1917 命をかけた伝令のレビュー・感想・評価
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どんだけ金掛けてようがワンカットだろうが面白くないもんは低評価
映画見る人達は要は面白い映画を見たいわけであってどんなに作り方を凝っていたとしても面白く無ければ時間と金を損したと思う
ワンカットである事が売りであると同時に弱点になっているのは明らかで
全体的な雰囲気は戦場で逃げるだけのアドベンチャーゲームみたいな感じ
そして不自然な設定や演出、違和感に溢れている
ダラダラと流れていく展開のなかで不自然に相棒が
敵兵に刺されて死ぬのだが『あ~なんか相棒簡単に死んだね~』
みたいな感じでショックも感ませんでした
後から考えて自己分析して分かったのはワンカットの設定なので
相棒が死んだとしても見てる側の我々からしてもこの伝令の二人と
数十分前にスクリーンで見知ったばかりであると言う前提
主人公である二人に感情移入する準備も無いままに
いきなり片方が簡単に死んでも『ふ~ん』となるだけと言う事です
ワンカットで無ければ彼等の友情関係とか回想等の演出が加えられて
見てる側の我々ももっと感情移入できたのだろうと思う
そして演出や設定の部分で違和感があるのが
退却した筈のドイツ兵の狙撃兵が時々居て攻撃してくるというところ
地雷とかトラップが仕掛けられている設定なら納得できるのだけど
『何で~⁉』って感じでした
また川に落ちて流れ着いたところで探していた連隊を発見!!
ここでは『ここまで来たらファンタジーじゃん!?』ってなりました
どんだけ都合良いのか??訳が分かりませんでした
特撮に金を使い過ぎたのか?
ひたすら攻撃を受けたり逃走するシーンばかりが目立ったのと
ちょいちょいエグイ死体を見せつけてリアル感を出そうとしているのだが
見え透いた演出で能が無いな~と思いました
相棒の兄に会ったところで泣かせたかったのだろうが見てる側も
この伝令の二人とは小一時間前に見知ったばかりで感情移入できていないので
うるっとはきません
最期伝令を伝えて攻撃を止めたところも『ふ~ん』って感じ
感動も無いし脱力感も何もない
予備知識が無いほど楽しめる!
分かってはいるけど、いきなりの長回しに!!!カメラは凄く滑らかに動いているけど、少し画面酔い?(ブレアウィッチを見た時は酷かった…)カメオ出演的に出て来るスターに!!(ワンカット以外の情報が無い中、観たので出てくるたびに『おっ』と思いました。)
技術と仕掛けが90%だけど、二時間飽きずに観賞出来ました。ストーリーは及第点レベルかも?
臨場感がすべてか
ネタバレはほぼないけど
少し中身書くので注意で
ワンカット
(厳密に言えばちがうな)
の撮影。凄かった
よくまぁこの大作を
ワンカットでやろうとしたなぁ
製作陣、役者さんたちに脱帽
セリフ間違えたらおわり
立ち回り間違えたらおわり
その緊張感の中での撮影
想像を絶するものだったでしょう
映像演出はすばらしい
ただストーリーの
ご都合展開が気になる
主人公は人が良すぎて
戦争のときって
敵は割と平気に殺すとおもうんだけど
まぁ殺さないそのせいで
何度か危ない目に遭うし
人のことを撃てないとか理由あるなら
まだわかるんだけど
そうじゃないし
なら隠れていくとか
とおもうんだけど
そもそも隠れてすらいかない
隠れることができないからなのであれば
戦うしかないとおもうのだが
戦わない
正面から走り飛び込み
結果着きました
みたいな展開で
みせかたがすごく残念。
主人公、弾当たらない人種かなんかかとおもえるくらいの
スーパーラッキー上等兵
敵陣
の境目とか
なんかわかりにくい
急に敵陣だったりするし
あと相棒のエンドの仕方がね
もうちょいストーリーに絡んだものにしてほしい
ストーリーに起承転結求める人は
物足りなく感じるかも
臨場感がすごくリアル
それがすべての映画だ
音楽もいい
ドクターストレンジの使い方
贅沢
奮い立たせるもの
楽しみにしていた一作。
主人公コンビを演じる俳優二名についてはまったく知らなかったが、それが逆にこの映画の中における彼らの立ち位置のようなものを如実に示していたように思う。
全編ワンカット撮影の煽り文句は伊達ではなく、とにかくカメラが主人公に張り付いて進んでいく。
