劇場公開日 2021年2月11日

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すばらしき世界のレビュー・感想・評価

全465件中、361~380件目を表示

4.0三上の存在感が凄かった。オススメします。

2021年2月14日
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佐木隆三の小説「身分帳」を原案にして舞台を原作から約35年後の現代に置き換え西川美和監督が役所広司を主役に
刑期を終えて出所した直情型の孤独な男の再出発と自立の困難さをリアルに描いた傑作です。
原作を先に読んでたので淡々と人間観察を続けた佐木隆三の小説をどうやって映像化するのか興味深かったです。
役所広司が見せる正義感が強い三上という人物が実在する人物のように生々しく感じました。
第56回シカゴ国際映画祭で作品が観客賞を、役所が最優秀演技賞を受賞したのも納得です。
舞台も私の育った荒川付近の下町の近くでしたので感情移入がしやすかったです。
とにかく主人公の周りで見守る登場人物の一人一人が親切で心優しいのに、身の回りの理不尽な出来事に怒りを抑える姿が心に響きます。
梶芽衣子、橋爪功、北村有起哉、六角精児はベテランの落ち着きを感じました。
テレビ局クルーの仲野太賀と長澤まさみの二人が三上の不器用な姿を更に浮きだたせます。
多くの年代層に見てもらいたいお勧め作品です。

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Yoji

4.5原作佐木隆三

2021年2月14日
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鑑賞方法:映画館

主人公が「悪い人ではないんだけど‥」と言われがちな近くにいたら確実にめんどくさい典型的な人

話で聞くぶんには面白いんだけど

北村有起哉が「ヤクザと家族」とは真逆の役で、役者は凄いなと

人生はめんどくさいけど面白いと思えたら勝ち

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うんこたれぞう

0.5つまらなかったよ

2021年2月14日
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期待して観てたから、なんだか、つまらなかったな~。演出がシリアスではなくコメディに感じたけど面白くないんだよな。シリアスなほど人間洞察も深くないしね。主人公がラストで死ぬけど、あざとい演技だわ!一番良かったのは知的障害者のアベさんだよな。予定調和なヤクザを主役に置くより、本当に生きづらさを感じているのは障害者のアベさんだもんな。社会が手をさしのべるべきなのは障害者かもね。今でも社会の障害扱いを受けてるもんね。ヤクザなんて好き勝手に生きてきただけだろ。楽しい人生じゃん、女と遊んでさ、ケンカも強いしさ、人殺しまでできるしさ、最高の人生だったよね。役所広司にとっては、素晴らしき世界だよ。本当にそれはわかった、皮肉じゃないよ。だけど、アベさんにとってはこの世界がどう映ってたのかな~。だけど、アベさんじゃ映画になんねぇ~もんな。ヤクザの役所広司なんて、格好いいじゃん。だからみんな感情移入しやくてさ、高評価になるわけだよね。まったく素晴らしき世界だよ。ありきたりだけどね~

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yotakakoushi

4.5すばらしき俳優陣

2021年2月14日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

犯罪者の服役後の苦労や苦悩が丁寧に描かれた秀作でした。
この映画の主人公の三上の場合、身元引き受け人の庄司夫婦やTVディレクターの津乃田やスーパー店長の松本など、社会復帰を応援してくれる温かい人たちに出合えてほんとう良かった。そしてその人たちの想いを裏切らないように必死に努力する三上の姿に涙がこぼれました。

役所広司さんはじめ演技の巧い役者さんたちが揃っていて見応えある映画でした。やはり映画は出演俳優の演技が巧いと締まりますね。

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光陽

4.0何が「すばらしき世界」

2021年2月14日
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このタイトルから、犯罪者が実社会で成功(復帰)していくことを感じるのは当たりまえ
その前提で観ているので齟齬が生じてきます
やっぱり、誰かが書いてましたが皮肉?
しかし、何と言っても役所広司、彼の独擅場
不器用なヤクザ物を器用に演じていて引き込まれます
ちょい役でしたが安田成美が良かったです
彼にとって大きな存在だったはずなのに中途半端になったのが残念

