劇場公開日 2021年2月11日

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すばらしき世界のレビュー・感想・評価

全455件中、281~300件目を表示

4.0短く評価/観て下さい

2021年2月20日
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裏社会の義理人情で生きて
表社会の義理人情を知って

観ていて
このまま
怒らないで
このまま 何も
起こらないで
このまま
ハッピーエンドで
終わって

この世はまだ









だから

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ハロン

4.0不器用で、真っ直ぐな前科者

2021年2月20日
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鑑賞方法:映画館

先日鑑賞した、『ヤクザと家族』もそうだが、こうした男の生き様を美化してはいけないとは思う。どちらも、刑務所から娑婆に出てからの社会の仕組みになかなか適応できない生き難さに、フォーカスしている。しかし、刑務所に入るまでは、人の道を外した生き方をしてきたのだから、そのハンディを負う中で生きなければならないのは、仕方ないことなのだろう。それは、ジェンダー問題とは別物だと思う。

とは言え、そうした男・三上を主人公に据えて、不器用で真っ直ぐな心意気の一人の男の生涯を通して、ヤクザあがりの人間にも、生きていくための受け皿と立ち直る権利が行使できる社会の必要性も、訴えかけてくる。また、三上がヤクザとなった根底には、幼い頃に置き去りにした母のトラウマによるものであるというのは、現代社会への警鐘とも言える。

また、娑婆では外れ者の三上だが、そんな彼に何とか手を差し伸べる人がいるのも事実。今度こそ、真っ当な道に導こうとする人々の優しさと思いやりを通して、観る人の心情に訴えかけてくる、ヒューマン・ドラマとしても、西川監督が仕上げている。何度か熱いモノが込み上げてきて、正にタイトル通りの『すばらしき世界』でエンドロールを迎えて欲しかったのだが…(涙)

そして、何んと言っても役所広司の演技は、やはり素晴らしい。瞬間湯沸かし器のような性格の三上の喜怒哀楽を見事に演じている。ヤクザあがりで現代社会には通用しない男のそこはかとない哀愁を、背中で演じることができる役者は、他にはいないだろう。コメディー、ミステリー、任侠…と、何を演じても一流だ。

もう一人、冴えないジャーナリスト役の中野太賀は、最近、あちこちの作品で重要な脇役として顔を見るようになり、父・中野英雄の血を引く演技で、これから楽しみな俳優だ。

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bunmei21

4.0現在日本最強監督の「長い」最新作

2021年2月20日
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いい映画でした。最後は久しぶりに映画館で涙がこぼれた。でも、じゃあ手放しで絶賛できる大傑作かというと、残念ながらそうは言えない。まず140分は長過ぎる。一つの効果をあげるために、わざわざ似たようなシチュエーションを繰り返したり、話や人物像に整合性をもたせるため説明過多になっているシーンが多い。これは彼女が「文学寄り」になっていることの弊害だと思う。同時に、ある意味もはや日本で最高  の監督になってしまった彼女に、誰もそのことを指摘できなくなっているからだろう。才能豊かなこの人を、まわりが裸の王様にしないことを願いたい。

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つくねと皮以外は塩

4.5役を生きる役所

2021年2月20日
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名優役所広司が三上という男をこの世に召喚してしまった映画。表情のひとつひとつ、仕草の隅々が三上に存在感を与える。『ヤクザと家族』のその後の「生き辛さ」の中で、普段の穏やかさとカッとしたときの獰猛さと暴力を振るったときの残忍さが混在するひとりの人間を地続きにしてみせるのは、やはり役所の役を生きるかのような精妙な芝居なのだ。
共演者も負けていない。特に六角精児と仲野太賀は良かった。
ただ、その分西川美和監督らしさ、というのはあまり感じなかったかも。

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ぱんちょ

4.5最後が1番

2021年2月20日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

こんなに涙無くして見ない映画は久しぶり。役所広司の演技もさることながら、脇役たちの演技も素晴らしかった。
最後のシーンは、もう涙止まらず、映画館出るまで涙の跡が乾かないのは初めてだ。

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morick

5.0「娑婆は我慢ばっかりで、我慢したって何もいいことない。けれど空が広...

