「想い続けても叶わぬこともあれば、想い続けて叶う夢もある。桜はどんな人生をも見守り続けています。」弥生、三月 君を愛した30年 もりのいぶきさんの映画レビュー(感想・評価)
想い続けても叶わぬこともあれば、想い続けて叶う夢もある。桜はどんな人生をも見守り続けています。
30年の時を経ても消えぬ想いを紡ぐお話らしい。
どんなストーリーなのかと気になるので鑑賞。
高校生に始まり、50才までの30年余りが描かれます。
波瑠 杉咲花 成田凌。
男女七人、いや三人の春物語。
いかにも三角関係になりそうな感じ。 と
思うまもなく杉咲花、死去。 あら
…
そして30年の月日が流れました。
おしまい。
… (おーい)
え~と
もちろん30年の間に色々なことが起こります。
挙げればこんな感じ ↓
・(三人17才)高校の同級生 → 杉咲花は入院 → 卒業前に…
・(二人18才)高校卒業 → 「40になっても独身だったら」の約束
・(波瑠21才)政略結婚の話 → 破談
・(成田25才)出来ちゃった婚 → 数年後に離婚
・(波瑠26才)教員になる
・(波瑠31才)歯科医と東京で結婚 → 父の介護で宮城に
・(波瑠41才)東日本大震災 → 旦那さんの死
・ などなど
振り返ると、描かれるエピソードは多いのです。 ただ、
描かれ方が 「点」
次のお話も 「点」。
ストーリーが、 「線」 としてつながっていかないような
そんな感じを終始持ちました。
※上手く表現できないのですが、
「人生のスライドショー」をみていた気分
…とでも言えばいいのでしょうか
役者さんの演技は素晴らしかったです。
特に波瑠さん。
動きも表情も、見ていてとても心地よい。
いい女優さんです。
◇ あれこれ
サクラ(杉咲花)のひとこと
病床にて、弥生と成田凌に伝えるメッセージ。
「二人はこのまま変わらないでいてね」
↑
このセリフ、途中まで深読みしてました。
「変わらないで = 結婚なんかしちゃダメ」
そんな意味があったら怖い…。
※エンディング近くのエピソードで冤罪と判明
よかった良かった
山田太郎(成田凌)
「サンタと呼んで欲しい」
と言ってましたが
うーん。 やはり 「ドカベン」 としか…
…
というか
「サクラ に 弥生」 ときたら
「空」
とでも名付けたら良かった気も…
♪さくらさくら弥生の空は♪
◇
最後に
この作品、
「サクラの木が、遠くから三人を見守るお話」 なのかも。
そんな風にも思えてきました。
☆映画の感想は人さまざまかとは思いますが、このように感じた映画ファンもいるということで。
もりのいぶきさん、
コメントありがとうございました
そうなんですね。たしかに駅のホームの看板とかあら探ししていました。でも、映画の事情もたぶんたくさんあるし、気にかけないことも寛容のひとつかとあらためて思いました。どうしても自分の思い入れのある場所だと気になってしまいますよね。
何か私も、この映画には今一つ入り込み切れませんでした。サクラ咲く4月に、30年掛けてたどり着く話。3月の「日付け」が段々と末日に近づいて行ってませんでしたか?