弥生、三月 君を愛した30年のレビュー・感想・評価
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結構泣いちゃいました
突っ込みどころも多少ありますが、不覚にも泣かせていただきいい作品でした。遊川監督ドラマだと巨匠の地位を確立してますが映画となるとう〜んとクドカンと同じような印象を持っていましたがこれは万人が感動できる秀作に思えます。三月のみの30年間の物語という斬新な構成。波留と成田凌どちらも良かったですね。二人とも高校生や50歳近い中年を演じられるか不安でしたが、全く問題なく二人を見続けられました。最近主役続きの杉咲花は主役よりもこのようなポジションが合いますね。舞台が宮城県で3月、否応なしに3.11東日本大震災が入ってきます。そこの捉え方も引っ張りすぎず簡単に流したりもせず非常に良く遊川監督の演出の桟敷加減も絶妙でした。
最後ミュージカルのエンディングみたいに波留と成田凌がラストシーンで歌うのは個人的にいただけませんでした。「見上げてごらん夜の星を」はこの作品の主人公らの年代ではないと思います。いい楽曲ですがもっとジャストフィットした曲はあったのではと感じました。
それでも感涙必至の秀作です。
いい意味でも悪い意味でも人間味溢れる話だった
昭和、平成、そして令和
「長い間、君を愛している」たったこの一言を伝えられない
男女の純愛ストーリー
冒頭に書いてある通り、いい意味でも悪い意味でも人間味溢れる話
良い意味で言うと、
たった一言、「好きだよ」と言えない男女のもどかしくも切ない話である
簡単な一言だからこそ、言うのが難しい
今の関係が壊れるが怖い、だけど、ずっと一緒に居たい
このジレンマに押しつぶされ、運命の翻弄されるところは、人間味溢れる話だった
悪い意味で言うと、
いつまでも過去の思い出を引っ張り続ける女々しい男女の話
まだ、お互いのことを意識している部分があるから、今のパートナーに対して
誠実な対応できないところがあり、良くないかな
男の場合:女の人(メインヒロインではない女性)に赤ちゃんが宿った時に、「俺、好きな人がいるから」と平気で言ってしまう無責任さを持っている
男は、ある意味現実味がある感じだけど、
そこまでしておいて、俺はヒロインを愛しているよと言われても説得力が無い
さらに、ヒロインが旦那を亡くして数年たっても引きずっていたのに対して、「いつまで、過去のこと引きずるな!!」って説得するが、「お前もじゃねーか」ってツッコミを入れたかった
女の場合:旦那がいるのに主人公の男と浮気をしてしまう
正義感の強い女性のはずなのに、平気で人としての倫理観を破ってしまうところをみると、あまり好感が持てない
正論を言っているシーンがいくつかあるが、「こいつ平気で浮気する女だしな〜」って思い発言が軽く見えてしまう
3/11の日に旦那を亡くし、旦那の親族に強く叩かれて逃げるように引越しをした
そして、大嫌いの父に「俺の言うことを聞いてればお前は幸せになれたんだ」って言われ、まさにそうであり、否定できないなかった
全体的に大きくツッコミどころは無いが、それでも良作かと言われれば違うと思う
自分的には、純愛というより過去の思い出に縛られてうまく前に進めず、進めても転んでしまい、道に迷ってしまい、迷走してしまう男女のすれ違いの話だと感じた
サクラの樹の下の誓い
春は出会いと別れの季節
一年、また一年と
出会いと別れを繰り返して
わたしたちは歳を経ていく
人生における3月での出来事をつなぎあわせるだけで
こんなにも起伏のある人生ドラマを
紡ぐことができるなんて…
作劇の発想が素晴らしいです。
人生は色々なことがある
長く生きればそれに伴って
辛かったこと、悔しかったこと
もちろんその逆も、同じ数だけ
楽しかったこと、嬉しかったこと
歳の数だけ重なりあって
人生の航路になっていたのだ
だから友よ、
今の自分をどうか否定しないで欲しい
迷ってもいい 立ち止まってもいい
それらの記憶を思い出と呼んで
また旅路へと戻ればいい
歳を重ねた今なら分かるよ…
歳をとるのは、生きている者の特権なのだと
早くに亡くなった友人が教えてくれました。
大目にみようよ。イイ映画だから。
最初の場面がすごく良い。
この場面の波瑠の「待てー!」の声が特に良い。
うわずってなくて、本気っぽい。
あと、教室で、親友の為に演説する場面も、良い。
ここまでで、もうこの映画を見た価値ありだ。
そのあとは、都合良いところあるけど、
大目に見たい。
見上げてごらん〜♪のうた、バスの追っかけ、とか。
だけど、30年のうちには、なんだかわからないけど、
本当に神様がいるのか!と思うくらいの偶然が
何回かあるのも事実だぞ!