2021年2月20日
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鑑賞方法:映画館

「娑婆は我慢ばっかりで、我慢したって何もいいことない。けれど空が広いって聞くよ」そう言って姐さんは三上を娑婆の世界に戻す。
娑婆での生き方に従い、介護施設で見て見ぬ振りをするという加担をした時には、それでも薬を飲んで「広い空」を探し続けようとした三上。その後、弱い者を笑い物にするという、三上にとって許すことの出来ない行為にも加わり、やり過ごしていくことが娑婆で生きることなのだということを悟った時、彼の目の前にあった鋏は自分に向かう。嵐に打たれた三上が、最後手にしたものは薬ではなくコスモスであった。「すばらしき世界」で生き続けることへの明確な拒絶である。

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朱映

4.0あっという間の2時間

2021年2月20日
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鑑賞方法:映画館

2時間、気がついたらずっと観入っていた。
いろいろよかった。
役所広司がメインだが、仲野太賀か良かったなぁ。サッカーのシーンとか。
ただ、ツノダ役の仲野、なぜあそこまで三上に固執?したのかわからなかったのが残念。三上にフォーカスするあまりなのか。周りのサポート役の人たちも、もう少し掘り下げて欲しかった。その辺は物足りなさを感じた。

チンピラ相手の殺人、当初は弾みとかなのかと思ったが、やはりそういうバックグラウンドがあったのだろうと思った。根は優しくて正義感の塊かもしれないけど、やはりやり過ぎた感は拭えない。

コロナと関係あるかわからないが、観に来ている人たちが少なくて残念であった。良い作品なのに。

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ジャーニー

4.5優しさ+残忍さ=我らが"すばらしき世界"

2021年2月19日
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やはり西川監督の作品は 生々しい

粗暴さから 社会に馴染めず弾かれ
しかし 人の優しさに救われ
自身の正義を曲げて 残忍な市民に同調することで
社会に馴染んで行く

なんと"すばらしき世界"
嗚呼 我らの"すばらしき世界"

劇中 悪意のある人物が 障害者のモノマネをして
周囲を笑わせるシーンがある
そのシーンの時 劇場内の観客の一部がクスクスと笑っていた
あの衝撃と絶望は 今後忘れられないだろう

嗚呼 この世はなんと"すばらしき世界"か

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はりねずみ。

4.0だけじゃない『すばらしき世界』

2021年2月19日
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役所広司はホント素晴らしい役者ですね。
お笑いもシリアスも完璧にこなす。
でも本作は周りも良すぎた。
仲野太賀 橋爪功 北村有起哉 六角精児らの脇が凄い。
誰一人欠けてもこの作品はあり得なかたと思う。

ラス前のアパートの前で佇む4人(プラス1人)は刑事ドラマのEDかと思ったw

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REGZA521

5.0すばらしき。。。

2021年2月19日
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福岡住みで、年齢もそこそこな私。
こんな感じの知人も盛り沢山。(;´д`)
優しい人が増えるといいですね。。。
っと、考える映画でした。

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アキラ

4.0『ヤクザと家族』にない"社会側への問い"を我々に突き付ける、優しく鋭い傑作

2021年2月19日
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鑑賞方法:映画館

悲しい

知的

難しい

『ヤクザと家族』がハマらなかった私の理由を突く、"社会と犯罪者"を鋭く描いた作品。社会で生きることを望んでいても、レッテルが阻む。そんな中でもがく男の、優しい物語。

元殺人犯の三上は、昔から刑務所にお世話になってきた経歴を持つ。今度ばかりは堅気ぞと括り、社会へと踏み出そうとするが、前途多難。反社のレッテルが剥がれることはなく、世間の受け皿はないに等しい。そんな彼を追うことになったのが、津野田。退職し小説家を志すも、吉澤のパシリのように仕事を頼まれ密着する。序盤はドキュメンタリーのように、三上の人物像を浮かばせる。母を知らず、愛を知らず、仇を取ることでしか手段を知らず。そんな彼に、暖かな人々が手を伸ばす。向き合うべき事に向かわせることしかできないが、実際に主観的になったら、そうなるのだろう。じっくり時間をかけ、解いてゆくしかない。さて、前述した、「『ヤクザと家族』がハマらなかった私の理由を突く」理由はなんだったのかをここで記す。それは、社会が起こすべき態度を描くことで、我々が受け皿として機能することの必然と難しさを同時に描いているかの違いだ。彼らの生き方を抑圧したところで、一般社会がどうあるべきなのかは指南されない。よって、煙たがっては排除する。その葛藤と変化を綴っていたことが、何より作品の暖かみを作っている。そして、我々以上に社会復帰が難しいという現実を突き付けている。

