劇場公開日 2020年2月14日

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「一応いっておきますが、ワンカットでもカメラ一台でもありません。ドロ...」1917 命をかけた伝令 chemicalsweetさんの映画レビュー(感想・評価)

4.5一応いっておきますが、ワンカットでもカメラ一台でもありません。ドロ...

2020年2月17日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

一応いっておきますが、ワンカットでもカメラ一台でもありません。ドローンもCGも上手に使ってます。
「ワンカットに見える」と公式にもありますので、観る方はリアルでシームレスな映像に気持ちよく騙されてください。
まあ、撮影には2か月以上、24時間近い話を2時間未満にするのだから、当然そうなります。

さてさて、舞台は第一次世界大戦。
複葉機が飛び交い、ボルトアクションの単発銃を背負い、本部から攻撃中止の命令を受けた上等兵2名が、前線の大佐に命令書を届けるという話です。

「もっとも個人的なことが、もっともクリエイティブだ」(スコセッシ)

の言葉通り、実話らしいのですが、それだけの話がはらはらドキドキ、スリルとサスペンスに満ち、胸熱くなり涙するという、波乱万丈の話として描かれます。
実際、最初から最後まで、手に汗を握り心の中で「頑張れ!!」と叫んでました。
もちろん、漫画の登場人物ではなく、リアルな話です。
刺されれば死ぬし、衝撃で意識を失い、疲れて寝てしまいます。
何度ももうダメ、となりますが、折れない事が何よりも大事。

今回、学ぶ事は
・倒れても折れるな。ベストを尽くせ
・余計な事をしない

以上です。

余談: セットも小道具も、すごく良く出来ていたと思います。ただ、クルマ。あのトラックは現代のクルマをガワのみ改良したものですね。この時代にあのサスペンションはないわ。

chemicalsweet