1917 命をかけた伝令のレビュー・感想・評価
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そんなに良かった?
確かにどうやって撮ってるんだろうと思うところはあったけど、そんなに面白いかな?
ワンカットって聞いていたから、二時間の長回しなのかと思いきや、多分2回はカットしている。(それでも凄いけど)
1回目はウィルが撃たれて階段から落ちて気を失うところ
2回目はウィルが川に入ったところ
やっぱり二時間回し続けるのはリスクだし、映画の中で時間の経過が必要だから、無理なのでしょう。
以下、ストーリーを追っていく。
イギリス軍とドイツ軍が戦っている。お互い豪を掘って向かい合っている。その距離は140mほどだ。
イギリス軍の若い兵士のトムとウィルが将軍から撤退命令を遠くにいる仲間の部隊に伝えるように命じられる。
→向かいにいるドイツ軍は撤退していると聞くも、疑心暗鬼であり常に緊張感がある展開となった。
→事実、撤退していたんだけど、そこまでひたすら前に進む。塹壕が長くて、同じところ歩いたりしてるのかな?と思ったりした。
トムには兄がいて、都合よく伝達先にいる見方の部隊に所属している。伝令が伝わらないと味方部隊の危機なので、トムは勇敢にも前へと進んでいく。結果、反対側のドイツ軍の塹壕に敵の姿はなかった。
ドイツ軍の塹壕には大きな部屋(穴を掘って作ったような部屋で、かなり広い。)がありそこを調査すると、トラップがあり爆発する。2人はなんとか脱出する。
→まさか爆発するなんてね。ネズミが出てくるんだけど、あれはCGなのだろうか?
ドイツ軍の塹壕に敵がいないので、どんどん進む。一軒の家があり、その前には桜が咲いているが全て斬り倒されている。家の中には何もない。近くには牛がいてバケツにはミルクが一杯に搾乳されていた。
→桜が倒れてるけど、流石に作り物だよね。
→このミルクをウィルが飲むんだけど、ミルクの存在がいかにも怪しいから、きっと毒が入っていて死ぬのかなと思ったけど、全く問題なし。
すると戦闘機が空中戦を行う。ドイツ軍の戦闘機がトムとウィルのところに墜落する。パイロットのドイツ兵を救おうとするも、トムはこのドイツ兵にナイフで刺され死んでしまう。ウィルはすぐさまドイツ兵を射殺する。
→ここまでトムが主役だと思ってたから、死んだことに驚いた。
→飛行機の墜落はどうやって撮影してるんだろ?
→やっぱり戦争中は優しさを見せてはいけないな。
ウィルのところへ見方の部隊が後を追ってやって来た。ドイツ兵がいなくて安全であることは、とっくに信号弾で伝えている。見方部隊の車に乗りどんどん進む。途中タイヤがぬかるみに嵌まるも進む。やがて橋が落ちているので進めずウィルは降車し徒歩で進む。
→時間稼ぎですね。どんな映画でもスムーズには進まない。
降車したウィルは目の前の崩落した橋の手すりを歩いて渡ろうとする。すると向かいの家から射撃される。銃撃戦となり、敵のいる部屋へと進む。
→あぁなんてところを渡るんだとドキドキする。橋の手すりは平均台位の細さしかない。バランスを崩したらやり直し?役者の気持ちを考えてしまった。
→銃撃戦が始まるがとにかく下手くそ。どこに向かって撃ってるのか。
二階の部屋に入るとドイツ兵とウィルは向かい合う形となりお互いに発砲する。ウィルは吹き飛び階段から落ちて気を失ってしまう。
→ここでカットが入った。残念。気を失って画面が真っ暗になった。ストーリーとしてはここで時間経過し夜になる。
ウィルは気が付くと、回りは暗くなっている。相手のドイツ兵は死んでいる。更にウィルは前へと進む。すると何処からか狙撃されるも前へと逃げる。広場に出ると、建物が凄い勢いで燃えている。そこに男が立っていて近付いてくる。ドイツ兵だ。ウィルが逃げるとドイツ兵は何発か撃ちながら追いかけてくるが転んでしまい、その空きに道の脇の家に入り込み、やり過ごす。
→どうやら連射出来ないようだから、相手が撃った瞬間、振り返って撃てば良いのでは?と思った。
家の中には女とその赤子がいる。少し休憩すると、またウィルは前へと進む。またドイツ兵に遭遇し、ウィルはドイツ兵を絞殺する。
そしてウィルは近くにいたドイツ兵を突飛ばし、逃げていく。
→まぁ撃たれても当たりません。不思議。
逃げていくと激流の川がありウィルは飛び込む。
→画面が水で一杯になりここで多分カットしてる。
川の激流で、岩に体がぶつかり、その直後、滝壺へと落下する。
→どうやって撮ったんだろ?水面から浮かんでくるところを空撮している。
流されていくと、突き当たりに出る。そこには川から流れてきた大量の死体がある。川から出ると歌声が聴こえてくる。周囲にはそれを多くの兵士が座ってそれを聴いている。
→誰もウィルの方を見ない。敵かもしれないのに、そう考えないのはなぜ?
