劇場公開日 2021年2月11日

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すばらしき世界のレビュー・感想・評価

全614件中、561~580件目を表示

4.5見上げてごらん夜の星を

2021年2月11日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

悲しい

知的

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コンブ

5.0息苦しいのなら、相手に「自分の想い」を伝える勇気を持とう♪

2021年2月11日
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鑑賞方法:映画館

冒頭からすんなり映画の世界に引き込まれました。

TVディレクターの津乃田さんが、主人公三上に、
「ネグレクトにあった子どもは脳に損傷を受けている。怒りや暴力性をコントロールできない。三上さんは、お母さんと離されて、ずっと傷ついているんじゃないんですか」
と踏み込むシーンからは、涙腺がユルユルに…。

その後、自分が育った児童養護施設で、子どもたちとサッカーに興じている三上が、急に泣き崩れるシーンがありました。
彼の母親の代わりに「つらかったね、頑張ったね」と抱きしめてあげたくなりました。

この世は、とかく息苦しく、生きにくい。
「いやだな」「不当だ」と思ったときに、暴力ではなく言葉で表明できる賢さを持とう。
伝える勇気を持とう。
それによって、その場所を追い出されたら、諦めずに次の居場所を見つけよう。
空気を読んで、愛想笑いをして、自分を欺いてたら、そのストレスで死んでしまうよ。

うつむくのはやめよう。
顔を上げれば、すばらしき世界は広がっている…はず?
自分の持っているたくさんの幸せを大切にしたいと思いました。

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のりたま

3.5今の世界はすばらしいか

2021年2月11日
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鑑賞方法:映画館

悲しい

難しい

2021年2月11日@イオンシネマ大日

公開前からあらすじを読んで気になっていたので公開初日に鑑賞しました。
NHKで西川監督を特集した番組を拝見したせいか期待値が高くなっていました。

感想は、面白かったです。ただ、少し分かりやすすぎるストーリーだったなと思いました。

すこし不満があるのは三上以外の登場人物の描き方。
津乃田はなぜ急に使命感に燃えて、三上を支援するようになったのか見えにくい。(人間の行動はいつも理由があるとは限らない、あいまいで良い加減ということなのかもしれないですが、、、)
六角精児演じる松本も同郷というだけで良い奴すぎませんか笑
長澤まさみ演じる吉澤もチョイ役すぎて、物語に必要だったのかなぁと思いました。
そして三上もなぜ死なないといけなかったのか。原作ものだから仕方ないのですが、このタイミングで死ぬのかぁと残念に思いました。

映画全体を通して、刑務所帰りの人間に対して、社会は不寛容で、生きづらい世界であることが、よく描かれていました。更生とは、言うのは簡単ですが、現実は非常に難しいです。まともな仕事に就けず再犯する確率も高い。
西川監督はそういう現実も描きたくて、2年かけて取材をされたでしょう。

下稲葉の妻が、シャバは生きづらいけども空が広い、と三上に逃げるよう説得しているシーンは刺さるものがありました。

三上が死ぬ直前にコスモスの匂いを嗅いで、なにを思ったのか。
職場でいじめられている知的障害のある同僚は社会から邪魔者扱いされる、まさに三上と同じ境遇。そんな彼を助けられないもどかしさを感じながらも、三上自身も社会に適応するため、見て見ぬふりをする。コスモスは三上の複雑な心情を表すものなのかと思いました。

学生時代に、刑事政策を学び、刑務所の見学や、出所後の方と話す機会を通じて、犯罪者の更生について考えることがありました。
今の日本社会は一度でも罪を犯した人間に対して、非常に不寛容です。統計をとれば、厳罰化を望む国民が大半です。(被害者の人権も大切であることは十分わかっています)
犯罪者は同じ人間ではないと心のどこかで線引きしてしまっているのです。
しかし、犯罪者全員を一生刑務所で飼い殺すことなどできません。出所後の人間もまともな仕事に就いて、お金を稼がないと生きていけない。
にもかかわず、感情的に厳罰化を望み、彼らを社会から除け者にすることは、更生から遠ざけ、再犯のリスクを高めるだけです。

「すばらしき世界」が指すものとはなんなのか。
映画では答えは出ません。観ている側への問いかけなのでしょう。
社会から邪魔者扱いされる者にとって、今の世界は良い社会なのでしょうか。

下稲葉を白竜が演じていたのは笑いました。あの場面だけVシネマでした笑

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ちん

4.0【"人生のレールを外れた人”も、”真っ当に生きる人”も、この不寛容な世の中は生き難い。だが、それでも”広く青い空”を見上げて、上を向いて生きていこう・・。】

