「すばらしき世界」すばらしき世界 りかさんの映画レビュー(感想・評価)
すばらしき世界
最後になった出所は、人に恵まれたのかな。
身元引受け人の弁護士夫婦、ケースワーカー、
TVディレクター、スーパーの店長、九州の親分
夫婦。
この人達の対応が要所要所で違っていたら、また刑務所に逆戻りになっていたかもしれない。
だから、人生街道から逸れやすい、いや、そうならざるを得なかった人にとっては、周りの人を含む環境が大事なのだと思う。
生き別れた母への憧憬をずっと持ち続ける心優しい人が、そのままで成長できないこの厳しい世界。これがすばらしき世界なのだろうか。
施設で義憤にかられて手を出すのをグッと我慢して帰る際、当の阿部君からコスモスを持って帰らないか?と聞かれた時の三上の表情、
助けなかったのにコスモスをくれる、阿部君の無心な心にまいったようで。そんな幸せ気分で家に帰ったのに。これがすばらしき世界?
親身になっていた人々もガックリした様子がラストで、どこがすばらしき世界?とずっと思って観ていた。
(余談)
冒頭、始まりが奈良の少年院、とありましたが、少年刑務所らしく数年前に移転したものの明治からの重厚な建物なので見学する人もあるらしく、また、杉良太郎さんも、慰問に来られたらしいです。
共感とコメントありがとうございます。
「すばらしき世界」の意味、解釈については、結構意見が分かれると思います。でも、それでいいと思いますよ。
役所広司、出ると聞くと、その映画観たくなっちゃいます。
りかさん、コメント共感ありがとうございました。
銀河鉄道の父、未視聴なので観てみたいと思います。「すばらしき世界」について、考えさせられる映画でしたね。西川監督も、色々な方から手紙をもらい、改めて自作について考えた様子が、文庫のあとがきに書かれていました。
でも、みんなが語りたくなる映画は、やはり名作ですよね。いい映画でした。
コメントいいねありがとう😭ございます♪。本作 役所さん最高 親の愛情大事❤️🩹でも何気ない周囲の優しさも同じく大事ですね。こちらこそよろしくお願いいたします🙇。
りかさんへ
共感とコメントをありがとうございました。
そうですね、優しい人々の揃いすぎの印象でした。レビューで主人公の元妻の記載を忘れる位に😊