「種羊とコンドーム」羊飼いと風船 bloodtrailさんの映画レビュー(感想・評価)
種羊とコンドーム
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「羊飼いと風船」、って牧歌的タイトルと見せかけてからの「一刺し」、な皮肉だったんですね。原題は「气球」。つまりはコンドム。やるじゃんw
産児制限政策への(割と緩い)批判。女性の不合理な立場。映画の軸になっているのは、後者です。
病院にダンナと長男が駆け込んできた時には、時すでに遅し。いや、妻からすれば間に合ったと言うべきか。「尼にならないでよ」と心配する長男。「いやいや、ならねーよ。大丈夫だよ」。
妹とメガネ男の関係が判らなかったんですが、この場面で推理可能になりました。未婚の妊娠・中絶・仏門に入る、って言う流れだったんかねぇ。
文芸的かったるさはあるものの、ドキュメンタリーを思わせるリアルな「小汚さ」が結構好き。
良かった。
でも、万人受けはしそうにないので、お勧めはしません。
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