「誰しも経験するであろう物語」花束みたいな恋をした Film_Montageさんの映画レビュー(感想・評価)
誰しも経験するであろう物語
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坂本裕二さんの脚本、監督が「罪の声」の土井監督という事で鑑賞。作品の舞台でもある調布の映画館で見たので、なんだか変な気分だった。観客は若い人から年配の方まで、女性の比率は高くほぼ満席だった。
年齢を経れば誰しもが経験するような恋愛あるあるを主人公二人の目線で追体験する。ただ今までの恋愛映画と異なるのは、楽しい時間を経た後のすれ違いまで描いている事。付き合ってから結婚に至れば自ずと体験する、セックスレスや些細なケンカ、一緒にいる事で当たり前になってしまう事柄を丁寧に描いていた。
嫌いではないし大切なのだけれど、付き合い始めのドキドキするような恋愛は得られない。彼らは別れる選択をした事でお互いに次へ進む事が出来た。
男女が乗り越える普遍的な試練を、この映画は提示していると思った。
自分の過去と重ねながら観られるのがヒットしている要因だと思った。
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