「地味ですが、良作だと思います。」ロンドン・バーニング よしさんの映画レビュー(感想・評価)
地味ですが、良作だと思います。
刑期を終えて出所した男性が、街の影の支配者であるギャングとのトラブルに巻き込まれてしまう物語。
地味ですが、しっかりとしたクライムサスペンスです。
街の顔役であるギャングと、腐敗した警察。その二つの巨大な犯罪組織の不気味さと恐怖が良く描かれていて、ラストの展開が期待されます。
アクションもリアルで痛さを感じられるシーンが多く、映画の緊迫感を盛り上げます。
あまりお金をかけていない為か派手さはまったくありませんし、手の込んだ仕掛け等もありません。それが逆にクライムサスペンスとしてのリアリティを高めているように感じます。
唯一マイナスなのは、ラストでしょうかね・・・どうしてもクライムサスペンスは暗い余韻を選択してしまうようですが、個人的にはカタルシスを求めたいと思います。
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