「始まりは、終わりの始まり。」花束みたいな恋をした みかんさんの映画レビュー(感想・評価)
始まりは、終わりの始まり。
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好きなものが同じとか、価値観が似ているとか、それはきっかけにしかすぎなくて。
特に、学生から社会人になる変化ってものすごく大きくて、その時期に出会って、変わってゆく、変わらざるを得ない環境の中で、形が変わっても好きでいること。好きの形を変えること。
それがなかなか難しい事だったりする。
変わらないものを大事にしたい絹ちゃんと、変わらなきゃいけないものを大事にせざるを得ない麦くんとの葛藤が見ていてとても辛かった。
どっちの気持ちも分かるし、どっちも大事なことだから。
全く同じ経験はないけれど、まるで自分を見ているような、そんな感覚で観れた映画。
恋の終わりを見たのだろうか、そんなセリフがあったけれど、もしこれをふたりにとっての恋の終わりと呼ぶならば、間違いなくハッピーエンド。
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