「『ぼくを探○に』」失くした体 マサシさんの映画レビュー(感想・評価)
『ぼくを探○に』
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アニメーションである理由が分からない。ストップモーションか、3Dアニメなら少しは評価出来たが。
フランスに限った事では無いが、西洋アニメ(アメリカンコミックとか)の人物描写がリアルなのは、アニメーションの意味にそぐわないと思う。その点、日本のアニメーションは人物をデフォルメしていて、アニメーションとしての芸術性は高いと思う。
脚本が地道で、少し前に流行った『ぼくを探○に』なのだが、主人公の人生と人生観が明確に表現されていないので、容易には全容を理解できない。
導入の設定がシュールで最後が尻切れトンボ。何に評価が集まったのか理解不能。まぁ『すずさんを見習え』だね。
兎に角、西洋の映画では『親がいない』と分かると、突然『それは悪かった』って直ぐに態度を変えて、相手を忖度するシーンがよくある。勿論、『孤児』は大変だと思うが、それが理由で、このアニメーションでは、ストーカーが肯定されている。また、手首を失くしたのがあまりに唐突で、しかも、事故の原因も容易に想像が出来てしまい、共感出来る内容になっていない。
アメリの原作者だと知り、少しショック。
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