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シネパラ

5.0矛盾や理不尽さを思い知らされる

2021年2月13日
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鑑賞方法:映画館

生きづらい世の中、矛盾や理不尽さを思い知らされる。
真正面からぶつかる三上の性格が自分とオーバーラップして、生きづらいよね。と自分をなぐさめてみたりして。大人になるにつれ、理不尽さと上手く付き合えるようになった自分が世の中にとっては「普通」になったのか?
深く考えさせられる映画でした。
ラストの仲野太賀の名演技に泣けました。

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MiMa

3.5すばらしき世界とは

2021年2月13日
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鑑賞方法:試写会、映画館

泣ける

悲しい

難しい

役所さんをはじめ俳優の方々の演技が素晴らしかった。現実世界で、あんなに人の優しさに恵まれて羨ましい。観て見ぬふりをするところはちょっと胸が痛くなりました。

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みちし

4.0現代の日本という「すばらしき世界」

2021年2月13日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

笑える

西川美和監督作品は恥ずかしながら1度も観た事が無く、イメージだけだと「音が少なくて静かな作品を作る人」といった感じ。
是枝裕和が「西川美和新章突入」と言っているので作風を変えたのかもしれないけど、思ってたよりもお茶目でリズミカルな作風だった。現代に適応出来ない役所広司の姿は笑えるし、最初の運転のシーンは思わず声が出た。
しかし、笑いというのはいとも簡単に涙に変換されてしまうもの。
現代に適応出来ない姿は時に暴力に変わり、時に苦悶に変わる。
役所広司という役者の感情七変化がなんともリアルで心に刺さるものがある。
個人的な事だけど、役所広司が現代に戸惑っている姿は父を見ているようだった。
だから「あー分かる」と「やっぱりそうなっちゃうのか」などと共感してしまった。
それほど演技が自然体。
「演じていた」ではなく「そこにいた」

ラストはなんとも呆気ないものだが、それこそが人間であり、監督もおそらくあのラストへ向けて脚本を書いただろう。最後に提示されるのは「すばらしき世界」のみ。
自分はこれを"現代日本を皮肉った「すばらしき世界」"と解釈した。
正義を貫けば弾かれることを「すばらしき世界」と皮肉りそのうえで、まだ捨てたもんじゃないひっそりと日々を「すばらしき世界」と表現した。
西川美和は、役所広司は、世界に何を見出しているのか。是非とも聞いてみたい。

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Pegasus

4.0西川さんの原点となった、西口彰のドラマ(復讐するは我にあり)に出て...

2021年2月13日
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鑑賞方法:映画館

西川さんの原点となった、西口彰のドラマ(復讐するは我にあり)に出てたときの、役所さんを見たいなと思った。役所さんは、孤狼の血の演技がよくて、黒沢清の映画のようなインテリの役のイメージが強いけど、暴力的な役が十分やれる、得体のしれない人でもあるから、西口の役はやれたと思う。今村-尾崎の尾崎とは違う人間の複雑さは出せたはずだけど、今回の西川さんは、いつもよりは少し狭めた感じ。と同時に、でも、障害者との関係の描きかたはよくて、今の世の中のより過酷な一面は見せてるかと。まさみちゃんは、暴力的で、わけのわからなさを出してるところが、マザーの映画なんかよりずっとよかった。
あとは、かじめいこさんとか(何たってヤクザ映画はお得意)、キムラ緑子さんとかよかった。

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えみり

5.0やりなおしは、きっとできるはず。

2021年2月13日
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鑑賞方法:映画館

今年32本目(合計99本目)。
さて、こちらの映画。同じような法律系ジャンルの「私は確信する」の次に見ました。

この映画に出てくる方は、みなさん温かい方ばかりです。逆に暖かくない人を探すほうが難しいでしょうね。
さて、「すばらしい世界」と書くと、逆に「すばらしくない世界」換言すれば「良くない世界」はどこなのか??という気もします。それについては、また後述で。

長く収容されていた場合の復帰は文化の違いにもなれず苦労することが多いと言われます(だから、何度か職業を変えている)。それでも、ここはこうなんだよ、ああなんだよ、と教えてもらえれば誰だって理解できます。言わなきゃ理解できないのです。
そしてこの映画にも出てきますが、元受刑者の方などを了承した上で雇っている企業というのは制度として実在するようです(協力雇用主制度、というそうです)。これも、不自由な刑務所では三食は確保されているけど、いざ外に出ると何もないという悲劇(もっとも、ある程度までは保護してもらえるが、最終最後はこのように就職にむつびけられます)があるからで、塀の中から出てくる色々な属性を持った方の頼りある色々な制度の1つです。

