劇場公開日 2020年3月20日

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「初めと終わり」弥生、三月 君を愛した30年 みみずさんの映画レビュー(感想・評価)

2.5初めと終わり

2020年4月5日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

泣ける

寝られる

萌える

初め良ければ、こと半ばなる。
主演2人の制服姿の是非はともかく、
高校卒業までの経緯は良かった。
特に、制服姿にも全く違和感のない杉咲花は、
可憐で儚げ、ひときわ輝いてさらりと消えた。

終わり良ければすべて良し。
杉咲花の残したビデオテープ、
その出し方にいささか唐突の観は否めない。
しかし、そこからのラストに向けての流れは心に染みた。

初め、終わり共に良かったのだから、素晴らしかった?
いや、中間が酷すぎる。
だらだらと2人の堕ちていく様子が描かれ、
暗くなるし、そのグダグダさに苛つく。
また、東日本大震災を持ち出すのも、余りに安易だ。
結局、杉咲花のいないシーンは退屈きわまりない。

遊川和彦にはこういう作品は無理があったのか?

みみず