「花束…花束?誰もが持っている花束」花束みたいな恋をした ぴっぴっぴさんの映画レビュー(感想・評価)
花束…花束?誰もが持っている花束
20年来の友人と観ました。
映画館を出た時の一言
「わたしの方が花束みたいな恋してた」
隣で友人も「わたしも」と言っていました。
帰り道、レストランでの二人の会話について語り合いました。
一番インパクトがあったシーンですね。
でも、時間が経つにつれ深く深く考えてしまう、そんな映画でした。
ハッピーエンドではないけど幸せなお話。
個人的にはハッピーエンドへ辿り着いて欲しかったので⭐︎4つです。
誰もが胸に持ってるであろう花束のような恋のお話。
それ以上でもそれ以下でもない。
若者向けと取るか?それとも既婚者向けと取るか?
わたしは後者ですね。
忘れられない恋。それはズルズルと引きずっているようなものではなくて、あんな事あったな〜と何度でも思い出す恋。
あの恋があったから今がある。
そんな風に思いました。
良くも悪くも、とあるカップルの日常。
比較的、誰もが共感しやすく出来ています。
ただ私は…楽しかった日にお別れはしたくないし、最後の楽しい思い出なんていらない。
楽しく過ごした分、手放したくなくなります。
麦くん派ですね。
今日、この後笑顔でお別れをするぞ!と思っても…やっぱり少しでも笑い合って寄り添って歩いたのなら、まだここに居たい、まだこの人と居たいと思ってしまいます。
観る人によって様々な感じ方がある、本当に深い作品でした。
二人のお別れに納得がいかなかった私ですが…気づいたらノベライズ本買ってました。
映画ももう一度観たいです。
さすが坂元裕二さんだなと思いました。
「え…」「え〜…」と思いつつも、終わってみると、何度でも観たくなる作品です。