すばらしき世界のレビュー・感想・評価
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古き良き映画
はたして「すばらしい世界」なのか…?
簡単に言ってしまえば、刑務所から出所した男が悪戦苦闘しながら色々な人と交流し、助けられながら社会復帰を目指していく。という物語だから、ストーリーとしてはそれほど目新しいとは言えないし、一筋縄ではいかないんだろうな。と観ている方も容易に予想出来てしまう。が、監督の演出と役所広司を筆頭とする俳優の名演技で素晴らしい作品に出来上がっている。普段は温厚そうに見えるが短気でキレやすく、すぐに暴力で物事を解決しようとする三上。だが正義感は人一倍強くて困っている人は見過ごせない。この人間味溢れる三上に少なからず共感した人は自分を含めているのではないのか?色々な事を我慢や無視できているだけ、困っている人を見て見ぬ振りをしているからトラブルや犯罪に巻き込まれていないだけなのではないのか?という気持ちになってくる…そして三上の様な人間が罪を犯さなければいけなくなる世界、三上の様な人間が社会復帰するのが難しい世界ははたして「すばらしい世界」なのだろうか…?
観てもらいたい
巷の評価がかなり分かれていたので観るのを躊躇していたが、師匠から是非観るべきと連絡が入りみに行く。
結果、観に行ってよかった。
少なくとも自分はそう感じた。
自分の心に刺さる何かを感じられる映画だった。
タイトルがいい。
どうしようもなく生きづらくて、頑張ったわりに報われなくて面白くないことばかりで、たいていは他人に厳しく無関心。
でも、それでも、他人を助けたいと思う気持ちに嘘はなくて、壁を超えてその個人を知ることで優しく出来るすばらしき世界。
優しくされるシーンに涙が出た。
そしてキャストがよい。
役所広司は期待通り言うまでもないが、他もみんなよかった。
誰かもう一人ということで挙げるなら、キムラ緑子。
もの凄く素敵だ。
賛否両論、好みも分かれるだろうが
観てもらいたい映画。
何がすばらしき世界だーー!!!
映画終わった瞬間『何がすばらしき世界だーーー!!!』とカップ麺ブン投げそうになりました!!!
8ヶ所くらいで泣きました。キャラクターのコミカルなやりとりに笑いました。
生きづらい世の中と人の優しさ。
この映画を見て自分に思ったこと。
『命懸けで私を生み育ててくれた母親になんで自分はこんなに興味ないんだろう』と
母に会えたら何を話す?について三上の「自分を産んだ時の気持ちを聞きたいね」と。
それ聞いた瞬間号泣。
そんな発想がない私はなんて親不孝者なのだと。
その発想があったからって母が喜ぶわけじゃ無いけど、当たり前過ぎる存在だからこそ有り難みを実感しずらい人間の儚さに涙でた。
社会で生きるってなんだろう?個を捨て周りに従うべき?器用が正義?私も毎日生きてて苦しいもん。楽しいけど。真っ直ぐ生きたい。
役所さんすごい
観終わった後ずっしりきたし疲れたけれど、観てよかったと思える映画で...
観終わった後ずっしりきたし疲れたけれど、観てよかったと思える映画でした。
たった2時間の間に、とても温かい気持ちになって、自分の心の孤独な部分をつつかれて、また温かい気持ちになって、最後は虚無感に襲われました。
こんなに祈るような気持ちで映画を見たのは久しぶりかもしれません。
前科者だとかマイノリティだとかあまり関係なく、人は人に支えられて生きているんだなぁと、綺麗事のようだけれど、とても納得しました。
そして、これが現実なんだなぁとも。
社会全体にとっての「すばらしき」は、必ずしもその社会を構成する個人にとっての「すばらしき」である訳じゃないし、どちらが正しいと明確に決めることは誰にもできなくて。
だからこうするべきなんだ!という強い考えを持てているわけではないのだけど、それを知っているだけでも何か違ってくると私は信じたいし、少なくとも自分はどちらかに偏ってしまわないで生きたいなぁなんて考えていました。
上手く言葉にできない感情で胸がいっぱいになっていて、レビューというかただの感想文というか、もはや感想文にすらなっていないかもしれないけれど、とにかく今はこういう気持ちです。
参考にはならないかもしれないけれど笑、映画を観た人は少しだけでも共感してくださる...かな?😅
あと、太賀さんがすごくよかったです!!!
