「30年間は1日に始まり31日に終わる」弥生、三月 君を愛した30年 Norihiroさんの映画レビュー(感想・評価)
30年間は1日に始まり31日に終わる
30年間の長い恋愛を同じ配役で演じ続ける切なくも愛おしいラブストーリーです。私が48歳、1971年生まれでまさにこの世代なだけに予告編から注目していました。
30年間を描くのに、カセットテープ、昔の携帯電話が登場し大震災も織り込み、うまく描かれています。ストーリーも互いに別々の人生を歩んでいく中で、意識せずにはいられなくて、しかしうまくいかず、サクラのみずみずしいなまでのカセットテープの音声により二人は結ばれるという、なかなかの展開でした。過度なハッピーエンドにしなかったのも良かった。過去から現在まで順に時間を追って展開するのかと思いきや、過去に戻って不遇な事実を理由付け、少し戸惑うところもありましたがそれもうまいストーリーです。 予告編の音楽がもっと聴きたかった。
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