遊川和彦に泣かされに行く
揺さぶられまくりです。
予想を超えて泣きました。映画館の暗がりでハンカチを探すのが大変でした。
ドラマではいくつも遊川和彦作品は観てきましたが、何度もバスを追いかけさせるとか、電車を降りるシーンを繰り返すとか、随所がさすがに巧い!
そして、この作品は30年に渡る三月の風景がとても素敵です。
素敵なラブストーリーとして観ることもできるけど、友情の物語でもあり、正義感の物語でもあり、東日本大震災や、エイズ問題を通して差別や介護や死について考えさせられる物語でもあります。
高校時代も大人になってからも、弥生の勇気ある行動に何度も泣かされました。
いじめをする生徒は許さず、いじめを無かったことにする教師たちにも決して屈しない。
その精神が、やがて教師になったサンタの息子に受け継がれたことが嬉しいではないですか。
弥生のする事は間違ってなんかいない、子どもたちを裏切らない生徒を守る教師が弾劾されるのはおかしいのです。
亡くなったサクラが好きだった曲が随所にかかります。
サンタの携帯の着メロとしても時々。
見上げてごらん夜の星をのメロディと共に、悲喜こもごもの人生は、やがて振り返ればささやかな幸せに満ち溢れてことに気が付きます。
期待していただけに微妙…
多くの方がコメントしているとおり、 タイミング悪くすれ違いというのは、この手のドラマの王道で、それ自体は全く悪くない。
これは、多くの人が「あの時、こうしていれば…」という、ある意味での現実逃避の願望を代弁していることだと思うし、それがハッピーエンドを迎えるのか、反対になるのかは、原作者や監督の主観だから、これも文句はない。
ただ、この作品の場合、「高校の頃からずっと言いたかった」というシーンを最後に持ってくるべきだったと思う。そうすれば、やっと、本来あるべきところに戻れたという感動が得られたのではなかっただろうか?
ヒロインが自業自得と言った出来事は、良いか悪いかの議論は別として、それがなくても話は成り立ったと思うし、最後の学校に乗り込むシーンやエンディングなど不要なシーンが多過ぎて、正直評価を下げました。
また、若作りはそれなりに成功したと思うけど、反対に老け作りは失敗だと思うし、安定した収入があると思えない人が、都心(高田馬場?)のまあまあ小綺麗な(大きな本棚のある)部屋に住んでいることも違和感を感じて、それ故に話が嘘っぽくなって、白けてしまった…。
これはいただけなかった。残念…。
罪悪感とともに生きてゆく
成田凌と波瑠が高校生から45歳ぐらいまでの三十年間を断続的に演じるのだが、年齢的な違和感をさほど感じさせないのはふたりの持つ清潔感と演技力なんだと思う。いつまでたっても高校生らしい真っ直ぐな杉咲花を加えた三人の関係が歯痒くもいとおしい。
弥生(波瑠)の凛とした佇まいと正義感に溢れた行動力&決断力はチャチャ入れる余地がないほど。 いたなぁ。 小学校高学年の頃。 ああゆう女子。 幼い男子からは総すかん食っていたけど、個人的にはいいなぁと思っていた娘。 もちろん、そんなこと言い出せなかったけど。 男子同士の喧嘩に割って入って、結局自分が泣いてしまうまで頑張る娘とか。 いじめッ子をぎゃふんと言わせる啖呵切る娘とか。 だいたい早熟気味のスラッと背が高い娘だった。 そんな昔のことなんかが頭をかすめながら見るもんだから、切なくて、切なくて。だんだん弥生(波瑠)をじわりじわりと好きになっていくのだった。太郎の子供、歩と太郎に何回もサッカーボールのパスをさせる弥生。もう一回。もう一回。もう一回。もう一回。
カセットテープのウォークマンは時の流れを感じさせる小道具のひとつに過ぎないと、ピッチ、初期の携帯あたりまでは思っていたが・・・・「出たかったなぁ、二人の結婚式。弥生と親友になれたのが私の誇りです。年をとってゆくってとてもうらやましい。よかったね弥生。」
