劇場公開日 2021年2月11日

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すばらしき世界のレビュー・感想・評価

全610件中、381~400件目を表示

4.0牙を抜けきれない男との出逢い

2021年2月21日
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ムービー好き

3.5私たちの身近にも・・・

2021年2月21日
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YU

5.0すばらしき世界って本当は、、、

2021年2月20日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

知的

幸せ

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M hobby

4.0この世界はすばらしいのか

2021年2月20日
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泣ける

悲しい

ヤクザとして生き、長い年月を刑務所で過ごした男が、シャバでカタギをめざすも思うようにいかず、息苦しくもがく物語。主人公の三上正夫だけでなく、観ているこちらも最後まで息苦しかったです。

曲がったことは見過ごせず、カタギになろうと必死にもがく三上は、きっと正義感と一本気のある男なのだと思います。裏社会に関わらなければ、幸せな人生を歩めていたかもしれません。しかし、元ヤクザという肩書きは、生きる場所を限りなく狭めてしまいます。そんな中で感じる、悩み、苦しみ、怒り、悲しみ、といった負の感情。そして、それを振り払うための暴力。若い頃から裏社会に身を置いていた三上には、暴力以外の解決手段がなかったのでしょう。

そんな彼にも優しく接してくれる人たちがいました。元ヤクザという肩書きにとらわれず、三上正夫という男自身に触れ、彼の力になりたいと思ったのでしょう。ただ、就職祝いの席で三上のためを思って説く現代社会の処世術が、「見て見ぬふりをしろ」「耳をふさげ」「逃げろ」というのにはドキっとしました。確かにそうだし、自分も無自覚にそうしているのですが、改めて言葉にされるとぞっとします。

博多の姉御が「シャバは我慢の連続。でも、空は広い。」と言います。広い空を見るには、我慢を重ねるカタギになるしかないのでしょうか。では、カタギとは何でしょうか。我慢して真面目に生きている人のことでしょうか。いや、他人の痛み悲しみ苦しみに目を瞑り、自分を守る要領のいい人間なのでは…、そんなふうに思えてきました。タイトルの「すばらしき世界」は、現代社会を生きる私たちに突きつけられた、痛烈な皮肉なのかもしれません。

主演の役所広司さんは、文字どおり体を張って、三上正夫を熱演しています。興奮すると出る流暢な博多弁、頭に血が上っての恫喝、怒りに任せた暴力など、ムショ帰りのヤクザそのものといった感じでした。あまりにも自然すぎて、役所さんが演じているというより、役所さん自身を描いているのではないかと思うほどでした。脇を固めるのは、六角精児さん、橋爪功さん、梶芽衣子さん、キムラ緑子さんら安定の布陣。「ヤクザと家族」では兄貴だった北村有起哉さんが、市役所職員として親身になっていたのはちょっと笑えました。このベテラン陣を向こうにまわし、圧巻の演技を披露したのが仲野太賀さん。三上への関わり方の変化がすばらしく、風呂場で背中を流すシーンやラストのアパートのシーンは涙をこらえきれませんでした。

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おじゃる

3.5広い空が、見ている我慢

2021年2月20日
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 ラストシーンを見て、私も、すばらしき世界の住人に、なれるかしらと思ったのですが、おつとめ帰りの方とは、どう接したらいいやら。だって、怖いもん。

 先日、家族とプチ喧嘩。怒りたくなるわけですよ。ところが、翌日、家族は、けろっとしてる。私の怒りは、何だったのかしらと、思う一方、怒りに任せて、余計なこと言わなくて良かったようです。我慢することで、得たもの。そして、失うものも、あるようです。今日、どんな我慢しました?。広い空が見てますよ。

 仕事にせよ、家庭にせよ、ヒトは居場所を探すもの。自分を、認めてくれる、無条件で受け入れてくれる処を、渇望するわけです。ここで、初めにつまずくと、暴力的になる、歪んだ承認欲求を抱くようになる。学校は、学力より、そこを教えて欲しい。つまり、ヒトは生まれながらに、法的に平等でも、個性と育つ環境は、明らかに不平等と云う事実。それに立ち向かう、知恵と勇気。足し算や掛け算覚える前に、他者の気持ちに、共感する想像力。ムショは、罰を与えるだけでなく、何が罪なのか、何がヒトを苦しめるのか、つまずいたヒトに、改めて伝えて欲しいものです。
 本作ですが、「私はダニエル ブレイク」みたいな、いい話にも、できたはず。でも、まっすぐに生きると、他者を傷つける。我慢して生きると、他者を見棄てることになる。そんな裟婆の現実を描く、監督さんの心意気に、気持ちが、揺れる私です。

「時計じかけのオレンジ」
 罪と罰の在り方を、無理やり問い糺すお話。本作と併せ観るのは、ほぼ間違いですが、私のすばらしき世界は、あなたにとって生き地獄みたいな寓話を、ふと、思い出しました。

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機動戦士・チャングム

5.0流石西川作品

2021年2月20日
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三上の生き様がとても良く描かれていて。

大賀さんも普通でとても良かった☆彡

色んな人に助けてもらって、三上の人柄かな?

