「三上にとって素晴らしき世界とは…。」すばらしき世界 yukaさんの映画レビュー(感想・評価)
三上にとって素晴らしき世界とは…。
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今度こそカタギになるとゆう強い信念の元、不器用だけど真っ直ぐな心が回りを動かしていく。
真っ直ぐすぎるから生きづらいみたいな話があった。ずっと普通に生きている私でも生きづらさを感じるのに、三上はどれだけ窮屈か想像もできない。
梶芽衣子演じる保護観察員の奥さんが歌う《見上げてごらん夜の星を》は涙が止まらなかった。あの歌で少し救われた気がする。
カメラアングルがとても良く、特に大雨の中になびく三上のランニング(?)。あの真っ白なランニングが、暗く冷たい雨の中になびいている様は三上の人生を象徴しているかのように感じた。
最期三上は、どんな気持ちでコスモスをにぎりしめていたんだろう。三上にとって素晴らしき世界は《普通に生きれる世界》だったのかな、と。ビジュアルのコスモスは、観る前後では全く違く見えた。
役所広司は凄みとコミカルを兼ね備えている数少ない存在で、《渇き》や《弧狼の血》でのヤバい存在感を演じたら右に出る者はいないんじゃないかな。日本を代表する映画俳優に違いない。
仲野太賀には面食らった、ますます目が離せない。
しばらく
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