劇場公開日 2020年2月14日

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「没入感とエンタテイメントの調和」1917 命をかけた伝令 オプオプさんの映画レビュー(感想・評価)

4.5没入感とエンタテイメントの調和

2020年2月16日
iPhoneアプリから投稿

没入感がすごい。
一見、戦場から離れているように見える景色から塹壕へと数分歩いただけでグイグイと戦場に近づく臨場感、
塹壕から少し頭を出すだけで撃ち抜かれるかもしれない緊張感でエンタテイメントとしても楽しめる。

終盤の大佐の言葉が重い。戦争映画では、上層部が悪に描かれがちだが、実際には彼らも更に上の指示に従わざるを得ず、たくさんの部下を失っていたのではないだろうか。過度に屈折した人物も出てこない。敵も味方も普通の人間で、ただ生きる為、家族の元に帰る為に戦い傷ついている。
なんとも虚しいものである。

オプオプ