2021年2月11日
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悲しい

知的

幸せ

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NOBU

3.5服役したヤクザの苦悩が秀悦

2021年2月11日
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ヤクザをテーマとした最近の映画では「ヤクザと家族」があるが、
今回の映画は出所後の主人公がいかに社会に適応していくか?の苦悩を描いている。
社会生活が嫌になり、いったん戻ろうとするが、兄と慕うヤクザがやはり生きづらい
生活を送っていることを目の当たりにし、改めて社会に適応していこうと覚悟する。
その葛藤がとてもよく描かれていて、ここはさすがだなと思いました。
また九州の言葉は私も出身であるので心地いいというところと、九州の男のまっすぐな生活、
妥協したくない悩みなども、共感しながら観ることが出来ました。
原作は読んでいませんが、とても興味深く観れますので、ぜひご覧になってください。

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ごぶさん

3.5よかったと思います。が・・・

2021年2月11日
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鑑賞方法:映画館

私自身、映画の見方がまだ確立していないので、断片的な感想になります。
いい作品だと思いましたが、正直「ディア・ドクター」や「永い言い訳」の方が面白かったです。
いくつかの話から構成されているのですが、もう少し膨らませてほしい気がしました。子供のころ育った施設での話や勤めることになった介護施設での知的障害があり前科があるという青年の扱いのことなどです。それらが上手くつながってスムーズな流れになったら良かったのにと思いました。
それからタイトルの「すばらしき世界」ですが、世界が世間を指すのなら、決して「すばらしくはない」現実として表現されていたのではないでしょうか。
最後にまた刑務所に戻るというストーリーもありえないことはないと思いました。
役所広司は素直に上手いと思います。
以上です。

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ハルヒマン

5.0「ヤクザと家族」もあわせて観るとよりいいかも!

2021年2月11日
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鑑賞方法:映画館

殺人の刑期を終えて一般社会に戻ってきた元ヤクザの三上と、三上をテレビのドキュメンタリーで取材しようとする津乃田。2人の交流を中心に元受刑者の社会復帰の難しさを描く。
最近観た「ヤクザと家族」でもそうだったが、暴対法によってヤクザがいかに生き残りづらくなったのかがわかる内容だった。三上にしたら別世界に連れてこられた気分だろう。
罪を犯してもその罪を反省することがない人間なんていくらでもいる。三上も罪を反省しているわけではなく、刑務所に戻りたくないからカタギになるという意識だった。だからこそキレやすく、暴力で解決しようとしていた。でも、それらとは関係のないところでその人の人間性というものがあるのだとも感じた(全くの無関係とは言わないが)。応援する人が増えていくのも納得。
本作はさらにヤクザになったり、犯罪を犯したり、キレやすい人間の根底には親からの愛情不足があったんじゃないかというところまで踏み込んでいるところが興味深い。
それにしても西川監督はさりげないシーンの演出がうまい。夜景の東京タワーが映るシーンとか、子どもがお母さんを探して泣いてるシーンとか、最後の洗濯物取り込むシーンとか。細かい説明がなくても伝わるものがある。今年はヤクザ絡みの名作が続くな。

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kenshuchu

5.0圧巻。

2021年2月11日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

悲しい

「ヤクザと家族」も切なかったけど、この作品は更に輪をかけて切ない…
実話ベースだけに正しく「事実は小説よりなんとか…」を地でいく作品。
ストーリーもだけど、始まり方から終わり方まで隙のない作り。
確実に自分の好きな作品の中で5本指に入る。
エンディングで涙が止まらなかった…
思わず映画終わりに本屋で原作小説を購入した。
そして役所広司の演技が圧巻だった。

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キチ

3.5わざとらしいのが味がある

2021年2月11日
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鑑賞方法:映画館

分福が好きなので、楽しみにしていた作品。

目についたのは、三上と津之田の成長物語。
役所広司は、わざとらしいけれど、本当に役になりきって、見ていて惹き込まれる。
仲野太賀もオーバーだけど、純粋さが滲み出ていてこれもいい。

さらに、演出も多くを語らず、音、カメラワークなど、全てで伝えるのも、これぞ映画である。

退屈な展開がありつつ、最後にはそれを一気に昇華してくれる。
この感じがたまらない。

やはり家ではなく、映画館で向き合うのがいい。

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ひでぼー

2.5ラストがなぁ……

2021年2月11日
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刑務所から出てきた男が社会に馴染もうと努力する物語。
うーむ、ただ何か事あるたびにキレることの繰り返しか。
もう少しいろんな意味で社会貢献しているのに‥というように空回りしていく展開を見せてもらいたかったような。
「ヤクザと家族」はそれもあったし動の物語だったがこちらはどちらかというと静の物語。
そしていただけないラスト。
なぜそうなるのか?
希望を持たせるラストにして欲しかったわ。

