劇場公開日 2021年2月11日

  • 予告編を見る

すばらしき世界のレビュー・感想・評価

全610件中、561~580件目を表示

3.5服役したヤクザの苦悩が秀悦

2021年2月11日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

ヤクザをテーマとした最近の映画では「ヤクザと家族」があるが、
今回の映画は出所後の主人公がいかに社会に適応していくか?の苦悩を描いている。
社会生活が嫌になり、いったん戻ろうとするが、兄と慕うヤクザがやはり生きづらい
生活を送っていることを目の当たりにし、改めて社会に適応していこうと覚悟する。
その葛藤がとてもよく描かれていて、ここはさすがだなと思いました。
また九州の言葉は私も出身であるので心地いいというところと、九州の男のまっすぐな生活、
妥協したくない悩みなども、共感しながら観ることが出来ました。
原作は読んでいませんが、とても興味深く観れますので、ぜひご覧になってください。

コメントする (0件)
共感した! 62件)
ごぶさん

3.5よかったと思います。が・・・

2021年2月11日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

私自身、映画の見方がまだ確立していないので、断片的な感想になります。
いい作品だと思いましたが、正直「ディア・ドクター」や「永い言い訳」の方が面白かったです。
いくつかの話から構成されているのですが、もう少し膨らませてほしい気がしました。子供のころ育った施設での話や勤めることになった介護施設での知的障害があり前科があるという青年の扱いのことなどです。それらが上手くつながってスムーズな流れになったら良かったのにと思いました。
それからタイトルの「すばらしき世界」ですが、世界が世間を指すのなら、決して「すばらしくはない」現実として表現されていたのではないでしょうか。
最後にまた刑務所に戻るというストーリーもありえないことはないと思いました。
役所広司は素直に上手いと思います。
以上です。

コメントする (0件)
共感した! 62件)
ハルヒマン

5.0「ヤクザと家族」もあわせて観るとよりいいかも!

2021年2月11日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

殺人の刑期を終えて一般社会に戻ってきた元ヤクザの三上と、三上をテレビのドキュメンタリーで取材しようとする津乃田。2人の交流を中心に元受刑者の社会復帰の難しさを描く。
最近観た「ヤクザと家族」でもそうだったが、暴対法によってヤクザがいかに生き残りづらくなったのかがわかる内容だった。三上にしたら別世界に連れてこられた気分だろう。
罪を犯してもその罪を反省することがない人間なんていくらでもいる。三上も罪を反省しているわけではなく、刑務所に戻りたくないからカタギになるという意識だった。だからこそキレやすく、暴力で解決しようとしていた。でも、それらとは関係のないところでその人の人間性というものがあるのだとも感じた(全くの無関係とは言わないが)。応援する人が増えていくのも納得。
本作はさらにヤクザになったり、犯罪を犯したり、キレやすい人間の根底には親からの愛情不足があったんじゃないかというところまで踏み込んでいるところが興味深い。
それにしても西川監督はさりげないシーンの演出がうまい。夜景の東京タワーが映るシーンとか、子どもがお母さんを探して泣いてるシーンとか、最後の洗濯物取り込むシーンとか。細かい説明がなくても伝わるものがある。今年はヤクザ絡みの名作が続くな。

コメントする (0件)
共感した! 64件)
kenshuchu

5.0圧巻。

2021年2月11日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

泣ける

悲しい

「ヤクザと家族」も切なかったけど、この作品は更に輪をかけて切ない…
実話ベースだけに正しく「事実は小説よりなんとか…」を地でいく作品。
ストーリーもだけど、始まり方から終わり方まで隙のない作り。
確実に自分の好きな作品の中で5本指に入る。
エンディングで涙が止まらなかった…
思わず映画終わりに本屋で原作小説を購入した。
そして役所広司の演技が圧巻だった。

コメントする (0件)
共感した! 58件)
キチ

3.5わざとらしいのが味がある

2021年2月11日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

分福が好きなので、楽しみにしていた作品。

目についたのは、三上と津之田の成長物語。
役所広司は、わざとらしいけれど、本当に役になりきって、見ていて惹き込まれる。
仲野太賀もオーバーだけど、純粋さが滲み出ていてこれもいい。

さらに、演出も多くを語らず、音、カメラワークなど、全てで伝えるのも、これぞ映画である。

退屈な展開がありつつ、最後にはそれを一気に昇華してくれる。
この感じがたまらない。

やはり家ではなく、映画館で向き合うのがいい。

コメントする (0件)
共感した! 62件)
ひでぼー

2.5ラストがなぁ……

2021年2月11日
iPhoneアプリから投稿

刑務所から出てきた男が社会に馴染もうと努力する物語。
うーむ、ただ何か事あるたびにキレることの繰り返しか。
もう少しいろんな意味で社会貢献しているのに‥というように空回りしていく展開を見せてもらいたかったような。
「ヤクザと家族」はそれもあったし動の物語だったがこちらはどちらかというと静の物語。
そしていただけないラスト。
なぜそうなるのか?
希望を持たせるラストにして欲しかったわ。

