「「弥生、三月」を五月に観る。」弥生、三月 君を愛した30年 へねみこさんの映画レビュー(感想・評価)
「弥生、三月」を五月に観る。
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30年間の三月を描いた中でも、序盤の教室が最高のシーン! 波瑠ちゃんの演技に呑まれました。そして、3人とも高校生としての演技が光ってましたね!
しかし、だんだん尻すぼみの感が否めない…。人生の困難にぶつかっていく話だから、仕方ないのかなぁ。(成田くん波瑠ちゃん、がんばってたけど40〜50代には見えなかった…)
そして、作品中、説得力の無さと不自然さはどんどん増していくのだ。
「サッカーしない?」と、一度だけしか会ったことない女性に憧れて教職に就く息子。(憧れても、教師というところじゃないのでは)
30年後の教室のシーンだが…担任の父親が向かう不可解さ(サッカー教室の子から聞いたの?)、
生徒や保護者の前で担任吊し上げ(あゆむセンセイから訴訟起こされたら学校は勝てない)、
いきなり「辞めろ」コールの生徒(何があったのだ⁉︎ 担任の正否はともかく、あんな行為する子ら見て親も教師も引かないの??)、
何より、あゆむセンセイの演技力は…。他キャストの演技が素晴らしいので演技力公開処刑になってしまっている。唯一のキャストミスと言えるのではないか。
そして、重要なさくらのカセットテープ。…なぜ、さくら父は30年後に発送したり届けに来たりしたのだろう。予告編でも触れられている最大の仕掛けなのに、疑問が残るようでは…。
一番の問題点は最後の歌…必要だろうか。赤ちゃんのときからの縁があるってのも、手垢がつき過ぎてるネタ。これで終わらせるのはちょっと弱いのではないだろうか。
あと、細かいこと言うと、日本では4G回線は2012年からなんだよね。震災の年にはまだ無かったはず。
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