こうした部分についてもごくごくちらっと触れている点、ここは大きいかなと思いました。
良い協力雇用主が見つかると再犯率が下がることは当然目に見えているので(極論、食べていけるのに最低限のお金があるかどうか、という論点につきる。普通の場合は。精神疾患的にパチンコ狂とかというのでない限り)、そこさえクリアできれば、他に色々ハードルはありますが、大きなハードルをひとつこえられます。

映画の終わりの部分(エンドに持っていく収束の部分)についてはいろいろな意見があろうと思います。が、それでも原作ありではないとはしてでも、ある事前をモチーフにした、という以上、あることないこと勝手にあれこれ付け加えるとおかしくなるので、そこは許容範囲内かな、と思います

 ▼ 「主人公目線での」「すばらしくない世界」は…?(あくまで一つの仮説)
 ・ まぁ、年齢がもう年齢なのできついですが、刑務所を満了して出たら出たでいろんな関係者の人が集まって大騒ぎ、そしてもう働くのも難しいでしょうから、今風にいうとオレオレ詐欺とか「知恵でできること」をやらせたり、教授させられたりというパターン。まぁ、時間の問題でまた捕まるだけですけどね…。そういう、「出所者は、もうそういう目でしか見てくれない、またうまいように利用する人「しか」出てこない」というのは一つの「すばらしくない世界」かなと思いました。

 さて、加点減点ですが、減点は特にないものの加点は0.3として5.3としました。

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 +0.3 このような長期収容者が塀の外に出るときというのは、そこからもう生活が無茶苦茶になって、行政も面倒なので深入りで介入もせず、最低限やることやったらはいあとはよろしくーみたいな感じで投げちゃうってのは、やっぱりあるようです(いわゆる高齢者の万引きなど。最近は万引きが病気である(クレプトマニア)ことが認知されているので、あまりにも様態がひどい場合は通院を勧めるなど、行政も支援民間も頑張っているが、1回目であまりそれも疑われない場合、驚くほど手抜きな対応になるわけですね。

 ただ、今回はこう、「この人には二度とまた塀の中に行ってほしくない」ということが関係者の総意にあり、弁護士の方など色々な方がサポートされています(生活保護の申請など)。こういう部分は、なかなか評価が難しい(特に凶悪犯の場合は、そのあとも自分で何とかするのが仕事だ、みたいな考えの方もいる。それは否定しない)ところ、今回はそうなっておらず、何とか「次に捕まることはやめよう、みんなで支えよう」という点が見られたところです。

 もちろん今の日本では、こういう類型は多回数万引きや、累犯障がい者(知的・精神の方も含む)の方に対してはサポートが手厚くなっていますが、それがやがて全員に広まって、すべての類型についても、満期後でも「サポートを受けたい人はどこそこへ電話、その電話先でワンストップで自立(=就職)に向けて支援が受けられます」というような世の中になればな(一部はすでにありますが、それを拡張して、ということですね)、と思います。
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yukispica

4.5コスモスをあげると言われた後の主人公の感情を、言葉で説明するのは難...

2021年2月13日
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コスモスをあげると言われた後の主人公の感情を、言葉で説明するのは難しくて、それを描きたかった監督と、演技で応えた俳優。痺れた。
善人ばかりで、と文句をつけたい人もいると思うけど、それでも世の中そんなに捨てたものではないという希望の物語。

ただ、善意と悪意の描き方が極端で形式的だったのが気になった。下の階のチンピラもどきとか、介護施設の障害者揶揄とか、わかりやすすぎてなんか西川監督っぽくないなって感じた。

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hirocor

4.5タイトルの重み

2021年2月13日
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誰かに必要とされたい。生活保護を嫌がり体に鞭を打ってでも働こうとする。痛々しいほどに素直な優しさは母の愛をずっと求めていたからだろうか。
三上は他者から愛を受け取ると涙ぐんでいたように感じた。
彼がもっといい環境に、笑顔をみたい、そっちに行かないで、もっと良くなるようにと祈るように観てしまった。
(役所広司の演技あってこその感情な気がする。)
人との繋がりから得た愛が彼にとってすばらしき世界だったと思いたい。

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こんにちは

3.5圧巻!

