「若手の新進俳優さんたちに拍手!」弥生、三月 君を愛した30年 marimariパパさんの映画レビュー(感想・評価)
若手の新進俳優さんたちに拍手!
副題に『君を愛した30年』とあるので少し心配したんですがやはり高校生から熟年までの30有余年をそのままの俳優さんが演じられたんですね。
でもヨン様とチェ・ジウさんが『冬のソナタ』で演じた高校生役と比べたらお二人とも結構違和感最小限に抑えバッチリ演じられていたので感心しました。役者としての実力発揮!ってところでしょうか!?
3月に関連するキーワード(弥生、サクラ、桜の映像)、バスを追いかけるシーンの繰り返し、携帯電話の進歩具合、重要シーンでの『上を向いて歩こう』のメロディ、それぞれがいい役どころというか重要になっていること、しみじみ感じました。
どなたかも書かれていましたが波瑠さんの目ぢからというか目で語る演技素晴らしかったです。
NTT docomo のCMで 「新人の村松です!」ってヘマばっかりして落ち込むけど頑張るぞ!って新入社員たちに力を与えてくれたボーイッシュな髪型の頃(もう10年くらい前?)から目をつけてたんですよね~って「それが何!」っていわれそうですが。
久しぶりに行った映画館の隣のスクリーンでは『囚われの殺人鬼?』をやってる人が(まだ観てないので間違ってたらゴメンなさい)こんなにも内面・心の葛藤を見事に演じ切ってるのは素晴らしい役者さんの証拠ですね、成田凌さん!
TVドラマ 『コードブルー』での気弱な研修医や『逃げ恥』での今どきの若い社員などなど怪人二十面相なみ役の幅広さに脱帽です。『カツベン』観逃してしまったのでVODで観るのが楽しみです。
もちろん杉咲花さんのテープの声、岡田健司さんの先生役の奮闘にも心打たれました。
さすが監督・脚本の遊川さん、数々の大ヒットドラマを世に送り出しただけのことはありますね。この作品もどなたかおっしゃっておられましたが、1クールぐらいのドラマでやってもよかったんじゃないかと思います。その方が時間軸の行ったり来たりで頭をひねらなくて済んだかも。
あと私もエンドロール前のラストシーンは坂本九さんの歌で締めくくってもよかったんじゃないかと思いました。でも色々なシーンで胸と目頭を熱くさせていただきました。よかったです。