あの時、弥生と太郎が感じた気持ちと行動は本物であると信じる。太郎が弥生を抱きしめ、高校の頃からずっとこうしたいと思ってたんだという言葉は生半可な気持ちではなく、うそはないと思う。男は若いうちは照れて道化を演じて逃げてしまうものなのだ。なにもかも失くして、自分に正直になった太郎に、弥生も堰をきったように気持ちを抑えられなくなった夜。朝になって、学校の仕事はきっちりする弥生が、出ていくときに太郎が「もう、弥生と離れたくないんだ。ずっと一緒に居たい。」 に、罪悪感が重くのしかかる弥生が言う言葉は「私、結婚しているのよ。そんなの無理よ、もう会わない。」そして、日めくりカレンダーが2011年3月11日を示す。
太郎のお母さん役の黒木瞳の「弥生ちゃん見つかったよ」の電話。遺体安置所の光景。弥生は生きていたが、「やっぱり、バチがあたったんだ」と。 タイミングが悪すぎる。そして、罪悪感で過ぎてゆく年月。喪失感や罪悪感が癒えるには年月が必要なのだ。太郎がさくらの墓の前で、「弥生が心配なんだよ」というの聞いて、弥生が婚約者を連れてきたときの太郎のように隠れる弥生。
転んだことより、立ち上がることが大事と生徒にいう弥生だったが、
自分のこととなると簡単ではない。
映画だとわかっていても泣かされてしまう。
映画館のロビーで、中島みゆきの糸が流れている。予告編でも糸が流れる。
余計、泣けるじゃないか!
ブレッド&バターの「あのころのまま」を思い出す
ダスティン・ホフマンになれなっかたよ(大塚博堂)も
高田馬場で弥生を探す太郎の場面。
古本屋で奇跡の人を見つけ、引き抜くとそこに弥生の顔が。
飛び出して、逃げる弥生。
びっこをひきながら、追いかける太郎。
あれ、高田馬場と景色が違うと思ったら、大森ベルポートだった。
キネカ大森のそばにあるいすゞのビルだ。
懐かしかった。でも理由はいわない。
🎵僕をわすれたころに~
君をわすれられなぁ~い
くもりぃガラスのぉ窓を⤵️たたいて⤴️
君の時計を止めてみたい
あ~ ぼくの涙はあのときのまま
広い河原の土手の上を
振り返りながら走った
あ~ あれは 春だったね🎵
それなり。にぎやか。
高校時代から両想いなのに、共通の友人、それも長く生きられない友人が彼を好きだと知っていたために、お互いに言い出せず、すれ違い続ける二人の話。そんな二人の34年を、毎年3月の一日いちにちを、カレンダーに合わせて綴っていく映画。
「オズランド」でも書いたが、また書く。波瑠好きには堪らない映画だろう。うらやましい。
ちゃんと感動もして、涙も流した。だから、それなりにいい映画だと思う。
ただ、TV出身の監督だからか、サービス精神旺盛な感じ。あれもこれも。
彼が、彼女ではない人と結婚した経緯はまだしも、彼女が、学生時代に被った悲劇、そして彼女が最愛の夫と離れてしまう理由。どれも、ちゃんとした理由なんだけれど、こんなに積み重ねると、なんだかなあ。
学生時代に被った悲劇は、昭和中期にはよくお話に出てきたシチュエーションだけれど、現代で見るとなんだかなあ。母と妹たちも背景みたいだ。結果的に、それら出来事への興味になってしまって、二人の想いの方には、俺の頭はそういかなかった。
同じような感覚だったのは、(これもいい映画だと思うんだけれど) 「永遠のゼロ」。それで、先ほど書いた、"TV出身の監督だからか" という言葉になっている。
ほとばしる才能は感じるので、いつかは、エピソードが、登場人物の性格や感情を描き出すというか、掘り込んでいくような映画を撮ってくれないかなあ。
まあ、俺がそういうのが好きだっていうだけかもしれないけど。
終わりに。杉崎さんは頼りになる!
