1917 命をかけた伝令のレビュー・感想・評価
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ウッディの大冒険
2020年ベストムービー!⭐️✨
とても感動的な物語でした。
"全編ワンカット"という、まるで観客を煽るような宣伝文句が先んじていますが、そんな言葉は不要でしょう…(だいたいワンカットでも無いし、予告編自体が映画の見せ所となっているのは、ネタバレではないのか?と思います)。
主人公をはじめ、前線で戦う兵士たちの心理描写に優れており、心震える物語でした。
オススメです!(笑)
心拍数が…
目的は果たしたが…
作品内に引き込まれる映画でとても楽しく集中して鑑賞することができあっという間の時間を過ごす事ができた。
戦争映画だが、主人公は敵を必要以上に殺すことなく、味方の他の部隊に攻撃中止命令を伝えに行く任務を任されその一点に集中して主人公はゴールまで走り抜くわけだ。
とにかく臨場感が凄い。まるで自分が戦場にいて主人公のスコフィールドの視線で作品を楽しむことができる。
時折敵が仕掛けた罠や、敵が攻撃してくるシーンがあるのだが、こちらもその罠や攻撃を受けたかのように驚かされる。
またそういう場面に出くわす前はこちらも緊張感が走り、とてもスリリングな気持ちにさせてくれる。
ストーリー性は決して複雑な内容ではない為、ストーリー展開になにかハラハラドキドキさせられる事はなかったが、戦場において一つの指令を全うする事がどれほど大変で緊張感あるものなのか、他の作品では味わえないスリリングな気持ちにさせてくれる。
最後はカンバーバッチ演じるマッケンジー大尉に中止命令を伝え任務を果たして終わる。
彼が任務を果たした事で数百人の命が救われたのだが同時にマッケンジー大尉が語ったように、来週になればまた指令内容は変わり攻撃指令が出るかもしれないといった言葉がとても重く聞こえた。
スコフィールドは命を賭けて果たした目的だが、終わりの見えない戦いはまだまだ続き、またこの後も命を賭けた戦いは続く。それらの事を思うと目的を果たしたスコフィールドだが、彼の表情をみると達成感というものを感じることなく既に明日の戦いを見つめてる表情にみえた…
映画にはストーリー性を十分に楽しんで満足感を味わう作品もあれば、今作のような体験型、作品に没入できる事で楽しみ満足感を得られる作品と色んな楽しみ方がある。
今作を見るのであればまさに後者であり、そのタイプの作品では完成度がとても高いと思う。
是非興味がある人はIMAXで作品に没入して存分に楽しんで見て欲しいと思う。
全面戦争の夜明けを体感せよ
どんだけ金掛けてようがワンカットだろうが面白くないもんは低評価
映画見る人達は要は面白い映画を見たいわけであってどんなに作り方を凝っていたとしても面白く無ければ時間と金を損したと思う
ワンカットである事が売りであると同時に弱点になっているのは明らかで
全体的な雰囲気は戦場で逃げるだけのアドベンチャーゲームみたいな感じ
そして不自然な設定や演出、違和感に溢れている
ダラダラと流れていく展開のなかで不自然に相棒が
敵兵に刺されて死ぬのだが『あ~なんか相棒簡単に死んだね~』
みたいな感じでショックも感ませんでした
後から考えて自己分析して分かったのはワンカットの設定なので
相棒が死んだとしても見てる側の我々からしてもこの伝令の二人と
数十分前にスクリーンで見知ったばかりであると言う前提
主人公である二人に感情移入する準備も無いままに
いきなり片方が簡単に死んでも『ふ~ん』となるだけと言う事です
ワンカットで無ければ彼等の友情関係とか回想等の演出が加えられて
見てる側の我々ももっと感情移入できたのだろうと思う
そして演出や設定の部分で違和感があるのが
退却した筈のドイツ兵の狙撃兵が時々居て攻撃してくるというところ
地雷とかトラップが仕掛けられている設定なら納得できるのだけど
『何で~⁉』って感じでした
また川に落ちて流れ着いたところで探していた連隊を発見!!
ここでは『ここまで来たらファンタジーじゃん!?』ってなりました
どんだけ都合良いのか??訳が分かりませんでした
特撮に金を使い過ぎたのか?
ひたすら攻撃を受けたり逃走するシーンばかりが目立ったのと
ちょいちょいエグイ死体を見せつけてリアル感を出そうとしているのだが
見え透いた演出で能が無いな~と思いました
相棒の兄に会ったところで泣かせたかったのだろうが見てる側も
この伝令の二人とは小一時間前に見知ったばかりで感情移入できていないので
うるっとはきません
最期伝令を伝えて攻撃を止めたところも『ふ~ん』って感じ
感動も無いし脱力感も何もない
予備知識が無いほど楽しめる!
