「杭州まで30分で行けること、店内を明るく照らし続けられること、また...」春江水暖 しゅんこうすいだん 朱映さんの映画レビュー(感想・評価)
杭州まで30分で行けること、店内を明るく照らし続けられること、また...
杭州まで30分で行けること、店内を明るく照らし続けられること、また古い家族観から抜け出し自由恋愛で結婚することなど、全て「発展」の一面であり、人々が望んでいる方向である。でも、その場面ではいつもお金の話が展開され、人の表情に柔らかさはない。
「家族からは解放されたけど、今度は会社に縛られている」という言葉は彼らだけではなく、いま世界中の多くの人の実感であろう。
富春河を泳ぐシーンが良かった。呼吸の音、水をかく音、泳ぐことのスピード。それらをカメラが丁寧に映していて、心地よかった。
「発展」することと人が心地よく生きること、単純化してどちらか一方のみを評価することはできないのだから、この泳ぐシーンと富陽の美しい景色を覚えておこうと思った。
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