三月って人生みたいだろ
真っ直ぐな女の子が
体験する人生を、
スクリーンを通して
一緒に歩くお話。
人に尊厳をもてる女の子だけど
自分の心に正直に行動するので
時には相手を傷つける
もう
帰らない人に対しても…
ここに対しての倫理観や価値観で
この作品に対する思いが別れそうです。
一度の人生なのだから
後悔しても、やらないよりは
やった方がいい。
その罪悪感を背負う覚悟が
あるならば。
いやそうではない
人に迷惑をかけるなら
自己犠牲を優先した方が
気分がよい。と思うか。
何を優先したら
自分の人生に納得できるのだろう。
そんなことをぼんやり
考える作品でした。
役者が通しなので
時代設定における年齢で
学生の時の違和感
ありますが、
人生のやるせない選択が何度も
表現されていて
ある程度の年齢の人からすると
どこかで見たり体験したことのある
人生の経験則みたいな場面が
多くてリアルな世界観でした。
それまでの人生を捨てて
相手に合わせても
上手く暮らせるかはお互いの
気持ちのタイミング次第だったり
集団心理の迫害がはびこる学校で
啖呵きったり
それら正解のない選択を
否応なしに歩いてぶつかっていく。
ぶつかり方が人間くさい。
そんな日々のなかで
激動する社会背景を時間解決によって
少しずつ対応していったり
色褪せない気持ちを拠り所に
繋がって、
気持ちを立て直していく
弥生とサンタに、
生きる者の心の持ち方みたいなものを
感じました。
劇中でのセリフでも、
あなたが転んでしまったことに
関心はない。
そこから立ち上がることに興味がある。
もうすぐ暖かい日がくるのを
信じながら生きていく三月って
なんだか人生みたいだろ
なんかは印象的でした。
全編を通して、
人間失敗するし、悪い環境に遭遇し
絶望にいても
建て直せるというメッセージが
溢れていました。
でも、
琢磨さんの贖罪で
再スタートが50歳というのは
やりすぎかな…
NHK連続ドラマ小説風、3月限定のラブストーリー
元々、見ようとして1回見るのを辞めようと思った作品。なんかあるじゃん、出演者はいいけど予告が微妙でみたいな。
嘘八百京町ロワイヤルもグットバイもそうでした。
だが、成田凌がココ最近大好きになりましたんで鑑賞。
そこそこの面白さ。
最高!とは言えないが、久々に恋愛映画見たからね。え?初恋だって恋愛映画だって?ありゃあ、ちゃうでしょ!恋愛じゃねぇからな。喧嘩だからな。
3月だけで2人の心情を描くラブストーリー。
お互いに惹かれ合いながらも高校時代を終えた2人は、大人になっても忘れられない大切な存在だった。
まず、良かったところをお話ししましょう。
とりあえず、成田凌が今回もスゴい。
調子に乗ってる高校時代、絶望しか見えない大人時代、真逆の成田凌を1本の映画で見れるって贅沢な。
でもなんとなく、BGMが奇妙な感じだから浦野義治に見えちゃうな...。あのロン毛時代の。襲ってきそうでちょっと怖いね。好きだけど
そいで、波瑠と小澤征悦の関係性にビックリ。
もみ消して冬やないかーい。何だか新鮮で良かった。兄妹だったのにね。
切り替わりは見やすくて良きだと思いますよ。
カレンダーのように捲られて、時間の早さに悲しくなっちゃう。残酷だな〜、時間ってのは。
杉咲花はちょっとしか出てないのに、ここまで印象深く脳にこびり付いているのは存在感のおかげでしょう。
叫ぶ役に定評のある方で、私も叫ぶ杉咲花が大好きですが今回は病気ということでそんなのは無い。
だが、いい使い方だと思う。
次にんー、って思ったところ。
30年間同じ人が演じるってのは"メイク"が大切になりますよね。
あれ?年取った?成田凌は徐々に歳を重ねている感じがなんとなくしたが、波瑠が歳をとっていない...。メイクはどうなっとんじゃい。(最後の方はほうれい線が少しあったけど)黒木瞳は上手いこと歳とってたんだけどな〜。
人生は苦難の連続ってのを伝えたいのか分からないが、始まりから終わりまで悲しいことばかり。
成田凌が大人になった瞬間クズだし、東日本大震災で目を顰めてしまうし。