彼にとって、すばらしき世界だったのか。それを問われるのは、我々。生きやすい社会など、端からあるのか。差別や分断は個々人のレベルですら起こるのだから、ますます難しい。何年かけても解けにくい課題を社会に問う、優しく鋭いタッチの傑作だった。

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たいよーさん。

4.5西川美和監督、ベテランの域

2021年2月19日
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なんという安定感のある映画。

良い映画というのが、冒頭の刑務所のカットからちゃんと伝わってきて、
それが最後までしっかりとミスなく、エンディングまで。

良いセリフがたくさんあった。

若干説教臭くなりそうな所も、役所広司と大賀の演技で、カバー。

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スーパーマッド

4.0下界の空は確かに広い。

2021年2月19日
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鑑賞方法:映画館

人生の大半を塀の中で過ごしたヤクザで元殺人犯の三上。今度こそカタギになると胸に誓い現代社会の中に居場所を作ろうともがく。
そんな三上を利用して番組を作ろうと画策し近寄るTVプロデューサーとディレクターの津乃田。津乃田が覗くカメラに映るまるで子供のように笑顔ではしゃぐ三上。その一方で生き生きとした表情で血生臭い狂気を見せる。突然キレる暴力性と弱者を守ろうとする徹底した正義感。そのバランスがコントロールできない。故に自らの罪に対する罪悪感は皆無。

三上の根底にある優しさを察し彼の自立をサポートしようとする周囲。世間は前科者に甘くない。どうしたって色眼鏡で見られてしまう。それでも耐えて見て見ぬふりをしながら生きてゆくしかない。それが現代社会なのだから。それができなければ彼らの帰る場所は1つしかない。

役所広司だから表現できた三上というキャラクター。そして何より仲野太賀が大健闘!めっちゃ良かった。アパートでケーキを囲むシーンやこども園で三上を見つめる表情が印象的。そしてキムラ緑子さんがこれまた最高だった。

三上という男のなんて憐れで滑稽な人生。それでも彼の元に集った人達の無償の優しさが本物だったことは疑いようもない。下界の空は確かに広い。三上にとってこの世界が素晴らしきものだったかどうか。この社会を生きる一人一人にとってはどうか。今、問いかけられている。

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はるたろう

3.5自由で不自由なこの……

2021年2月18日
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鑑賞方法:映画館

難しい

刑務所から出てきた元ヤクザの三上の、社会復帰を切り取った物語。主演の三上には役所広司。直情的で子供の頃から家庭に恵まれず、道を外して生きてきた初老の九州男児。
彼に感情移入できるかといえば、なかなか難しい。自分だけの正義を振りかざし、その一点だけで他者を受け入れ無い奴は好きになれない。そんな嫌悪感もいだきながら画面を追うのだけど、それも含めて西川監督の思惑にハマっていくわけだ。
役所広司の演技はもちろん抜群だ。出所して社会復帰を目指すが、性根では何も変わっていない。時折悪たれる姿はとても"憎めない"で済まされる人柄では無い。憎めない悪い奴とか、ヤクザとかいう単純な話ではなく、裏家業で育ってきた、普通の人では無いという異質感を表現できる役者は、そうそういないだろう。
テレビの取材対象として、三上と関わるライターの津乃田(仲野太賀)。当初彼の見せる暴力性に引くが、逆に興味は増してつきあいを深め、心底彼を心配するようになる。作家を目指す貧乏青年。いかにも普通の人物だ。津乃田をはじめとして、三上を応援する周りの面々が、組み上がった城の石垣のように、ガッチリと配置される。
最初は色眼鏡で三上の万引きを疑うスーパーの店主に六角精児、身元引受人の弁護士夫妻に橋爪功と梶芽衣子、津乃田に三上への取材をそそのかすテレビ局員に長澤まさみ、市役所のケースワーカーに北村有起哉など。見ていて安心感しかない。

