「スキャットでスカッと」奥様は、取り扱い注意 aMacleanさんの映画レビュー(感想・評価)
スキャットでスカッと
テレビドラマはあまり真剣に観てたわけでもなかったので、うろ覚え。復習も無しで鑑賞です。ドラマのラストシーンからの始まりのようでしたが、その辺の繋がりはあやふやでも楽しめました。
ストーリーは、事故で凄腕スパイであった記憶を失った菜美(綾瀬はるか)。その夫である勇輝(西島秀俊)は、夫婦として菜美を見張りながら潜入捜査をする公安エージェント。とある田舎の港町で、表向きは高校教師として、ある開発計画について捜査を進める。前半は、夫の裏の姿も知らず、のんびりとした二人の生活が描かれ、綾瀬はるかもかわいい奥さんの役回り。
やがて、開発にまつわる陰謀が明らかになるにつれ、菜美も記憶が少しづつ戻り…。
まあストーリーはありがちで、伏線もいくつかあるのですが、まあバレバレなのでサプライズはあまり無いです。そんなことはさておき、終盤は綾瀬はるかが、かわいい奥さんから凄腕スパイに豹変した、圧倒的なアクションシーンへなだれ込むので、バタバタ相手を薙ぎ倒す姿を楽しめば良いのです。
先週「太陽は動かない」を観て、2週連続で大好物のスピード感ある格闘アクション。中でも綾瀬はるかがすごい。西島秀俊もたしかに迫力あるのだけど、それを差し置いて激しい格闘アクション。華奢な体を感じさせない力強さで、長さが際立つ手足が自在に動いて、まさに華麗な殺陣でした。最近だと清野菜名がアクション女優で目立った感じですが、身長差もあり、彼女とは種類が違った動きに見えます。
非常事態宣言下、家に閉じこもりがちで、少しどんよりしてましたが、おかげで元気出ました。コロナ前は平均月10本は映画館で観ていたのに、最近は月数本。それはストレス溜まりますよね。
でも、本作のおかげでなんかスカッと出来た気がします。メインテーマのスキャット(♪シャバダバ〜ってやつ)もテンポも良く、イメージにピッタリで、観終わった後はなんかテンション上がりました。
やっぱり映画は良いですね。