コメントする (0件)
共感した! 75件)
ケビタン

3.5まっすぐすぎる男

2021年2月11日
iPhoneアプリから投稿

正義とか悪とか何も考えずに体がすぐに動いてしまうまっすぐすぎる男の話。
短気で虫の居所悪いとすぐ人に当たってしまうわがままなところもあるが良いことあるとすーぐ調子に乗るお調子者の面も。
社会に溶け込むことの難しさ、普通であることの難しさを教えてくれる映画。
世界自体はなにひとつ変わらず今も回ってるのでタイトルは素晴らしき"クソな"世界がしっくりくる。

コメントする (0件)
共感した! 60件)
kd.m

4.0忍耐

2021年2月11日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館
ネタバレ! クリックして本文を読む
コメントする (0件)
共感した! 49件)
tochhh

3.0結局

2021年2月11日
iPhoneアプリから投稿
ネタバレ! クリックして本文を読む
コメントする (0件)
共感した! 53件)
マモ

0.5構造の中の悲劇とスクリーン

2021年2月11日
スマートフォンから投稿

藤井道人監督の『ヤクザと家族』といい、淘汰されてゆくものの中に例外的な善性をロマンティックに見出し現代の「生きづらさ」を表象する、というのは賞レース的にも扱いやすい題材だし、それ抜きにしても素晴らしい作品であればいいけどなんで揃いも揃ってそこに「破滅の美学」的な「死」の終わり方しか発想が無いんだろうか。「感動」や「納得」、から誘導させる「考えさせられた」的なラストは刹那的な快感を得られる一方で、社会問題を大義名分化させた賞レース目当ての大喜利を見させられている気分になる。

もっと、「唖然」とさせられるような評価が真っ二つに割れ、批評が批評を呼び込み生み出すような作品以外は全部社会問題を大義名分とした感動ポルノにしか見えません。そんな作品だけが世界に溢れすぎてる。

コメントする (0件)
共感した! 65件)
むす子

5.0タイトルなし(ネタバレ)

2021年2月11日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:映画館

笑える

悲しい

難しい

ネタバレ! クリックして本文を読む
コメントする (0件)
共感した! 55件)
パナソニック

3.5渋い

Nさん
2021年2月11日
iPhoneアプリから投稿

ヤクザと家族を見たばっかりだったからか、比べると少し地味かな。少しまったりした印象。

ただとにかく役所広司がいいですね。人間味があって、ところどころなんかかわいい。さすがですね。まっすぐで、だからこそ社会でうまく生きられない。自分を殺して生きるくらいならいっそ死んでしまいたい。人をバカにして差別して弱いものいじめして、でも社会的には真っ当に生きてる人間との対比が考えさせられる。

周りも素敵な俳優さんばかりだったから安心してみてられた。出演シーン短かったけど、長澤まさみキレイ、そして久しぶりに見た安田成美もキレイ。。54歳だと!素晴らしい👏

にしても祝日にあわせて、今週の映画始めてくれるのはありがたいー週末が早めに来た気分♫

コメントする (0件)
共感した! 67件)
N

4.0どんなに償ってもあがいても・・・

2021年2月11日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

笑える

悲しい

これはコメディー映画だと思って楽しく見ていましたが、その勘違いがよけい反動を招いたのかもしれませんが、最後、いやーな思いになってしまいました。
質の悪い映像でしたが、出演者のパフォーマンスはいずれも素晴らしかったです。役所さんは当然誰よりも凄かったんですが、六角さんはじめ全脇の面々も大変面白かったです。ケーキを囲んだささやかなパーティーなんて、最高に面白かったです。
大いに笑いナチュラルに泣けたのに、わざわざ泣かそうとしなくても・・・と思ったんですが、泣かそうとしたのではなく結局現実世界はこうなんだと示したかっただけなのかなーと邪推するところなんですけれど、作り話くらい大きな希望を持たせてもねーなんて思ってしまいました。

コメントする (0件)
共感した! 49件)
SH

4.0還る場所と皮肉

2021年2月11日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

個人評価:3.9
それぞれの還る場所を描いていると感じた。
裏社会にいた人間は社会から徐々に弾き出される。それでも温かく受け入れてくれるのは、仁義を固く守る事を教えられる反社会のはずの世界。そして無条件で迎えてくれるのは母であるはずだった。母を知らない三上にとって、母を感じる他者の温かさに触れるシーンは涙を誘う。
本作のタイトルは社会に対して皮肉たっぷりの意味が込められていると感じ、見上げる空にしか救いはない。
シャバには我慢しかない。キムラ緑子さんが放った言葉が脳裏にいつまでも残る。
三上は広い空を見上げ何を想ったのだろう。