スペクタクルシーンの合間に適度な緩みも設けてあり、その構成が絶妙。
その道中はさながらゲームをプレイしているようで、「メタルギアソリッド」シリーズをプレイしているような感覚に陥り、それも楽しかった(ファンです)。
そのゲーム感も良かったのだが、特に胸を打ったのは繰り返し逆境に立たされる主人公をその都度奮い立たせる演出。
塹壕の崩落から辛くも脱出した主人公はミルクを飲んで回復。
そして戦火の村で出会った新しい命へとそれが受け継がれていく(すげー直接的に)。
激流に飲まれながらも美しい桜の花びらに包まれてまた覚醒。
透き通るような歌声の中、なんということはない、しかし生命を感じさせる森の中で小休止。
最後の地獄を走り抜け、彼は再び野に臥し、樹の根元で命の絆を感じて幕。
かくも無惨な地獄の中で、主人公は幾たびも諦めかけながら、豊かな命に背を押されて前に進んでいく。
その姿に素直に感動させられた。
ちなみに、脇を固める俳優陣があまりに豪華で、それも楽しめた。
たいへん面白い映画でした。
私の中ではアカデミー賞!10部門受賞!!級の映画
ワンカット撮影が目玉となっているこの映画、
終始一貫、緊張感(ハラハラドキドキ)が途切れることなく、
途中からワンカット撮影のことはスッカリ忘れるほど。
本物の戦場に立ち会ってしまった感ハンパなく、
どこまでもリアルな戦場が続く様は、まさに圧巻。
特に第一線の突撃シーンで、真っ先に壕を出て、
次々と特攻していく兵士達を横切りながら
命を賭して使命を果たそうと突っ走るスコフィールドの姿は、
この映画の一番のクライマックスだったかな。
そしてラスト、ブレイクの死を兄に伝えるシーンは、全身が震えるほど感動いたしましたね。
正直ここまで心を持って行かれた映画は十数年ぶりですよ。
※ラストのラスト、スコフィールドが写真を見るシーン、「・・・あれ?写真が濡れてないの?」と思ってしまいました(笑)
観入る
第一次世界大戦、若き2人のイギリス兵がドイツ軍の罠を知り、その戦いに今や身を投じようとしている1600名の最前線部隊に進軍の中止を知らせようとする話。
ハッキリ言って物語の内容は大した事が無い。
しかし、それを補うものが、この映画のウリである「全編ワンカット撮影」。
確かに凄い。
大した事なさそうな話でも映画に吸い込まれる様な体験映像。「主人公達の台詞はどうしているのだろうか?」も興味は湧く。
撮影カメラの進化により人へ近寄る映像はこのくらいは可能だろうなとは思えてしまうが、この映画のアングルまで考えてしまうと「どれほどの緻密な計算あっての映像なのだろうか?」と感心してしまう。
全編ワンカットとは言うものの、私は「リアルタイム」という点では疑問に思った。
昼夜いきなり逆転する部分。
カメラは廻しっぱなしなのだろうか?(昼夜切り替わる所はシーンを数秒真っ暗にして早送り?それとも、夜シーンは大型室内セット?)
そこも詳しく知りたいものだ。
総合的に色々考えるとメイキングか副音声による撮影解説が聴きたい。
(メディア化の際は期待してますよ!!)
さすがに後半は「作品的に息切れしたのでは?」と感じる映像演出シーンがいくつかあった。
前線部隊にいつのまにか合流するシーン。
都合が良すぎ。
また、最後の伝令力振り絞りシーン。ドイツから砲撃を受けてるが主人公は動けて、すぐの周りの兵士達はやられた様に微動だにせず。(多人数細かい指示は流石に無理か)
すんなり進撃中止すると相手の砲弾がすぐ止むのも不可解。
ラスト故郷の写真を眺める彼は何を思っているのだろう?
虚無感が味わえた。
追記:全編ワンカットと配給側や映画評論家ウリ文句を元にレビューしております。レビュー後、本当は違う事が判明致しました。判明後の状況でレビューを書き直しとなりますと、鑑賞後すぐの印象を大きく覆しますので、判明前のレビューそのまま残す事に致します。
(ですので、判明する前の疑問などを個人的にレビューした内容となっております。)
Age before beauty. 先行って死んでみたら! … なんて意訳過ぎる?
映画製作者として...歴史的第一次世界大戦のドラマに、戦争映画というよりも多くの方々にに感じてほしいと考えていた
”時を刻むスリラー” ...として
映画における撮影方法に対して
"誰も触れることのできない神によるトラッキングショット...”
”映像は、限りなく華麗に滑るように..."
