「足れメロス! 走れ 伝令兵! 映画を観ている僕も戦場にいた。」1917 命をかけた伝令 YAS!さんの映画レビュー(感想・評価)
足れメロス! 走れ 伝令兵! 映画を観ている僕も戦場にいた。
15時間のドラマを2時間映画内で、どう表現するのか
どう繋ぐのか、関心を持ちながら鑑賞していました。
1カットぽい1シーンで繋ぐドラマはスペクタル満点で、連続したシーンである故に、
鑑賞者の緊張も必然的に継続し
戦場からの生中継を観ているような臨場感が得られました。
ドイツ軍の塹壕シーン、飛行機が落下してくるシーン、夜間の廃墟シーン等すべてが上手く連結された
すばらしい編集能力です!
特殊技術処理と高性能カメラを駆使したにせよ、撮影時の安定したカメラマンの技術は神業的に素晴らしい!
そしてカメラに映りこまないようにし努力していた筈の録音等スタッフも素晴らしい。
効果音もそこいらの恐怖映画よりも、リアルな緊張感をつくりだす。
1カット映画で、せっかく余分な肉をそぎ落としているのに、親子との関りは戦場では不要だった。
目的地を第2大隊(battalion)と言っていたが、第2連隊(regiment)の過ちではないのだろうか?
信号弾はまっすぐ上にあげて欲しかった。
インド兵が1回だけ居たのは許せるが、黒人兵が所々に居たのには違和感を感じた。
この映画を観たら、対比させる戦争映画はなく、もう1度見直したい。
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