担任が信じられないほどクソ教師。
波瑠が言ったって何も変わってないし、ちょっとやそっと心に響かないものかね。引くわ。
そんなこんなで物足りなさが否めない。
なんというか、薄いんだよな全体的に。
飽きはしないけど、B級感が滲み出る
夢を追いかけるのは楽しいが、実現させるのってどれだけ大変なことか。スポーツ選手になって常に実力を発揮できたり、芸人になって人をずっと笑わせたりする人ってホントに選ばれた人なんだな。
作り的にはNHKの連続ドラマ小説みたい。
エンディング前のシーンとか。これが批判されてますが、まあ私は良かったと思いますよ。
それよりも、バスってこんなに止めてくれますかね?w違和感を感じましたね。
終わりが始まり。
私、こういう作品大好きですよ。
これから成田凌が出演している作品は全部見まーす。
映画的映画+ラストの衝撃
ある程度のご都合主義は仕方ないとして
起承転結あって
2人のすれ違いも
なかなかうまいラインで演出していて
テンポもよく個人的によかった
お前ら友達いなすぎだろってくらい
主役ふたりにピックアップした物語
ただラストかな?
みんなどうなんだろ?
おれは腹抱えてわらってしまった
私が見た時劇場に5人くらいしかおらず
反応わからなかったが
あれ見せられて泣けないよ笑
期待するようなラブストーリーじゃないけど・・・
30年間を3月の出来事だけで紡いでいく映画、と聞いていたので
何か特別な作品なのかな。
また、ストーリーが前後して分かりづらい、とも。
実際観てみると、全く違和感なし。混乱するようなこともなし。
なんとなく観たら、30年間を3月の出来事だけで紡いでいた、と気づかなかったかも。
数ある恋愛ドラマのなかでも、オリジナリティの高い表現方法として評価でき、
この作品はこれで良かった。
なかなか思い通りにはいかない人生を、ごく自然に描いていて、感動出来ました。
最後の教室のシーンは、「スカッとジャパン」を見ている時のような気持ちで泣けました。
僕にとって名言というか、心に刺さる言葉が幾つかあり。
書き留められなくて、残念。
エンドロールの後のおまけ、自分的にはいらないと思います。
立派に成長した太郎の息子の姿が救い、それだけで十分です。
新型コロナウイルス感染拡大中のこの時期、映画館に足を運んで良かったです。
観客は、三人でした。
想い続けても叶わぬこともあれば、想い続けて叶う夢もある。桜はどんな人生をも見守り続けています。
30年の時を経ても消えぬ想いを紡ぐお話らしい。
どんなストーリーなのかと気になるので鑑賞。
高校生に始まり、50才までの30年余りが描かれます。
波瑠 杉咲花 成田凌。
男女七人、いや三人の春物語。
いかにも三角関係になりそうな感じ。 と
思うまもなく杉咲花、死去。 あら
…
そして30年の月日が流れました。
おしまい。
… (おーい)
え~と
もちろん30年の間に色々なことが起こります。
挙げればこんな感じ ↓
・(三人17才)高校の同級生 → 杉咲花は入院 → 卒業前に…
・(二人18才)高校卒業 → 「40になっても独身だったら」の約束
・(波瑠21才)政略結婚の話 → 破談
・(成田25才)出来ちゃった婚 → 数年後に離婚
・(波瑠26才)教員になる
・(波瑠31才)歯科医と東京で結婚 → 父の介護で宮城に
・(波瑠41才)東日本大震災 → 旦那さんの死
・ などなど
振り返ると、描かれるエピソードは多いのです。 ただ、
描かれ方が 「点」
次のお話も 「点」。
ストーリーが、 「線」 としてつながっていかないような
そんな感じを終始持ちました。
※上手く表現できないのですが、
「人生のスライドショー」をみていた気分
…とでも言えばいいのでしょうか
役者さんの演技は素晴らしかったです。
特に波瑠さん。
動きも表情も、見ていてとても心地よい。
いい女優さんです。
◇ あれこれ
サクラ(杉咲花)のひとこと
病床にて、弥生と成田凌に伝えるメッセージ。
「二人はこのまま変わらないでいてね」
↑
このセリフ、途中まで深読みしてました。
