「桜咲く春…波留」弥生、三月 君を愛した30年 bunmei21さんの映画レビュー(感想・評価)
桜咲く春…波留
クリックして本文を読む
ホントは、互いに好きなのに、本音を伝えられないまま、30年もの間のすれ違い人生を描いたラブ・ストーリー。
親友の死を境にして、とても遠回りをしながらも、その親友の残したメッセージによって、互いの大切さに気づかされ、自分の気持ちに素直になっていく男女。
互いに、一度はあきらめながらも、紆余曲折を経て結ばれていくベタなラブ・ストーリー。その中でも、東日本地震の震災やサンタの息子との絡み、弥生の父親との確執などを取り入れることで、2人の絆を結びつけるところが、遊川和彦演出の巧さでしょか。
成田君も波留さんも、30年の年月を演じ、成田君は、それなりの歳を重ねた姿を演じていましたが、波留さんは、少し無理はあったかな…。でも、最初と最後のバスをおいかるシーンは、30年の時を感じさせる走りだった(笑)
その最初にバスを追いかけたシーンや、イジメの指導のシーンが、最後にまた回収されていましたが、最後の教室シーンは、現実とはかけ離れた学校の対応に、不自然さを感じた。それに、エンドロールも、映像は美しかったけど、そこまでベタにするか…と、なんか白けた。
大切な人と2人で、その絆を確かめ合いながら観るには、良い作品だと思います。
コメントする