生まれ変わったら、違う人生歩んでてね。

と思いました。感動です。

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Billy

4.0作品名が、本当のラスト

2021年2月20日
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福岡出身の私にとっては、言葉の一つ一つが
胸に来る。

なんばしょっと?

これでよかとおもっとると??

はがいかあ。。

課題を突きつけられた。。

でも、これが今の世界なの。

どげんもできん。。

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ムーミン

5.0観てきました、素晴らしい映画でした。

2021年2月20日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

興奮

幸せ

深い方向を狙った邦画にありがちな、過激で残酷でムキダシ地獄みたいなものに安易にもっていかず、繊細でリアルな現実を美しい映像で丁寧に描いてありました。同じ手触りでも映画としての着地点がゴチャゴチャしちゃったポンジュノ監督の「パラサイト」よりさらに完成度が高い映画だったので、アカデミー作品賞に選ばれて下さい!って思いました。

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ブロディー署長

4.0短く評価/観て下さい

2021年2月20日
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裏社会の義理人情で生きて
表社会の義理人情を知って

観ていて
このまま
怒らないで
このまま 何も
起こらないで
このまま
ハッピーエンドで
終わって

この世はまだ









だから

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ハロン

4.0不器用で、真っ直ぐな前科者

2021年2月20日
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鑑賞方法:映画館

先日鑑賞した、『ヤクザと家族』もそうだが、こうした男の生き様を美化してはいけないとは思う。どちらも、刑務所から娑婆に出てからの社会の仕組みになかなか適応できない生き難さに、フォーカスしている。しかし、刑務所に入るまでは、人の道を外した生き方をしてきたのだから、そのハンディを負う中で生きなければならないのは、仕方ないことなのだろう。それは、ジェンダー問題とは別物だと思う。

とは言え、そうした男・三上を主人公に据えて、不器用で真っ直ぐな心意気の一人の男の生涯を通して、ヤクザあがりの人間にも、生きていくための受け皿と立ち直る権利が行使できる社会の必要性も、訴えかけてくる。また、三上がヤクザとなった根底には、幼い頃に置き去りにした母のトラウマによるものであるというのは、現代社会への警鐘とも言える。

また、娑婆では外れ者の三上だが、そんな彼に何とか手を差し伸べる人がいるのも事実。今度こそ、真っ当な道に導こうとする人々の優しさと思いやりを通して、観る人の心情に訴えかけてくる、ヒューマン・ドラマとしても、西川監督が仕上げている。何度か熱いモノが込み上げてきて、正にタイトル通りの『すばらしき世界』でエンドロールを迎えて欲しかったのだが…(涙)

そして、何んと言っても役所広司の演技は、やはり素晴らしい。瞬間湯沸かし器のような性格の三上の喜怒哀楽を見事に演じている。ヤクザあがりで現代社会には通用しない男のそこはかとない哀愁を、背中で演じることができる役者は、他にはいないだろう。コメディー、ミステリー、任侠…と、何を演じても一流だ。

もう一人、冴えないジャーナリスト役の中野太賀は、最近、あちこちの作品で重要な脇役として顔を見るようになり、父・中野英雄の血を引く演技で、これから楽しみな俳優だ。

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bunmei21

4.0現在日本最強監督の「長い」最新作

2021年2月20日
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いい映画でした。最後は久しぶりに映画館で涙がこぼれた。でも、じゃあ手放しで絶賛できる大傑作かというと、残念ながらそうは言えない。まず140分は長過ぎる。一つの効果をあげるために、わざわざ似たようなシチュエーションを繰り返したり、話や人物像に整合性をもたせるため説明過多になっているシーンが多い。これは彼女が「文学寄り」になっていることの弊害だと思う。同時に、ある意味もはや日本で最高  の監督になってしまった彼女に、誰もそのことを指摘できなくなっているからだろう。才能豊かなこの人を、まわりが裸の王様にしないことを願いたい。

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つくねと皮以外は塩

4.5役を生きる役所

2021年2月20日
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名優役所広司が三上という男をこの世に召喚してしまった映画。表情のひとつひとつ、仕草の隅々が三上に存在感を与える。『ヤクザと家族』のその後の「生き辛さ」の中で、普段の穏やかさとカッとしたときの獰猛さと暴力を振るったときの残忍さが混在するひとりの人間を地続きにしてみせるのは、やはり役所の役を生きるかのような精妙な芝居なのだ。
共演者も負けていない。特に六角精児と仲野太賀は良かった。
ただ、その分西川美和監督らしさ、というのはあまり感じなかったかも。

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ぱんちょ

4.5最後が1番

2021年2月20日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

こんなに涙無くして見ない映画は久しぶり。役所広司の演技もさることながら、脇役たちの演技も素晴らしかった。
最後のシーンは、もう涙止まらず、映画館出るまで涙の跡が乾かないのは初めてだ。

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morick

5.0「娑婆は我慢ばっかりで、我慢したって何もいいことない。けれど空が広...

