劇場版 おいしい給食 Final Battleのレビュー・感想・評価
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「世情」の流れにはなりません
1984年秋(10月)、埼玉県の常節中学校1年1組の担任である甘利田幸男と生徒の神野ゴウが、その日の給食を、如何に美味しく食べるかという個人的バトルをする話。
TV版は1984年夏(9月)だったからその2週間ぐらい後、中間試験が終わり教育実習生がやって来る中、おなじみの給食豆知識&おバカな食べ方バトルを繰り広げて行く流れ。
おっ!献立表が手書き印刷じゃなくなってる。
因みに、劇中の生徒達とほぼ同年代だけど、私の通っていた中学校は手弁当、小学校は学校内で調理された給食だったので、ソフト麺やミルメークのあるあるネタは経験なし。先割れスプーンも経験は御座いません。
しかしそんなことはお構いなしw
母親がまともな料理が出来なかったという給食命!な甘利田先生の、能書きタラタラながらド直球に給食と向き合う姿がうるさくて面白い。
更には、先生から一方的にライバル視されている神野君の美味しく楽しく食べる為の変化球や、それに対する先生の超絶リアクションと、フルスイングでブン回されて笑いどころたっぷり。
ただ、TV版の延長だな、なんて思っていたら、まさかの感動ストーリー!?
冷静に振り返ると結構やってることはふざけているんだけど、すっかり胸アツw
給食シーン以外にも笑いもあるしホッコリもあって、TV版を知らなくて充分楽しめるコメディだった。
【”食育健康”昭和の時代、給食で育った者には懐かしくも面白き給食問題の数々を大真面目にコミカルに描いた作品”その火を飛び越えて来い!By 三島由紀夫”】
<Caution!!内容に思いっきり触れています。>
ー 前半はコメディ色強く、物語は進む。ー
・鯨オーロラソース問題。
甘利田先生(市原隼人)の給食を眼前に据えた面白すぎる”脳内ナレーション”に笑いながら、鑑賞。
そして、彼の給食ライバル神野君の華麗なる給食の食べ方に感心しきり。(ソフト麺 ”正式名称 ソフトスパゲッティ式麺 ・・知らなかったよ”の画期的な使い方を披露した、”一人パーティ給食”。見事である。)
・牛乳の紙蓋に苦戦する甘利田先生の姿に又笑う。(給食”あるある”である。)
・すき焼き風給食の食べ方問題。
ここも、神野君の荒業が炸裂し、甘利田先生、机の上で”片足を上げた変なポーズ”で固まっている・・。かなり笑う。
・後半は、給食廃止問題をベースにして、甘利田先生の同僚女性(武田玲奈)との恋の装いも纏わせながら物語は続く。
・いとうまい子さんの給食のおばさんの姿に嬉しく驚きながら、神野君の校内放送での給食愛に溢れるスピーチが沁みる。
・いやいや、面白かったです。
これは矢張り、堅物真面目男、甘利田先生を演じた市原さんのお陰であろう。
<一切笑わない演技で、こちらを笑わせてくれる市原隼人さんの立ち居振る舞いがとても良かった作品。
皆で給食を食べた時の楽しさを久しぶりに思い出させてくれた作品でもある。>
給食は文化
校内放送での神野君の言葉が作品の価値を決めた感じ。小学生の頃を思い出して、ジーンと沁みた。
残念なのは骨子である給食バトルが少ない上に薄味だったこと。マーガリンと生卵では弱いわ。
思い出すなぁ、掃除の時間も五時限目も嫌いな献立消化できずにいたわ。
大作じゃないけど、ほっこりできます。
美味しい映画 市原隼人のコミカルで、振り切れた演技に笑わされました...
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