2021年2月13日
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映画の評価としては、まぁまぁ面白かった。全ての配役がバッチリ合っていた。
みんな良い味出してたなぁ。

とにかく役所広司の演技が凄かった!圧巻です。

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BISCONTI

4.0役所広司の安定感!

2021年2月13日
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役所広司の安定感!

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あすきち

3.5とても優しい映画でした。役所演じる主人公がとても素敵で私にはマトモ...

2021年2月13日
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とても優しい映画でした。役所演じる主人公がとても素敵で私にはマトモな人間に感じた。子供と楽しくサッカーする場面は涙が止まりませんでした。

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忠広

4.0すばらしきアクターの世界

2021年2月13日
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泣ける

悲しい

役所さんをはじめ役者の皆さんのすばらしき演技で涙なしでは終われない秀作となった作品でした。いぶし銀俳優の皆さんの健在ぶりに終止納得の展開。キャスティングが完璧だと思います。

元内縁の妻久美子さんとその娘さんとの再会シーンが観たかった。

是非映画館で🎦

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タイガー力石

3.5結末やメッセージ性が少し物足りない部分はあるが、 役所広司と仲野太...

2021年2月13日
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結末やメッセージ性が少し物足りない部分はあるが、
役所広司と仲野太賀の演技の良さがピカイチ

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せーじ

4.0苦しくて切ない

2021年2月13日
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朝イチで観るには少々ハードな内容だった。理想と現実がかけ離れているが、そんなに高いハードルではないのに今の現状では難しい。僕らが常に持ち続けていることだ。主人公はそれにハンデを負っている。
世間は厳しいが、そんな中で優しく接してくれる人がいる。人生いい方向に向かっていくところで突然のエンディングで虚しい気持ちになった。これからだったのに。
いい映画だった。しかし、酷というか、わざわざそこまで撮らなくてもという無念さみたいなのは残った。
観る人は一種の覚悟を持ってみた方が良い。

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やまねっと

4.5本当にこの世界はすばらしいのか

2021年2月13日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

刑務所から出てきて普通の生活を手に入れるのがこんなにも難しいのか。笑える要素もあり

ケータイを手に入れるのも元前科者は難しい
そして家も仕事も 帰る場所がなければまた刑務所戻り
しかし三上は普通の生活を苦労しながらも手に入れて、人に支えられていく。幸せだったかは分からない

身の回りの人に支えられて生きてるからこそ今隣にいる人を大事にしようと思った。

泣けるシーンはなかったかもしれないけど
私は5回くらい泣いてしまった。

そして虐められてる人を見て見ぬふりをするのが本当に正しいのか 周りに合わせてヘラヘラと悪口を一緒に言うのが本当に正しいのか

私達は普通の生活を手に入れて普通に何気なく生きているかもしれないけど、色々考えさせられる映画だった。

ぜひ見てほしい。

個人的に安田成美さんの演技が好きでした。

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お嬢 (記録用)

4.5悲劇な結末がハッピーエンド色に染まった

2021年2月13日
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女性として西川美和さんに魅かれます。
おこがましいと知りつつ焦がれます。
そんなこんなの15年。

肝心の新作はシンプルに『傑作』と言えるものだった。激しく激しく感動した。

役所広司さん演じる主人公の三上は親の愛情を知らずに育った根っからのヤクザだった。13年の刑期を終え堅気として生きようとするも、直情型の性格ゆえにままならない。

役所さんの一触即発の迫力に圧倒された。自からすべてを壊してしまいそうで緊張しながら観た。

三上が接する社会も歪んでいた。三上の振幅と相まって緊張感を増した。

太賀くん演じるテレビディレクターの津乃田が三上のすべてを見届けた。昨年の『生きちゃった』に続き太賀くんと一緒に鼻水垂らしながら泣いた。

悲劇な結末が三上を見守った人々の涙でちょっぴりハッピーエンド色に染まった気がした。気のせいだったのかなぁ。『すばらしき世界』は自分らが作るものだろうが。

【追伸】偶然とはいえ先日観た『ヤクザと家族』とのインターバルは2週間。上映順もベスト。何れもヤクザと社会を描いた傑作だった。

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エロくそチキン