ウィルは兵士に訪ねると、この部隊が目的の部隊であることがわかった。大佐の居場所を聞くと先頭の方だ。兵士が沢山いるから大分遠い。
塹壕に入っていくと道は細く、前の方に行くのが大変。最後、ショートカットするため塹壕から出て走り抜ける。この時、敵からの攻撃を受けているので命がけだ。同時に見方の第一陣も塹壕から抜け出し攻めにいく。
→これは映画のCMで良くみるシーン。ここに来てって感じだが、良いシーンだ。
ウィルはショートカットに成功し大佐に会い、伝令を伝えた。大佐は初めは話を聞かないが、手紙に目を通すと即座に攻撃命令を取り下げた。
ウィルはトムの兄の居場所を聞くと、兄を探しに向かう。兄にトムが死んだことを伝えると、映画は終わる。
→むしろこのタイミングまで出番待ちだったトムの兄が、トムの死を聞いて即座に泣くなんて、大変な演技に感じ、助演男優賞ものだなと思った。
最初は映画を止めるなの企画パクリ映画かと思ったけど、やっぱりスケールがデカく、映画を止めるなを上回ってしまいました😃
とてつもない緊張感!
アカデミー賞の撮影賞など獲得して、予告もあれだけドキドキさせて、期待値を上げるだけ上げて、の鑑賞でした。
期待値高くしすぎて観た映画で良かったのって少ないんですが、良かったです。緊張感がすごい。1917のような作品が評価されて、これからもこういう作風に挑戦する風潮が続くのは素晴らしいと思います。
長回しが続くので、自然と緊張感と緊迫感が増します。それが狙いなんでしょうね。戦争という題材だから尚のこと。長回しに関しては、以前話題になったバードマンよりぜんぜんこっちの方が効果出てると思う!
それから音楽が良かったなあ。あと美術。もう何年くらいかけて作ったの?ってくらい。しかも長回しで全方向で距離もやたら動くし。本当の紛争地域で撮影したのかしら。
とにかく!メイキング観たいです!!メイキング観ながら気の合う人とあーだこーだ言いながら観たいです!!メイキング上映あるいはDVD出ないかなー。
圧巻のワンカットの迫力映像を楽しめる!
斬新な映像です。命令を遂行する二人にハラハラ・ドキドキ
本当に、“ワンカット”なのかな?物語が終盤に入る頃、スコフィールドが、暗闇でドイツ兵と打ち合うシーンがあるんだけど、あそこでカットしてない?なので、全編で2カットと言う事だと思うんだけど?
まぁ、それでも中々、あれだけの長回しはできないかも。中々面白いです。昔、三谷幸喜が、空港を舞台にしたドラマで『大空港2013』と言う作品をワンカットで撮った事がありますが、あれは一つの建物の中でしたが、これは外ですからね。
そういう意味では、見終わって冷静に考えてみると、1シーン、1シーンしっかりと撮っている訳では無いので、実際のところはあまり細かい演技は無いのかも。この作品は、流れで一気に見切る作品ですね。
疲れたー
コリンファースからベネさんまでの道のり
映画らしい映画
ワンカットの先入観バリバリで鑑賞
観る前になるべくレビュー読まない主義なので…ワンカットの先入観バリバリで鑑賞しました。
ブラックアウトのところで、そう来たか、仕方ないなぁと。
しかし、皆さん書いておられる様にお話しは単純だけど、面白く引き込まれるので、ズルしたななんて思いませんょ。
ただ、これどうやって撮影したの?というシーンが幾つもあって、少しだけ気が削がれた(((^_^;)特に予告編でも使われている終盤のスコフィールド上等兵の回りに爆弾が落ちまくるところ。余程入念にリハーサルしたのかな?