2021年2月20日
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「娑婆は我慢ばっかりで、我慢したって何もいいことない。けれど空が広いって聞くよ」そう言って姐さんは三上を娑婆の世界に戻す。
娑婆での生き方に従い、介護施設で見て見ぬ振りをするという加担をした時には、それでも薬を飲んで「広い空」を探し続けようとした三上。その後、弱い者を笑い物にするという、三上にとって許すことの出来ない行為にも加わり、やり過ごしていくことが娑婆で生きることなのだということを悟った時、彼の目の前にあった鋏は自分に向かう。嵐に打たれた三上が、最後手にしたものは薬ではなくコスモスであった。「すばらしき世界」で生き続けることへの明確な拒絶である。

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朱映

4.0あっという間の2時間

2021年2月20日
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2時間、気がついたらずっと観入っていた。
いろいろよかった。
役所広司がメインだが、仲野太賀か良かったなぁ。サッカーのシーンとか。
ただ、ツノダ役の仲野、なぜあそこまで三上に固執?したのかわからなかったのが残念。三上にフォーカスするあまりなのか。周りのサポート役の人たちも、もう少し掘り下げて欲しかった。その辺は物足りなさを感じた。

チンピラ相手の殺人、当初は弾みとかなのかと思ったが、やはりそういうバックグラウンドがあったのだろうと思った。根は優しくて正義感の塊かもしれないけど、やはりやり過ぎた感は拭えない。

コロナと関係あるかわからないが、観に来ている人たちが少なくて残念であった。良い作品なのに。

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ジャーニー

4.5優しさ+残忍さ=我らが"すばらしき世界"

2021年2月19日
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やはり西川監督の作品は 生々しい

粗暴さから 社会に馴染めず弾かれ
しかし 人の優しさに救われ
自身の正義を曲げて 残忍な市民に同調することで
社会に馴染んで行く

なんと"すばらしき世界"
嗚呼 我らの"すばらしき世界"

劇中 悪意のある人物が 障害者のモノマネをして
周囲を笑わせるシーンがある
そのシーンの時 劇場内の観客の一部がクスクスと笑っていた
あの衝撃と絶望は 今後忘れられないだろう

嗚呼 この世はなんと"すばらしき世界"か

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はりねずみ。

4.0だけじゃない『すばらしき世界』

2021年2月19日
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役所広司はホント素晴らしい役者ですね。
お笑いもシリアスも完璧にこなす。
でも本作は周りも良すぎた。
仲野太賀 橋爪功 北村有起哉 六角精児らの脇が凄い。
誰一人欠けてもこの作品はあり得なかたと思う。

ラス前のアパートの前で佇む4人(プラス1人)は刑事ドラマのEDかと思ったw

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REGZA521

5.0すばらしき。。。

2021年2月19日
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福岡住みで、年齢もそこそこな私。
こんな感じの知人も盛り沢山。(;´д`)
優しい人が増えるといいですね。。。
っと、考える映画でした。

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アキラ

4.0『ヤクザと家族』にない"社会側への問い"を我々に突き付ける、優しく鋭い傑作

2021年2月19日
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鑑賞方法:映画館

悲しい

知的

難しい

『ヤクザと家族』がハマらなかった私の理由を突く、"社会と犯罪者"を鋭く描いた作品。社会で生きることを望んでいても、レッテルが阻む。そんな中でもがく男の、優しい物語。

元殺人犯の三上は、昔から刑務所にお世話になってきた経歴を持つ。今度ばかりは堅気ぞと括り、社会へと踏み出そうとするが、前途多難。反社のレッテルが剥がれることはなく、世間の受け皿はないに等しい。そんな彼を追うことになったのが、津野田。退職し小説家を志すも、吉澤のパシリのように仕事を頼まれ密着する。序盤はドキュメンタリーのように、三上の人物像を浮かばせる。母を知らず、愛を知らず、仇を取ることでしか手段を知らず。そんな彼に、暖かな人々が手を伸ばす。向き合うべき事に向かわせることしかできないが、実際に主観的になったら、そうなるのだろう。じっくり時間をかけ、解いてゆくしかない。さて、前述した、「『ヤクザと家族』がハマらなかった私の理由を突く」理由はなんだったのかをここで記す。それは、社会が起こすべき態度を描くことで、我々が受け皿として機能することの必然と難しさを同時に描いているかの違いだ。彼らの生き方を抑圧したところで、一般社会がどうあるべきなのかは指南されない。よって、煙たがっては排除する。その葛藤と変化を綴っていたことが、何より作品の暖かみを作っている。そして、我々以上に社会復帰が難しいという現実を突き付けている。

彼にとって、すばらしき世界だったのか。それを問われるのは、我々。生きやすい社会など、端からあるのか。差別や分断は個々人のレベルですら起こるのだから、ますます難しい。何年かけても解けにくい課題を社会に問う、優しく鋭いタッチの傑作だった。

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たいよーさん。

4.5どれだけ世界とつながっていられるか

2021年2月19日
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のむさん