「変わらないで = 結婚なんかしちゃダメ」
そんな意味があったら怖い…。
※エンディング近くのエピソードで冤罪と判明
よかった良かった
山田太郎(成田凌)
「サンタと呼んで欲しい」
と言ってましたが
うーん。 やはり 「ドカベン」 としか…
…
というか
「サクラ に 弥生」 ときたら
「空」
とでも名付けたら良かった気も…
♪さくらさくら弥生の空は♪
◇
最後に
この作品、
「サクラの木が、遠くから三人を見守るお話」 なのかも。
そんな風にも思えてきました。
☆映画の感想は人さまざまかとは思いますが、このように感じた映画ファンもいるということで。
轍
事前の期待値を超えるほどではなかったですが、十分に楽しめました。
30年を順番に描くのかなとは思っていましたが、行ったり来たりを繰り返したりするので物語の内容は追うように理解していきました。
杉咲花さんの引き込まれるような演技が少ない場面でもひしひしと伝わってきて良かったです。成田くんと波瑠さんの高校生姿は少し無理があったかな…単体ではなんとか。
成長していくたびに愚かさ・醜さが垣間見えてきて、後悔を募らせていく過程がズンと心にきました。現実でもこういう行き違いが発生して後悔ばかりの日々が多いからだなとも思いました。
ただ中盤のサンタと弥生が抱きしめ合うシーンがツッコミどころ満載です。なぜ逃げなかった?裏切ったと言いつつ服脱がしてたじゃないか…ここはピンとこなかったです。
最後のミュージカルシーンはなんとも言えないです。可もなく不可もなく…
恋愛映画というよりも…
恋愛映画が好きなので期待を込めて観ました。
卒業した時は皆夢を持っていて互いの人生まさかこんなになるとは思ってもみなかったのに、世間の荒波にもまれ挫折したり、大切な人との別れもあり、過ちもあり、後悔もあり、それでも進んで行かねばならず、3月に焦点を当てて、人生とはどんなものなのかが上手く描かれた作品でした。すれ違いを乗り越えて30年の想いが実るのはピュアで奇跡的なラブストーリーだと思いますが、あまりキュンキュン来なかったのは「見上げてごらん夜の星を」のインパクトと30年の人生の重みが勝っていた事と、最後に結ばれた時に情熱的な何かが欠けていて、絆の部分を強調した綺麗な終わり方だったからでしょうか。
波留さんと成田凌の高校生は少しキツかったですが、お2人の演技はとても良かったです。
演出面でエンドロール後も含めて時空が遡る場面があり分かりにくかったり、違和感を感じた点が残念でした。
誰しも経験した恋愛の後悔を回顧し美しく洗い流してくれる不思議な映画
泣いた、泣いた、ひたすら泣きました。
本当に、観ながら、自問自答する、一緒に考えて、一緒に感じる、そんなふうに製作されていて、感情移入が半端ないです。
やはり、はると成田の演技もあるのでしょうが、何か演技ではなくドキュメンタリーのような、そんな感じでした。
みんな泣いてました、映画館二人だけでしたけど、レイトショーで。
でも、最高でした、是非観てほしい映画です。
師走のように忙しなく感じた
私、旧暦の中では弥生が一番好き。
穏やかに春の訪れを告げるような、弥生って柔らかい音の響きが好き。
それで、この映画なんですが、高校を卒業するまでは結構好きな感じだったんです。当然、期待も高まります。
だけど、いろんな事が起こり過ぎて、忙しない感じでだんだん観てて疲れてきちゃった。
完全に好みの問題だけど、私はもう少し穏やかな映画の方が好きなんだと思いました。
こんだけいろんな事が起こっちゃうと、最早タイミングの問題だけじゃない気もするし。
あと、桜って咲き誇っている時でも、どこか見てる人の気持ちに寄り添ってくれるイメージが有るんですね。
この映画の桜からは、それを感じなかったな。
でも、いいなと思うシーンは、いくつか有ったんですよね。
特に古本屋の再会シーンなんか好きだな。ただ、その後の追っかけっこは無い方が好きかな。
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