空の広さ
脳に傷
これはああいう生き方しかできない男の物語であり、それを「不器用だが愛すべき正義感の持ち主」などという陳腐な言葉で表現すべきではないと思いました。
原作は未読ですが、監督は幼少期のネグレクトと愛着障害などの後遺症、延いては本人の自助努力や心掛けだけではどうにもならないという問題を、新たに加えようとしているように観えました。介護施設で虐げられていた自閉症の男性、その生い立ちを職員の噂話という形で提示したのも、そういう意図があったのではないかと思います。
ただそこの部分は、後半腰砕けになってしまったのが残念でしたが、その一方それも仕方がないのかなという思いもあります。虐待はキレイな話ではありません。正確に描いたら感情移入は難しいでしょう。そういう判断のもとに、例えば是枝監督の「誰も知らない」も、その部分はバッサリ切り捨てられ、母親を信じ続ける健気な子供たちという描き方がされています。
…その辺のことを監督は実際どう考えていたのか、興味があったのでパンフレット買って読んでみたら、そんなこと一言も書かれてなくてビビりました(笑)いや~、でも確実に監督はそういう要素も入れようとしていたと思うんですよねー。
とにかく良い映画でした。満足度は高かったです。
正義とは何か
主人公は自らの正義に従って生き、殺人を犯したことで十数年におよぶ懲役刑を受ける
しかし出所後も犯行を反省はしていない、という
刑期を終えてもなんら変わらない姿勢を見せる主人公
一方で暖かい隣人に恵まれ、今までの歩みを少し俯瞰出来たのだろうか
刑務所の生活も気に入っていた訳でもないし
「行動」を改めようとする主人公
そんなとき介護施設でとある出来事が起こる
いままでであれば躊躇なく暴力で正義を主張していたであろう主人公
しかし躊躇したことで自分が先ほどまで見えていた事実と別の事実を知ることとなる
そして障碍者を嘲笑うような職員の態度を正すこともできなくなった主人公
いままで信じていた正義が壊れた瞬間なのだろうか
世の中は完全なる正義も完全なる悪も存在しない
だからこそどこで線を引けばよいのか
惜しい。作品
元ヤクザのハートフルコメディー
2021年映画館鑑賞23作品目
3月1日(月)イオンシネマ名取
原作未読
またお会いしましたね
仲野太賀くん
最期に駆けつけて泣きじゃくるシーン良かったです
お久しぶりです
梶芽衣子さん
歌も聴けて感激
北村有起哉と長澤まさみとキムラ緑子も良かった
出所するときの定番「もう2度とこんなところに来るんじゃないぞ」
イイネ
すすめ!パイレーツじゃあるまいし「別れたくない!」「また来いよ」と言ったりはしない
自動車学校での悪戦苦闘は1番笑った
お風呂ってそっちの方かよ
アンガーマネージメント
よく耐えた
見習いたい
うまくまとめた感あり
あんなに優しい人たちに囲まれ恵まれた環境ならもう一度刑務所に入ることは十中八九ないだろうに
いまさらじゃないけど役所広司の声がデカすぎる
あの声量は尋常ではない
吉田鋼太郎や堀内敬子のように舞台出身の役者は腹の底がら声が出ているが役所はそれ以上
あの声だけで自然な演技とはいえない
だけどリアリティーってなんだろう
歌舞伎や昔の時代劇はリアリティーがあるか
リアリティーってそんなに重要か
ドキュメンタリーならリアリティーが必要だけど
声優中毒のアニメオタクが自然な演技を鑑賞したら棒読み評価するはすだ
デーブ・スペクターなどごく一部が注文をつけているのであって日本の映画ファンの大多数は求めていないんだろう
役所広司を愛でる会
役所広司さんを誇る。
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