コメントする (0件)
共感した! 52件)
カメ

4.0満足感は高い。が、少し物足りなさもある。

2021年2月11日
PCから投稿
ネタバレ! クリックして本文を読む
コメントする 1件)
共感した! 56件)
東鳩

4.0エンドロールですぐに立ち上がれない

2021年2月11日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:映画館

泣ける

笑える

幸せ

綾野剛の「ヤクザと家族」と一緒で、現状の反社(元反社)にとって住みにくい世の中になった事がテーマである。一生懸命カタギの生活に奮闘する直向きな主人公に微笑む場面がちらほら!終盤にやってきた幸せ、その後。。。エンドロールですぐに立ち上がる事が出来ず、一番最後にスクリーンを後にした。それぐらいに、久々に余韻に浸るほどグッときた映画である。

コメントする (0件)
共感した! 50件)
ノリ059

5.0この薄汚れたすばらしき世界

2021年2月11日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

泣ける

悲しい

我々の住むこのすばらしき世界には、たくさんの鳥が居ますが、皆一様に灰色(グレー)である。
そこへ、三上と言う一羽の白い鳥が舞い込んでくる。この白い鳥は正しいと思ったことは主張してやまない正義の鳥でした。
しかしこのすばらしき世界は見て見ぬふりや不正義でも、のうのうとして生きていられる世界で、三上は何とか、耐えがたきを耐え、忍びがたきを忍び、このすばらしき世界で生きていこうと懸命に努力をするのですが・・・
ある日、我慢の無理が祟り、三上は天に召されてしまいます。
所詮、彼はこの薄汚れたすばらしき世界にはなじめなかったのでした。

今更ながら、このすばらしき世界で曲がりなりにも長年生きている自分に涙が出ました。

コメントする 1件)
共感した! 68件)
ちゆう

3.0【身分帳】を渡した三上の思いとは。

2021年2月11日
iPhoneアプリから投稿

西川監督作品で初出演となる役所広司さんの抜擢に期待をして、どんな作品なのだろうかと期待していたのもあるが、何かグッとくるシーンをもっと丁寧に描いて欲しかった、何よりそれぞれの登場人物に感情移入するような演出が足りない気がして不完全燃焼という印象です。
今までの西川監督作品はオリジナル脚本で、今回は原作【身分帳】を基に脚本化した作品とあるのか、監督自身もディテールをどこまで出していいのか悩まれたのでは。
以前、宮藤官九郎さんのラジオに監督が出演されていた時に、この『身分帳』という本来では世に出ないもの…という唯一無二のネタを、なんでこの三上が書き写したのか…という背景があれば、更生しようと奮闘する三上本人の生き様や、周りの優しさに共感できたのかもしれません。
…とは言っても、原作を崩さず脚本化するのは大変だし、映画を制作する努力は作った者しかわからないわけで、一視聴者が生意気に言うのは違うと思いますが。
また機会があれば2回目を観てみようと思います。

コメントする (0件)
共感した! 61件)
えぴ

4.0

2021年2月11日
PCから投稿

今、三上以上の男がどれだけいるだろう?三上にも欠陥はあるが、肝心な時には逃げない。そういう男に私はなりたい。私なら、あの時、警察を呼ぶ。強い人が弱い人に注意するのは、当たり前。偉いのは、弱い人が強い人に立ち向かう事。いつか後者になれるように頑張ります。

コメントする (0件)
共感した! 52件)
原健彦

4.5しあわせとは何か

2021年2月11日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:映画館

人生の大半を裏社会と刑務所で過ごした男の生きづらさを細かい所まで描いています。
真面目に働く意思があり、まっとうに暮らしたいと思う人にもっと寄り添える社会であってほしいし、自身への戒めにもなりました。
なぜなら生きづらさは誰もが多少なりとも抱えてるものだからです。
監督が細やかな方で、丁寧に撮ってるんだなぁと思いました。

観ているうちに、三上の親戚になった気分になり、ところどころハラハラさせられ、
最後まで彼の行く末を案じてしまうのは、
演じたのが役所広司さんだったからでしょうか。愛おしく思えました。
仲野太賀さんは自然に「普通の人」を演じられる稀少な役者さんだと思っているのですが、今後もますます楽しみです。

考えさせられるところもあり、
心がゆさぶられるところもあり、
総じてすばらしい映画だと思いました。

コメントする (0件)
共感した! 57件)
ぞの