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ケビタン

3.5まっすぐすぎる男

2021年2月11日
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正義とか悪とか何も考えずに体がすぐに動いてしまうまっすぐすぎる男の話。
短気で虫の居所悪いとすぐ人に当たってしまうわがままなところもあるが良いことあるとすーぐ調子に乗るお調子者の面も。
社会に溶け込むことの難しさ、普通であることの難しさを教えてくれる映画。
世界自体はなにひとつ変わらず今も回ってるのでタイトルは素晴らしき"クソな"世界がしっくりくる。

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kd.m

4.0忍耐

2021年2月11日
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tochhh

3.0結局

2021年2月11日
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マモ

0.5構造の中の悲劇とスクリーン

2021年2月11日
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藤井道人監督の『ヤクザと家族』といい、淘汰されてゆくものの中に例外的な善性をロマンティックに見出し現代の「生きづらさ」を表象する、というのは賞レース的にも扱いやすい題材だし、それ抜きにしても素晴らしい作品であればいいけどなんで揃いも揃ってそこに「破滅の美学」的な「死」の終わり方しか発想が無いんだろうか。「感動」や「納得」、から誘導させる「考えさせられた」的なラストは刹那的な快感を得られる一方で、社会問題を大義名分化させた賞レース目当ての大喜利を見させられている気分になる。

もっと、「唖然」とさせられるような評価が真っ二つに割れ、批評が批評を呼び込み生み出すような作品以外は全部社会問題を大義名分とした感動ポルノにしか見えません。そんな作品だけが世界に溢れすぎてる。

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むす子

5.0タイトルなし(ネタバレ)

2021年2月11日
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笑える

悲しい

難しい

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パナソニック

3.5渋い

Nさん
2021年2月11日
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ヤクザと家族を見たばっかりだったからか、比べると少し地味かな。少しまったりした印象。

ただとにかく役所広司がいいですね。人間味があって、ところどころなんかかわいい。さすがですね。まっすぐで、だからこそ社会でうまく生きられない。自分を殺して生きるくらいならいっそ死んでしまいたい。人をバカにして差別して弱いものいじめして、でも社会的には真っ当に生きてる人間との対比が考えさせられる。

周りも素敵な俳優さんばかりだったから安心してみてられた。出演シーン短かったけど、長澤まさみキレイ、そして久しぶりに見た安田成美もキレイ。。54歳だと!素晴らしい👏

にしても祝日にあわせて、今週の映画始めてくれるのはありがたいー週末が早めに来た気分♫

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N

4.0どんなに償ってもあがいても・・・

2021年2月11日
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笑える

悲しい

これはコメディー映画だと思って楽しく見ていましたが、その勘違いがよけい反動を招いたのかもしれませんが、最後、いやーな思いになってしまいました。
質の悪い映像でしたが、出演者のパフォーマンスはいずれも素晴らしかったです。役所さんは当然誰よりも凄かったんですが、六角さんはじめ全脇の面々も大変面白かったです。ケーキを囲んだささやかなパーティーなんて、最高に面白かったです。
大いに笑いナチュラルに泣けたのに、わざわざ泣かそうとしなくても・・・と思ったんですが、泣かそうとしたのではなく結局現実世界はこうなんだと示したかっただけなのかなーと邪推するところなんですけれど、作り話くらい大きな希望を持たせてもねーなんて思ってしまいました。

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SH

4.0還る場所と皮肉

2021年2月11日
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個人評価:3.9
それぞれの還る場所を描いていると感じた。
裏社会にいた人間は社会から徐々に弾き出される。それでも温かく受け入れてくれるのは、仁義を固く守る事を教えられる反社会のはずの世界。そして無条件で迎えてくれるのは母であるはずだった。母を知らない三上にとって、母を感じる他者の温かさに触れるシーンは涙を誘う。
本作のタイトルは社会に対して皮肉たっぷりの意味が込められていると感じ、見上げる空にしか救いはない。
シャバには我慢しかない。キムラ緑子さんが放った言葉が脳裏にいつまでも残る。
三上は広い空を見上げ何を想ったのだろう。

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カメ

4.0満足感は高い。が、少し物足りなさもある。

2021年2月11日
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東鳩

4.0エンドロールですぐに立ち上がれない

2021年2月11日
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泣ける

笑える

幸せ

綾野剛の「ヤクザと家族」と一緒で、現状の反社(元反社)にとって住みにくい世の中になった事がテーマである。一生懸命カタギの生活に奮闘する直向きな主人公に微笑む場面がちらほら!終盤にやってきた幸せ、その後。。。エンドロールですぐに立ち上がる事が出来ず、一番最後にスクリーンを後にした。それぐらいに、久々に余韻に浸るほどグッときた映画である。

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ノリ059