「サクラの樹の下の誓い」弥生、三月 君を愛した30年 野々原 ポコタさんの映画レビュー(感想・評価)
サクラの樹の下の誓い
春は出会いと別れの季節
一年、また一年と
出会いと別れを繰り返して
わたしたちは歳を経ていく
人生における3月での出来事をつなぎあわせるだけで
こんなにも起伏のある人生ドラマを
紡ぐことができるなんて…
作劇の発想が素晴らしいです。
人生は色々なことがある
長く生きればそれに伴って
辛かったこと、悔しかったこと
もちろんその逆も、同じ数だけ
楽しかったこと、嬉しかったこと
歳の数だけ重なりあって
人生の航路になっていたのだ
だから友よ、
今の自分をどうか否定しないで欲しい
迷ってもいい 立ち止まってもいい
それらの記憶を思い出と呼んで
また旅路へと戻ればいい
歳を重ねた今なら分かるよ…
歳をとるのは、生きている者の特権なのだと
早くに亡くなった友人が教えてくれました。
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