分かってはいるけど、いきなりの長回しに!!!カメラは凄く滑らかに動いているけど、少し画面酔い?(ブレアウィッチを見た時は酷かった…)カメオ出演的に出て来るスターに!!(ワンカット以外の情報が無い中、観たので出てくるたびに『おっ』と思いました。)
技術と仕掛けが90%だけど、二時間飽きずに観賞出来ました。ストーリーは及第点レベルかも?
「全編ワンカット撮影」という宣伝文句は少し疑問だが、迫力と映像美に満ちた一作。
サム・メンデス監督が祖父から聞いたという体験談を映像化した一作。
アカデミー賞の技術部門を受賞しただけに、映像、音響は非常に素晴らしく、現在劇場で体験すべき作品の一つであることは間違いないです。
物語としては、『プライベート・ライアン』をさらに簡略化したような直線的な内容で、全線に命令を伝達するという、予告で既に説明されている筋からほとんど外れません。
公式サイトでも「全編ワンカット撮影」と喧伝しており(本文では”ワンカットに見える映像”と少しトーンダウンしていますが)、主人公から離れずひたすら戦場を映し出す映像がどのようなものなのか、とても楽しみにしていました。
戦場のワンカット撮影としては、アルフォンソ・キュアロン監督の『トゥモロー・ワールド』がありますが、さすがに2時間の映像を同じ密度で表現するのは無理筋としても、銃声や爆撃におののく主人公と一体化した感覚は十分味わえました(そういった意味では、本作は疑似体験映画として、『ダンケルク』や『ゼロ・グラビティー』、『サウルの息子』などと比較して論じるべき作品かも知れません)。
ただ、本作は途中で、明らかに場面が途切れており(時間軸も切断されている)、「疑似」であっても「ワンカット撮影」を強調するのは少々事実と反するのではないかと感じました。この撮影で全編描写することをあまりにも期待していたため、一旦鑑賞の緊張感も削がれてしまいました。そのため、他の表現で本作の高い映像技術を形容するべきではないか、と思いました(噂では、監督は「ワン・コンティニュー・ショット」と言っているようですが)。
なお、「(疑似)ワンカット撮影」にこだわらなくても、撮影監督のロジャー・ディーキンスの映像は美しく、素晴らしいです。塹壕の殺伐とした状況、荒廃した都市、一転して美しい野原…、これらの風景の中を、主人公に寄り添ってカメラが縦横無尽に動く状況を観ただけでも、極めて大きな満足感を味わえます。
本作は伝令二人のサバイバル要素が前面に出ており、第一次世界大戦の悲惨な状況を知る手掛かりはあまり多くありません。本作を踏まえてピーター・ジャクソン監督『彼らは生きていた』を鑑賞すると、この戦争の悲惨さを一層実感できると思います。迷っている人はぜひ劇場へ!
まるで戦場にいるような体験
全編ワンカット風の映像によって戦場の緊迫感がより伝わってきて、まるで戦場にいるような体験をさせてくれる作品。
イギリス軍とドイツ軍の塹壕の環境が違うのが興味深かったです。
どのようにに撮影したのかはユーチューブのメイキング動画で見ることが出来ます。
工夫が凝らし凝らしの戦争映画
ワンカット風
第一次大戦下の1917年4月6日、14.5㎞離れた場所にいる2個大隊1600人の部隊に攻撃中止の伝令を届けるイギリス兵士の話。
空撮によりドイツ軍が前線を下げたのは、待ち構えている軍勢のところにおびき寄せる作戦であったことが判明し、将軍の命令書を持って2人の兵士が戦地を駆けるストーリー。
最前線ではないので激しい攻防の中をくぐり抜ける様な場面があるわけではないけれど、ドイツ軍が撤退したと言われても実感がなく緊張感のある前線の跡地を進んでいく2人。
勿論ドイツ兵が残っている可能性もあるしトラップだって…。
超単純なストーリーだけど、死体だらけの元前線、塹壕、農地や町等々様々な箇所でイベントがあって風雲たけし城状態で飽きさせないし、長回しを繫げてつくられた映像はまるでワンカットで撮影されたかの様で緊迫感満点。
そう、ワンカット撮影じゃなくてワンカットで繋いでいる作品なんですね。
中盤の気絶、暗転からの町のシーンはグダッた印象もあったけど、わかりやすく熱い物語で面白かった。
以下余談
配給会社が何考えているか知らないけど、ワンカット撮影じゃなくても緊張感があるのは事実だし、勘違いさせる様な広告を打つ必要ないのに…なんなら本当にワンカット撮影の作品てシーンの移り変わりとかどうしてもダレたり駆け足になったりテンポが悪いしね。
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