彼らが普通であればあるほど、そうなれない三上の苛立ちや悪しき所が目立つ。直情的で堪え性の無いところが特に。見ているうちに「それじゃ社会では通用しないよ」という言葉が観ている自分の中で繰り返されるが、そんなしたり顔の大人が言うような言葉に、嫌悪感が生まれる。努力しなければ、なれない普通とはなんだろう。

ラストシーンは、今年一番。ヤクザものの社会復帰という物語を鏡にして、そこに投影された普通の人が自由で不自由なこの「すばらしき世界」って、皮肉な声が響いているように感じた。

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AMaclean

4.0すばらしき世界とは?を考えさせる映画

2021年2月18日
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三上という満期出所の殺人犯を通して社会の生き辛さを淡々と描いた作品。私にはささりました。憎めない性格、ちょっと真っ直ぐ過ぎる粗暴な部分もある男、三上。色んな人に支えながら更正しようとするも、彼には生きづらい世の中。私たちも色んな事をうまくかわして泳いで生きてますが、少し外れただけで、なんて生きづらい世の中なのかと考えさせられました。私たちの当たり前が、時として誰かにしわ寄せがきてるのかと映画が突きつけてきました。それと当たり前の話ですが、役所広司さんの演技はやっぱりすごい!

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MoTo

5.0菩薩心

2021年2月18日
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よかったッス。役所広司さん なかのたいがさん、うまいなぁ。前科者やらヤっちゃん上がりさん。ん~、なかなか生きにくいやろけど。お役人らの仏心でなんとかそこを…。ですわ。

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Cinemaオタク女

4.0振り子のように問いかけられる

2021年2月17日
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「ここは、すばらしい世界でしょうか?」と、常に西川監督から、振り子のように問いかけられ続ける映画です。
常に映画の軸がしっかりしていました。
主人公が望む生活は、牢屋の中の暮らしと比べて、果たして幸せなのか。
私たちに問題提起してくれる良質な映画だと思いました。

個人的には、役所広司さんと松浦慎一郎さんが開始早々共演していたことに感激し、「長崎バンザイ!」って思いました。

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ハクタカ

4.0善とは、悪とは、

2021年2月17日
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元々悪い人間なんて、いないんだろうな。
先日観た「ヤクザと家族」の時にも感じた愛にあふれた人なのに、社会ではうまく生きられない。
本当に考えさせられます。
だからこそ、愛ある人たちがまわりにいる。
役所さんの福岡弁は、とてもしっくりくるし圧倒的な演技で代表作になりそうな役でした。
お産の時の記憶。それは、かぁちゃんしか知らない。とても印象に残ったセリフで自分がどんな風にこの世に生まれてきたのか、絶対に聞いておくべきだ。しかも、説得力ある言葉だった。
最後は、やっぱりだめなのかとあきらめかけて思わず目を背けたくなったけどいい意味で裏切られて。ちゃんと、すばらしき世界で終わった!

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☆まぁ☆

4.0人生に正解は無い

2021年2月17日
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泣ける

悲しい

難しい

取り戻しようがない人生や時間の重さを感じる。
”広い空”の下で、だれも傷つけずに終わったことが良かったことなのか。
三上の正義のために傷つく人は居る。しかし、あのエンディングはストレスでしょう。
野生の中で自由に暮らしていた動物をペットにする。人にしっぽを振りながら長生きして認知症で死んでゆくペット。そんな不条理な世界を思い起こさせる。

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HigeKobo

4.5ものすごく温かい

2021年2月17日
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すごく寂しくて苦しくて、でもものすごく温かい。
西川作品としては初めて原作もの。これだけでも気になっちゃいますね。
自分のいられる場所を精一杯に探して生きる、それはロードムービーのようでした。
何より三上役の役所広司、彼の芝居がすごい。
彼のやるせなく、何処にも向けられない苦しい気持ちがダイレクトに伝わってきました。
だからなのか、所々で涙してしまうんですよね。
特にサッカーのシーン、私は一緒に泣き崩れていました。
涙しながら「え?何で泣いてるんだろう?何でだ?」とずっと自問していましたよ。
もう2〜3日して落ち着いてくると分かるかもしれません。それ位入ってしまう場面でした。
そうして頑張り何度も躓きながら、その度に色々な人々に支えられ、そこがすばらしい世界である事に気付く。ラストに添えられた香もやさしかった。
深く胸に響く、とてもすばらしい作品でした。

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白波