劇場公開日 2021年2月11日

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「タイトルの意味」すばらしき世界 mzさんの映画レビュー(感想・評価)

3.5タイトルの意味

2021年2月11日
iPhoneアプリから投稿

「出所後のヤクザ」といシュチュエーションは最近観た「ヤクザと家族」と似ているが、どちらかというと、今作はヤクザというより、前科者の更生を中心に社会の不寛容さを、一方で心ある人間の善意を描いていると思う。
強がってるけど、脆さを内包した繊細な三上役を役所さんが演じると妙に説得力がありますね。脇を固める俳優陣も渋くて、確かな仕事っぷり。嫌なやつ代表のような長澤まさみが最高にいいスパイス(笑)
とにかく、みんながいい人過ぎて上手くいってるのに、観ていて破滅の予感しかしない不穏さ。そしてこんな世の中なのに「すばらしき世界」というタイトルにする西川監督はすごいと思った。タイトルバックの出し方も妙に納得してしまった。

mz
mzさんのコメント
2021年2月12日

原作小説の三上氏は暴対法や暴排条例がない時代の人。映画は現代を反映させていると思いますが、世間のヤクザへの排除感情や法律など「ヤクザと家族」の方が厳しいので、比べると今作に違和感を感じました。

mz
rmさんのコメント
2021年2月12日

同日に両作品を観ました。
ヤクザと家族が圧倒的過ぎて。
なんかこの作品との距離感ぎ分からなくなりました。
コメントより評価を見て納得です

rm