「難解」弥生、三月 君を愛した30年 茉恭(まゆき)さんの映画レビュー(感想・評価)
難解
名脚本家、遊川和彦がメガホンをとった作品ですが、
一見、解りやすい作品に見えて、実はとても難解な内容。
3月に特化して30年を表現していく訳ですが、
表現しきれていない部分、
これ必要?!と思う部分、
それらは監督のセンスと意図するものなので、
そこが、難解と感じました。
311によって引き裂かれたもの、確かにたくさんあるけれど、
果たしてそれはこの作品に必要だったのかどうか。
私ならあの父親と母親との確執をもっと見たかった気がしますが、
前述の通り、それは監督の意図なので、
結論として、難解。としか。
波留さんの年齢によって走り方を変えた部分、お見事でした。
でも言うなら、加齢によってあんなに声は通らなくなるので、
それは惜しいなと。
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