、小説の何もかもが同じで気の合っていた二人が、次第にすれ違っていく様がそんな「メトロノーム」の歌詞に当てはまりました。 気が合うと思っていた相手から次第にすれ違っていくのってリアルですよね。 特に日本だと働き盛りになりますし、お金を稼ぐために仕事に熱中しだすと自分の趣味に熱が入らなくなってしまったり、余裕が無くなると周りが見えなくなってしまうのが凄くわかりみが深いです。 ただこの映画、色々と気になった部分もあります。 二人の即興演技やアドリブ等を入れたりしてたのですが、演技している場面がだいぶ演技にわざとらしさがあり、時々観ていて違和感がありました。 また、この映画はモノローグが非常に多いです。 入る頻度は新海誠作品と同等かそれ以上に感じます。 自分はモノローグを入れる事に関しては、少し添える程度であれば全然問題無いのですが、個人的には入れすぎるとしつこく感じてしまいます。 せっかく内容が素晴らしいので、菅田将暉と有村架純のモノローグを少なくして、もう少し登場人物達との会話を聞かせても良かった気がします。 あと、この映画はAwesome City Clubというバンドの女性ボーカル本人が登場したり、曲も何曲か登場させたりするなどしていました。 更に、「勿忘」という映画におけるインスパイア曲というのがあったのですが、何であんな良い曲をEDクレジットで流さなかったんですか!? 大友良英の音楽も良かったのですが、この映画にしては爽やかで明る過ぎるので、この「勿忘」で余韻に浸らせて欲しかったです。 個人的には色々と思う部分もありましたが、単なるティーン向けの恋愛映画とは思えないほどの良作でした。 男女二人による関係のすれ違いは、去年公開された又吉直樹原作の「劇場」も描かれてましたが、今作は「劇場」よりも男女の心情に共感出来るし、去年自分が感じたモヤモヤを払拭しました。 また、ティーン向けの恋愛映画でありながら「マリッジ・ストーリー」のようにビターだけど前向きになれる作品でした。 本当にさ、こういう淡々としたすれ違いの話で良い作品作れるんだからもう「余命もの」とかマジで要らないです! もっとこういった映画を作ってほしいです。
気遣い
この作品ではカップルの距離感を、苦しいまでもリアルに描いていると感じた。特に麦(菅田将暉)と絹(有村架純)の一見お互いを思いやるための気遣いは、時によりお互いの傷を深めあってしまってるように思えた。その瞬間はお互い違和感を感じる程度でも、それがたまれば一気に崩壊する。私もまだ若者ではあるが結婚の難しさそして尊さを見せつけられた気がする。
劇中特に印象に残ったシーン
ゲーム中の絹を気遣って麦がイヤホンを付けて仕事に向かい、逆にそれに気付いて絹がゲームをやめるこのシーンが微妙な距離の2人の空気感をうまく描いているなと感じた。
恋愛とは
本当にあっという間の2時間でした。 恋愛したことある人は絶対観た方がいいって言われてる意味が分かりました。 映画の2人のように、まだ私は大学を卒業していないですし社会人の本当の気持ちは分かりませんが、共感しまくりました。笑 余韻が本当にすごくて、めちゃくちゃ考え込んでしまいます…。 菅田将暉さんの演技が凄すぎて半端なかったです…(語彙力) 新感覚の恋愛映画で、恋愛映画なのかと言うコメントもありましたが、私には素晴らしい恋愛映画だと思いました。 たしかに恋愛映画にしては割とあっさりとした終わり方で、別れたのに2人とも楽しそう?バッドエンドなの?ハッピーエンドなの?と疑問に思うかもしれませんが、別れてもがき苦しむだけが恋愛ではないと思います。(あるいはラブラブのハッピーエンド?) 私の考えですが、別れてからいい思い出だったなと思い返せるのがいい恋愛だと思います。だからなんだよって。笑 最後の0.5はこれが最高の恋愛映画だと認めてしまうと私の次の恋愛がうまくいかなくなりそうだなと思ったからです。笑 始まりは終わりの始まりでも、私は恋愛に終止符を打ちたくないです。出来るならいつまでも隣にいたい。笑
花束みたいじゃない・・デートには向かない映画
冒頭から別れた後の現代場面で、「きっとふたりは元のサヤに戻るんだろう」と思って見始めると・・美しいタイトルに騙されてはいけません。(花束、の意味合いをよーく考えると分かる仕組みになってますが・・) いい歳をしたおじさんが、今更恋愛映画でもないと思いますが、若い世代に人気があるようなので、敢えてDVDを待たず、劇場へ。 意外にもカップルは少なく、高校生くらいの男子連れが多いのがまず驚きました。 遡ること2015年から、実際にあった音楽や本、ゲームや事件を散りばめてさながらプチ・フォレストガンプなつくりの前半は主人公と一緒に恋した気分で楽しいし上手いです。かなり生々しい場面もあるものの、ここまでなら☆5個なのですが・・・ 後半、麦が就職したあたりから、同じ俳優で、全く別の映画を観ているような急展開に頭がついて行きません(苦笑)。 あんなに気が合って仲良かったふたりが「たかが5年」でこんなに変わり果てるか?という疑問をもちつつ、それまで一緒に応援していた観客はすっかり置いてけぼりです。 そして、何故か仲が良いまま迎える不思議な「別れ」には気持ち悪さが隠せません。「これから」を信じたい若いカップルのデートでは「絶対観てはいけない」と思います。
リアルラブストーリー
恋愛映画って キュンキュンしたり、 あり得ないようなハプニングが起きたりと 夢世界な作品が多い中、 花束みたいな恋をしたは リアルで 自分の恋愛体験を置き換えてしまいました。 大人になるという事、 価値観が変わるという事、 幸せな時間は最高だという事、 人は強がりという事、 全てが等身大でリアルで 新感覚のラブストーリーでした(^^)
全780件中、521~540件目を表示