「自分は特別という自信」花束みたいな恋をした いとーさんさんの映画レビュー(感想・評価)
自分は特別という自信
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趣味や思考が似てる運命の相手だと思って勢いのまま同棲してみたら、自分は特別なんかじゃなく普通なんだと気付き夢から覚めてしまう、そんな映画
多分、歯車が狂い始めたきっかけは、それぞれの両親が会いに来た時
その後も就職活動や、知人カップルの別れ、絹への嫉妬や価値観の違い、仕事に忙殺される毎日………
そして恐らく、本当に夢から覚めたのは、結婚式の後のファミレスで、過去の(特別だと思ってた)自分達を若い二人に重ねたからなんだと思う
しかし上手い映画だわ
感情移入とは違う、自分もこうだったな、という感覚をそこかしこから感じた
「楽しかったね」のセリフはズルいよね
このセリフが麦への最後のプレゼントなんだろうな
そして冒頭の別カップルとして描かれた時のイヤホンは、お互いにプレゼントしたイヤホンなんだろうな
別々の道を行く麦と絹の別れ際のバイバイが最高にいい
泣けて笑える映画だった
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