それと、メイクさんを筆頭にスタッフはめちゃめちゃ大変たったろうなぁと。
以下はネタバレになるので鑑賞した方のみ読んで下さいねm(__)m
ブレイク上等兵が墜落した敵のパイロットに刺される場面で、スコフィールド上等兵が水を汲みに行ってる間に、急にキョンシーのように白い顔になっていて、あ~死ぬのだなと判ってしまった(((^_^;)
穿った見方をせずに、もう一度観てみたい、いい作品です。
ワンカットであるからこその没入感。ワンカットであるからこそのデメリット
全編通してワンカットの戦争映画。この宣伝文句が衝撃的なのは、日本映画の話題作になった「カメラを止めるな!」を知っていれば分かるはず。ワンカットで映画を作ることの難しさは映画に詳しくなくても想像がつく。それが戦争映画として作られる。それだけで映画館で観る価値があるだろう。厳密にはワンカットでなかったのだが、十分すぎる功績だと思う。
実際に観賞して率直な感想としては、宣伝に嘘偽りなし!その没入感は他の映画の比ではない。
しかし一方で、ワンカットであるがゆえのデメリットも感じた。シーンの繋ぎがないゆえに時間の経過に違和感があるのだ。例えばトラックに乗って移動するシーンは、映像では5分足らずであるのに、映画のなかでは一時間は移動したような形となっている。同じように感じた場面は多数あり、ワンカットで作ってしまうと脚本にもかなりの工夫がいるのだと感じさせられた。
また、戦争映画としては特別目立った点がないのも難点かもしれない。ワンカットであるというのは映画としての特徴なのだが、戦争映画として特徴はとくにない。主人公は幸運すぎ、ストーリーは淡々としている。濃い人物が出てくるわけでもない。実話を元にしているからそうなるのだろうが、何かしらの印象的なものがほしかったところ。
全体としては満足。ワンカットの偉業は素直に称えたい。
不思議な緊張感
ワンカットちゃうやん!
没入感とエンタテイメントの調和
個人的にこういう映画に弱いのです
巻き込まれた主人公が、流れの中でその信念や正義感・使命感が目覚め、もう始まってしまった事態、もう大勢は変えられない事態であることを知っていてもなお、自らの命をかけて(恋人でも家族でも親友でもない)一人でも多くの他者の命を救おうとする。
私はそんな話にとても弱い。
ここ数年だと『ハクソーリッジ』や『タクシー運転手』とか。古くは『シンドラーのリスト』なんかもそれに近い。
今回もクライマックスの戦場シーンは涙と鼻水でズルズル。
この映画の「ウリ」でもある、ひと続きに紡がれた映像は、まるで観ている自分が主人公と共に移動している感覚になり、スクリーンからは、カメラの角度や方向・高さが変化するたびに新たな局面が訪れていることを伝えてくる。
敵の塹壕に入った瞬間、その造りや残された物から分かる、物資や技術といった戦力の違い。
照明弾に照らされる焼き払われた街の残骸はまるで墓標のよう。
地獄から抜け出しても次の地獄が待っているという辺りは、「天国も地獄も表裏一体」という気さえする。
ここはどこなのか、あの人影は敵なのか味方なのか…
主人公の彼は表情を抑えているので、こちらが彼の心情を覗き込もうと前のめりになってしまう辺りも、監督の上手さなんだろう。
そしてラスト、主人公から指令を伝えられた上官が漏らす、嘆きとも諦めとも覚悟ともとれるあの一言。
要所要所で現れる上官役のハリウッドスターは、私は(予備知識入れずに観たので)個人的には得した様な気になるが、余計かな…と思わなくもない。
そんな小細工は必要ないほど、ストレートで分かりやすく、計算され尽くした…としか言いようの無いカメラワークで畳み掛ける映像は、営業的には確かに「全編ワンカット」を謳い文句にさせるんだろうが、むしろその演出が生み出す感情や効果をこそコピーにすべきはず。
(おかげでことさらにワンカットで無いことばかりを指摘するレビューが増えることになる)
などと本編とは関係のないところに憤りを覚えながら、『パラサイト』のアカデミー受賞で話題を持って行かれてしまったものの、もちろんこちらが受賞しても何の違和感もない、私にとっての大傑作。
爆発や銃声の恐ろしさを体感する意味でも是非劇場へ。
「プライベートライアン」以来の傑作戦争映画
ワンカットの意味
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