人を救うために急がねばいけない!...人間不信のディオニス王か?特別命令を受けたミラー大尉か?はたまた濡れ衣を着せたギャングのリーダー、ルーサーか?この映画自体は、嫌な例えとして人間の心理の性的でない力強いリビドーを目の当たりにする。
It is a direct order to call off tomorrow morning's attack.
立ち止まってはいけない!飛行機なら1時間かからないのに..司令官は、若き伍長二人だけで行かせ、小隊を組んで作戦行動を何故とらないのか? 自分の祖父から聞いた話からか?…いやイギリス人らしい ”着実に” ”時間厳守に” という発想からか?
Sir, is it just us?
"Down to Gehenna or up to the Throne.He travels the fastest
who travels alone."
若き兵士よ!人を頼らず自分たちで遂行せよ!この例え文句。しばしば出てきて、しかもラスト近くでは、 "The Jumblies" という詩の部分を聞かせて彼らのミッションの隠喩の部分も登場するのでこれをどのように訳し、日本の視聴者にどのように分かってもらえるのか...変に訳せば、台無しに。
5分に一回欠かせない愚かな戦争というエロ・グロ・ナンセンス。それを地で行くこの映画。馬の死骸に群がるハエ・ハエ・ハエ、泥に埋もれた顔だけの兵士にドキッ、死体には過度に誇張された映画ハクソンリッジでもお馴染みのネズミちゃん達。終いには戦闘機がこちらに向かってくる始末。確かに類まれなる精巧でしかも実物以上に美術的想像力の賜物のギミックであったり、予期しないイベントをサラ~ッと何もなかったように突然ブチ込んでくる撮影方法は、見ている者を釘付けにして目をそらしていては一瞬の出来事を見逃すと後々後悔するような話の滑らかすぎるほど滑らかな連続性がこの映画のモットウと言われる所以か?
"Through this holy unction may the Lord pardon thee all faults or
whatever sins thou hast committed."
上官としてではなく、彼らの行く末を案じて・・・病者の塗油
そこまでして戦場では戦わなければならないのか? スコフィールドの言葉が惨いことを言うことで里心を遠ざけている。映画の幕が閉じる前にこの言葉が彼なりの強がりと....
I hated going home. I hated it.
When I knew I couldn't stay.
When I knew I had to leave,
and they might never see me.
なけなしの戦時での配給食を分け合った戦友にこの言葉は言えるのか?
Am I dying?
Yes. ためらいながら......
Yes. I think you are.
稚拙な者には決して分からなかった二つのフレーズに共通するものとは...この映画のキーポイント…グリーフワーク(Grief work)。愛する人、大切な家族、それと故郷をなくす恐怖 ...克服する大切な映画と知ると単なる映像では終わらなくなる。
後半になると幻想的であり、何か恐ろしい前触れを思わすように....照明弾の明かりに照らされた廃墟を駆け抜ける場面となり、それから実際の時間がそのまま経過しているような..暗闇から空が刻々と白み始めるまでの一連の流れは、ほとんど台詞をそぎ落としたような感覚になり、ラストの砲撃のシーンよりも印象に残るものとなっている。ある視聴者はこのように述べている。「映画1917は没入型映画製作の成果であり、印象的な映画撮影、映画編集、セットデザインを備えています。 戦争の緊張と冷たさを人間の深い感情と巧みにバランスさせた、ほぼ完璧な映画です。」たぶん多くの方は、支持されると思うが...
I hope today might be a good day.
Hope is a dangerous things.
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Last man standing.
フランス語で音を意味するエンタメサイトVoxの電話インタビューによると”ワンショット”コンセプトを決めた理由を監督は、こう述べていた。「このストーリーを2時間の”リアルタイム”で伝えたかったので、観客を男たちの体験に釘付けにすることは自然なことだと感じました。 時々刻々と動くスリラーのように動作する映画では、観客に1秒ごとの経過を感じ、彼らと一緒にあらゆる一歩を踏み出し、地理と距離、身体的な困難を認識してもらいたいと思いました。 あなたが彼らと一緒に物語を生きなければならないという気持ちは、カットしないことによって強調されます。」
リハーサルのプロセスにおいて、信じられないようなすべてのシーンでその距離を測定する必要があったほど綿密に練られたとされる撮影計画。それをも打ち砕くような急変しがちな自然の風景……常に変化しており、大気、光、雲、条件、そしてカメラと俳優との関係はステージ上のような演劇とは180度違っていると思うと…そんな拘束時間を考えると主な登場人物を2人にしたのは、物理的解決手段の最適なものとなり最初に述べた揶揄に対して撤回したい気持ちにもなる。
戦争映画ファン以外の方でもすんなりとサクッと見ることのできる映画と言えます。
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