水曜日が消えたのレビュー・感想・評価
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自分の意外な面を知るときってあるよね。
完成度が高い
火曜日目線の1人7役
映画や小説のテーマとしては多い多重人格のお話ですが、曜日ごとに入れ替わるという設定はあるようでなかったですね。他の曜日の自分とメモなどでコミュニケーションを取る生活は、「君の名は。」的ですが、何しろ6人相手にしているのでややこしそう! 曜日ごとに性格、服装、得意分野がまるで違っていて面白いですが、1人7役というよりもストーリーはあくまでも火曜日目線で進みます。漫画のようなありえない設定ですが、目線が火曜日に固定されていることでリアリティが出ているのかなとも思いました。ラストは1人に統合されるのかと思いきや、仲良く7つの人格になって生きていく。兄弟がいるみたいで、それも楽しそうでほっこりしました。中村倫也さんの役者としての力量が思う存分発揮された、とても良い作品だと思います!
難しいし考えさせられる
66点
中村倫也の演技が圧巻!
なんだろう、結構面白かったです!
タイトル通りの率直な感想ですが中村倫也さんの役者としてのいいところがいっぱい出ていた作品のような気がします。
・月曜日はハジコイ『初めて恋をした日に読む話』で不良あがりの教師としてユリユリ(横浜流星さん)と深キョンを争う高校時代の同級生。
・火曜日はダイワハウスのCMで上野樹里さんに頼りっぱなしの気の弱い好青年(夫)
・あとの曜日はほとんど最後にしか出てきませんが元カレでありながら公認心理士 北川景子さんとタッグを組んで謎を解く弁護士っぽい感じ。
・これは中村さんの無駄遣いって揶揄されましたが『屍人荘の殺人』でのコミカルな役どころ
・最近の『珈琲いかがでしょう』でも謎めいたバリスタ(半導体素子を過電圧から保護する電子部品ではありません、って誰もわかりませんよね?!←電子部品メーカー出身者のどうでもいい知識自慢!)をうまく演じていたのが記憶に新しいです。テレ東のドラマだったせいか(失礼?)視聴率がすこぶる悪かったみたいですが。
などなど多彩なキャラを持つ中村倫也さんを楽しむことができ、彼のファンにとってはたまらないでしょうね。
また脇役として欠かせないきたろうさんもよかったです!ロマンスドール作りの匠の時のようにいい役どころでした。個人的には10年くらい前の東京ガスのCM『お父さんのチャーハンが食べたい』以来お笑いではなく役者としてのきたろうさんには涙腺を刺激されっぱなしです。
よく多重人格物はどれかの人格が支配してあとの人格たちが死んでしまうパターンが普通ですが、なかなかいいエンディングじゃないでしょうか。
個人的には結構好きな作品です。大ヒットとは言えなかったのかもしれませんがなかなかいい映画でした。
ぜひエンドロールまで!
事件は起きない多重人格映画
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