「イヤホンみたいに絡み合いたい・・・チガウ」花束みたいな恋をした kossyさんの映画レビュー(感想・評価)
イヤホンみたいに絡み合いたい・・・チガウ
LとRは音が違うから二人で聴くと違ったものになるよ!などと注意するほうもどうかと思うし、『タイヨウのうた』(2006)でYUIが歌った「good-bye days」の歌詞にある“片方のイヤホンを君に渡す♪”が大好きなので、ちょっと待て!と言わずにいられなくなった。そして、「ステレオ」という言葉を知らなかった国立大卒の元同僚のことを思い出してしまいました。「ステレオタイプなら知ってるけどステレオは知らない」という言葉は忘れたくても忘れられない。
等身大の大学生の会話を聞くにつれ、なんと空虚な会話なんだとオッサンは思う。映画だったり小説だったりと、趣味の共通項が多い二人。この人だったら気が合うはずだと運命的な出会いも感じるのですが、徐々に心のどこかに溝が生まれ、疎外感を感じてしまう。大学生だったらいいのだけど、社会人になると仕事や生活の面で受け入れられない部分が出てくるところを見事に描いていた。
こんなだから結婚しない男女が増え、少子化が進むんだろうな~と感じる社会人の同棲。生活を現状維持させるため辛い仕事にも耐える麦。一方の絹はやりたい仕事をやりたいと麦に相談もせずに転職を決める。俺が食わしてやる!などと言うものの、それでは男女共同参画にも反するし、絹の意志を損じてしまう。難しい。もっと早くにプロポーズしていれば、子どもができてしまっていれば・・・などとも思うけど、好き同士なのにつらい選択肢を・・・しかもセックスレスの同棲ってのも・・・
大恋愛と失恋を経験した者にとっては共感するところも多いと思うし、何とか上手くいけと応援したくもなる。映画ファン的には『魔女の宅急便』の実写化はないよね~などと共感してしまったのだ。作家の名前は全然わからなかったけど、今村夏子が気になってきました。
カンブリア宮殿のくだりはちょっとだけ面白かった。脚本の細かさにはちょっとついて行けなかった。話しの焙煎(コーヒーで言えば深み)が足りない分、菅田将暉に救われた感じ。でした。
kossy様コメントありがとうございます😊
いやスマホの操作が苦手で、手間取って・・・
ウェブ版とアプリ版があるのも知らなくて、
バカ全開です。
実写版「魔女の宅急便」観ました。清水崇が、監督の意味が、わからん❗️何故かばを運ぶ?
小柴さんのプロモーション?
同じ音を聴いているつもりが、違う音を聴いていた、というのが麦と絹のすれ違いを暗示しているのだとしたら、説明がくどくて昭和かせいぜい90年代の演出だよ~、と思ってしまいました(笑)
昔、vocal教室で一緒だった子が、私に聴いてもらいたいと、お気に入りの曲を集めたテープをくれたんですが、音のひずみとノイズがひどすぎて(私の耳が肥えているという訳じゃないです。超金持ちのお嬢なのに安いラジカセで録ったの!?)、しかも途中で音がプツッと切れていたり。その時は、この子ホントに音楽が好きなのかなあと思ってしまいましたが。